ってどのくらいか!?
25mプールで換算すると約100杯分だそうです。調べました(*'ー'*)
このうち、家庭から出る廃油が20万㌧。プールにすると50杯分が川に流されたり、固めて捨てられたりしているわけですね。モッタイナイ!
さて今日は、先週末実施した
「シブヤ大学MOTTAINAI学科
天ぷらバスで行く!次世代エネルギー見学ツアー」
についてのつづき。
②天ぷら油のリサイクル工場見学

バスの横腹に書いてあるメッセージを見て道行く人が指を指すシーンもありつつ・・・

壱岐先生はリボーンというエコツーリズムの会社を経営されているほか、天ぷら油のリサイクルプロジェクト「東京油田開発」に携わり、また、NPO法人新宿環境活動ネットの副代表理事や、NPO法人TOKYOソーラーシティプロジェクトの理事などもされています。

そして、

ここでは染谷商店の松尾さんにお話を伺います。
染谷商店ではバイオ燃料が脚光を浴びるずっと以前、
15年も前から使用済み食用油をリサイクルするバイオディーゼル燃料(BDF)の事業を始めています。

(右上:家庭から集められた賞味期限切れの油)
(左下:工場の片隅でとった写真)
(右下:出来上がったBDF)
天ぷら油のバイオディーゼル燃料(BDF)のよいところは・・・
☆未来型リサイクル燃料
化石燃料と違って植物油が原料なので、植物がある限り持続可能
☆黒煙が3分の1以下
呼吸器障害の原因になる黒煙の排出量が軽油の3分の1以下
☆軽油と変わらない燃費と走行性
走行性、燃費、価格(←いまのところ)、どれをとっても軽油と遜色なし
燃費は平均8.4km/㍑ (軽油は平均8.3km/㍑)
☆車の改造一切不要
市販のすべてのディーゼルエンジン車に使用が可能
などなど、良いこと沢山!
ですが、「じゃあ、みんな天ぷら油にすればいいじゃん!」
というのもまたちょっと早合点なんだそうで、
★今のところキャンペーン的に軽油と変わらないお値段で提供しているけれども、実際にこの値段では商売にならない。
★全てのディーゼルエンジン車に使用が可能ですが、今のところ給油は染谷商店さんなど限られた場所でしかできない。(本当はガソリンスタンドで給油できるようになるといいですよね)
と、乗り越えなければならないハードルがまだあるんですね。
まだまだ発展途上のバイオ燃料。
ここ最近注目を集めていますが、これをブームで終わらせず、
早く 当たり前 になる日がくるといいなと本当に思います。

こちらが天ぷら油のバイオディーゼル燃料給油所。
さて、天ぷらバスで行く!次世代エネルギー見学ツアー。
つづいては、風力発電施設へ向かいます。
<つづく>