JENの衛生教育活動~南部スーダン編~ステップ・ばい・ステップ

MOTTAINAIフリーマーケットの回収ステーションへ、古本やDVDを持ってきてくださったみなさま、いつもあたたかいご支援ありがとうございます。国際協力NGO、JEN東京本部でスーダンのプロジェクトを担当している若野綾子です。


JENでは、回収ステーションで集まった古本などの買い取り額をアフガニスタン、イラクそしてスーダンの子どもたちへの教育支援(スクールサポートプログラム)に役立てています。3月10日には、MOTTAINAI STATIONにて、活動報告会「眠っている本が学校に!MOTTAINAIからできる社会貢献」を開催させていただくことになりました。皆様にお会いできることが、今からとても楽しみです!(詳しくはこちらへ)


さて、活動報告会を前に、2回にわたってJENの南部スーダンでの活動を紹介させていただこうと思います。
1回目の今日は、スーダンという国について、より詳しくご説明したいと思います。


JENは2007年から南部スーダンで、これまでに4年間衛生教育をやってきました。
まず「南部スーダン」という場所ですが、どこに位置するか、ご存知ですか?

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(スーダンの地図)


スーダンは、エジプト、リビア、中央アフリカ、コンゴ共和国、ケニア、ウガンダと国境を接しています。アフリカの中でも最も広い面積をもち、南北にも長い国です。北側は乾燥した砂漠気候ですが、南側はウガンダやケニア同様に、肥沃な土地に恵まれ農業に適した土地も多いです。赤道が走るアフリカ大陸のど真ん中に位置していますが、JENが活動する中央エクアトリア州の“エクアトリア”とは、英語では “Equator=赤道”という意味です。言葉のとおり、中央エクトリア州は赤道の真上にあります。

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(中央エクアトリア州の地図)

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(南部スーダンの緑豊かな大地)

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(肥沃な大地に生えるタロイモの木)


このように、街の青空市場では、野菜や果物の耕作を通して収穫されたものを販売しています。

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(バナナは房売りで大人買いがスーダン流?)

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(マンゴやキャッサバが主食です)



JENが活動している地域は、中央エクアトリア州の中でも、ウガンダやコンゴ共和国の国境沿いにより近い地域です。内戦中、北側の政権が南部の州都ジュバを奪いました。南側の軍隊(SPLA)はジュバを更に南下してイエイというウガンダとの国境沿いの街で陣営を固めました。その結果、ジュバとイエイの間は、北部政府軍と南部SPLAの軍隊が戦闘を交える激戦地帯となっていました。激しく繰り広げられる戦闘を逃れるために、この地域に住んでいた多くの住民が、安全な場所である国外への避難を余儀なくされました。

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(南部スーダンの伝統的な家屋)

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(ジュバの街角にはこのようなゴミの山がいっぱい)



2005年1月に内戦が終わり、平和が戻った南部スーダンに人々が帰還しました。2006年までに96,508人の人々が帰還し、2007年には102,000人が帰還しました。やっとの思いで故郷に戻ったにもかかわらず、20年にわたる内戦で水、学校、保健施設などをはじめ、最低限の生活を営むための仕組みがぜい弱で、生活を再びスタートするための「きっかけ」がなかなかつかめませんでした。特に戦争が終わった2005年以降、帰還を果たした多くの人々が、コレラなど水による病気に感染してしまいました。


日本では、手を洗う、うがいをするなど、衛生面での基本的な知識を持って生活を営んでいます。なので、食あたりや下痢など、衛生状態がきっかけの病気とは日頃は無縁です。たとえ食中毒や下痢にかかっても病院に行き、内服薬を投与したり、安静に過ごすことで多くの場合は回復します。一方、南部スーダンは、下痢や脱水症状で子どもの多くが亡くなるケースが慢性的に続いています。人々が使っている水は、ナイル川の水であったり、水たまりであったりと、飲み水としては安全でない場合が多いです。

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(家の近くの水源は大きな水たまりでした)

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(ナイル川は人々のライフライン。この水が生活用水のすべてでした)



2008年以降も帰還する人の数は、増加の一途をたどりました。人々を受け入れる学校の数が足らない、飲み水を得るための井戸が足らないなど、ここでは足らないものだらけです。「足らないもの」のうちで、なにが最も足りなくて、緊急に必要だったのでしょうか。帰還した人々が安心して暮らすためのお手伝いというニーズを満たすためには、どんな支援が必要だったのでしょうか。


つづく


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JENの南部スーダンでの活動概要

スーダンからの支援速報



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3月10日は、「眠っている本が学校に!MOTTAINAIからできる社会貢献 活動報告会シリーズ第1回、スーダン編」を開催します。参加者大募集中! スピーカーは、私、若野綾子です。昨年までスーダンに駐在していました。

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(若野綾子<左端>)


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   by mottainai-team | 2011-03-02 13:56 | JENの現地レポート | Comments(0)
  
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