
環境 3R + Respect = もったいない
Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)という環境活動の3Rをたった一言で表せるだけでなく、かけがえのない地球資源に対するRespect(尊敬の念)が込められている言葉、「もったいない」。
マータイさんはこの美しい日本語を環境を守る世界共通語「MOTTAINAI」として広めることを提唱しました。

日本から生まれた「もったいない」が今、世界をつなげるアイコトバ、「MOTTAINAI」へ。
<ワンガリ・マータイさんについて>

ワンガリ・マータイさん(1940-2011)
グリーンベルト運動創設者。ケニア共和国元環境・天然資源省副大臣。生物学博士。MOTTAINAIキャンペーン提唱者。国連平和大使。旭日大綬章受章者。
ワンガリ・マータイさんは1940年、ケニアの中部、ニエリの農家に生まれました。6人兄弟で家は決して裕福ではなく、 他の多くのアフリカ女性と同じように教育を受けられる環境にありませんでしたが、 兄が両親を説得して学校に通い、60年に政府留学生に選ばれました。その後、米ピッツバーグ大学で修士号を取得。ドイツ留学を経て、71年にナイロビ大学で生物分析学の博士号を取得。一方でマータイさんは、祖国の貧困や環境破壊に心を痛め、1977年貧しい女性たちと「グリーンベルト運動」という植林活動を開始。政府の弾圧を受けながらも、運動にはこれまでに延べ10万人が参加し、植えた苗木は4500万本に上ります。
マータイさんは、2002年に国会議員に初当選。03年には環境副大臣に任命されました。04年、環境や人権に対する長年の貢献が評価され、環境分野で初めて、アフリカの女性としても初めて、ノーベル平和賞を受賞しました。09年国連平和大使に任命され、「環境と平和」の使者として重責を果たされました。 2011年9月25日永眠。