いま次の世代に貴重な資源を残していくためにも、省エネとともに、発電時に温室効果ガスであるCO2を排出せず、半永久的に利用できるような、いわゆる【次世代エネルギー】が注目されています。

5月19日
シブヤ大学MOTTAINAI学科
『天ぷらバスで行く!次世代エネルギー見学ツアー』
を実施してきました。
天ぷら油のリサイクル燃料で走るバスに乗って、
都内にある天ぷら油のリサイクル工場、風力発電施設、
そしてソーラー発電施設を巡ってくるというもの。
云ってみれば大人の社会科見学。
今日はそのご報告です。ただ、
どうにも話が長くなりそうなので数回に分けてお伝えしたいと思います。
①まずは天ぷら油の回収について
今回のMOTTAINAI学科の集合場所は、天ぷら油の回収ステーション。
表参道にある「地球環境パートナーシッププラザ」の中です。
ここは普段から家庭での廃油を回収しており、その回収方法などについて、地球環境パートナーシッププラザの須藤さんにお話を伺いました。

ここで問題。
天ぷらや炒め物、ドレッシングなどで消費されて廃油となる油の量は1年間でどのくらいでしょう?
【答え:40万トン(国内)】
40万トンってどのくらい!?プールにすると何杯分!?
・・・ちょっと分かりませんが各自イメージしてください。
とにかく多いですね。
40万トンのうち飲食店や食品関係企業から排出される廃油は20万トンで、それらはきちんと回収され、飼料、肥料、石鹸、塗料などに再生されているそうです。
では、家庭から出る廃油は?!
たいていは固めて捨てられるか、流されるかですよね。
ここでまた問題。
大さじ1杯の油を、魚が棲める水までに薄めるにはどのくらいの量の水が必要でしょう?
【答え:風呂桶10杯分】
これは由々しき問題!
川を汚すよりは、リサイクルしてバスを走らせる方が100倍いいです。
(因みに固めてポイする例のやり方も実は意外とやっかいなようですが・・・その話はまたいずれ)
そんなわけで
天ぷら油のリサイクル燃料で走る未来型バスがコチラ!

さっそくバスに乗りこんで、天ぷら油のリサイクル工場を目指します!
そしてそのお話はまた次回!
<おまけ>
天ぷらバスというからには排気ガスを嗅いでみないと!
というわけで・・・

運転手の柚木さん。
