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安藤美冬のMOTTAINAIブログ vol.30

この写真は一体なんでしょう??
4月頭から1週間滞在したフィリピンのセブ島。滞在の目的は、英語学校「QQ ENGLISH」からいただいたお仕事。もっと女性に英語を学びに来て欲しいということで、ビーチ沿いにオープンした語学学校に付帯する企画を色々と考えています。平日朝9時~17時までみっちりマンツーマンレッスンを受けたあと、女性たちが喜んで出かけたいと思うようなショップやレストランを開拓したり、土日で遊べるアクティビティなどを企画するべく、毎日早朝から夜遅くまで、女性スタッフと一緒に足が棒になるまで歩き回ってセブを開拓してきました。
そうしているうちに、面白い場所を見つけました。それが、写真の場所です。実はこれ、洋服をオーダーメイドでつくってくれる工房。住宅街の真ん中にあり、街の中心部から離れていることもあって、普通の観光客では滅多に見つけられない穴場中の穴場です。偶然、語学学校のスーパーバイザーの女性(フィリピン人)と会話している中で得た情報からここを見つけるにいたりました。
この工房では、工房にところ狭しと積まれた大量の布の中からお気に入りを見つけて、好きなデザインを選択(雑誌など切り抜き、あるいはサンプルから選ぶ)、サイズなどをはかった上でどんな洋服でもつくってくれます。シャツ、ブラウス、ワンピースなどはもちろん、水着まで! なんと100ペソ(280円)程度からオーダーできるので、超ローカル価格。日本人にとっては驚きの安さです。そして、新規で制作するのはもちろんのこと、サイズが変われば手直しができ、交渉によっては着られなくなった洋服の布をバラして、別の洋服に作り変えることも可能です。
工房には、40代~60代くらいのベテランの女性たちが、ひっきりなしにやってくる女性たちのサイズを手際よくはかり、ちゃっちゃとミシンをかけて洋服を仕上げる様子を見学できました。思えば、かつての日本もこうした町のアトリエのような小さな洋品店が軒を連ね、まるで町医者のように、自分にとってぴったりの洋服や、気に入った洋服のメンテナンスを請け負ってくれていたのですよね。
既製品の洋服にあふれる現代。めまぐるしく変わっていく「トレンド」の波の中で、一体どれだけの服が一度も袖に通されないまま破棄されているのか。そんなことを考えると、あまりにもったいないと、めまいを覚えずにはいられません。私自身は、年間30着と所有する洋服を最小限まで絞りこんで、何度もクリーニングや修繕に出しながら大切に着るようにすることで、この疑問への答えにしたいと思っていますし、最近では洋服をレンタルできるサービスも出始めています。月額1万円以内で、毎月何点でも洋服を選べるとあって、人気のサービスはなんと数ヶ月待ちだそうですが、「所有」から「共有、シェア」へとシフトしていくうえでの、現代的でとても使い勝手のいいサービスだと思います。
古き良き生活が色濃く残るフィリピンはセブ島から考えた、「もったいない」のお話でした。
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| 2015-05-25 11:00
| 安藤美冬
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「ITと里山」/文:ルー大柴
先日、連載している「月刊アクアライフ」の取材で、神奈川県秦野市にある「ITエコ実験村」を東海大学北野研究室のステューデントとトゥギャザーでビジットしました。

眼下には「ディス・イズ・里山」といった感じの、ワンダフルな景色が広がり、ハートがウォッシュされました。
アンテナが立っていたり、定点カメラやリバーで計測するセンサーが設置されていて、気温、水温、湿度などのデーターは実験棟にあるサーバーに蓄積、里山の状態を把握するための環境が整っていました。

リバーにネット(網)をインしてみると、ホトケドジョー、タイコウチ、サワガニ、ツチガエルなどが、ウエルカム。
ITとトゥギャザーしながら進化を続ける、現代の里山、自然や生き物にプラスとなるテクノロジーは、どんどんユース(使用)してほしいと思いました。

眼下には「ディス・イズ・里山」といった感じの、ワンダフルな景色が広がり、ハートがウォッシュされました。
アンテナが立っていたり、定点カメラやリバーで計測するセンサーが設置されていて、気温、水温、湿度などのデーターは実験棟にあるサーバーに蓄積、里山の状態を把握するための環境が整っていました。

リバーにネット(網)をインしてみると、ホトケドジョー、タイコウチ、サワガニ、ツチガエルなどが、ウエルカム。
ITとトゥギャザーしながら進化を続ける、現代の里山、自然や生き物にプラスとなるテクノロジーは、どんどんユース(使用)してほしいと思いました。
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| 2015-05-22 11:00
| ルー大柴
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安藤美冬のMOTTAINAIブログ vol.29

3月26日、渋谷ヒカリエにて「Lancer of the Year 2015 ~新しい働き方大賞~」イベントに登壇してきました。このイベントを主催するランサーズという会社を、最近放送されたテレビCMで知った人も多いかもしれません。全国に散らばるフリーランサー(会社組織に所属せず、スキルを活かして個人で働く人たちのこと)と彼らに仕事を発注したい会社をつなげる事業を手掛けています。
私自身も、大学講師や執筆業、企業と契約したアドバイザリー業など多種多様に行っているものの、実質フリーランサーとして働いています。スプリーという株式会社は、実質私ともうひとりだけで成り立つマイクロ法人(小規模法人)。現状の日本においては、大企業などに勤める人たちよりも、こうして個人で働くフリーランサーはまだまだ社会的信頼が薄いこともあって、例えば部屋を借りる、カードをつくる、銀行口座を開設する、といった日常生活でも不便を強いられることがあります。ランサーズは、「仕事がしたい」個人(フリーランサー)と、「仕事を発注したい」会社をつなげる中で、個人にとっては大企業との仕事実績が積み上がることで信頼を増やし、会社にとっては企業に発注するよりもコストが安く仕上がるというメリットがあるのです。
こうした、「場所や時間にとらわれない」働き方を、フリーランサーは促進していくと言われています。例えば子育てをしながらライター業を請け負う主婦や、子供の教育を考え家族そろって自然豊かな地方に引っ越したウェブデザイナーの男性が東京から仕事を受注しながら田舎暮らしを満喫したり、スキルが高いにもかかわらず定年を迎えたシニアの方が、空いた時間を使って仕事をしたり。もちろん、本業で忙しい働き盛りの男女だって、土日など空き時間を使ってこうしたサービスを使って企業から仕事を請け負うことだってできるのです。
「休眠口座」という言葉が一般化して久しい世の中。けれども世の中を見渡してみると、使われなくてもったいないものは、お金やモノばかりでなく、人の持つ「才能やスキル」という側面も見えてきます。もっと働けるのに、もったいない。もっと才能を生かせるのに、もったいない。もっと輝けるのに、もったいない。こうした人にまつわる「もったいない」を解決していく存在としても、私自身はランサーズの仕事を注目しています。もっともっと、日本中の貴重な人材が生かせる世の中になってほしい。フリーランサーという働き方は、そんな未来を予感させてやまないのです。
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| 2015-05-18 11:00
| 安藤美冬
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MOTTAINAIレシピの連載スタート/文:島本美由紀
みなさん、こんにちは。
料理研究家の島本美由紀です。
先週からMOTTAINAIのレシピページがリニューアル。
余りがちな食材や捨てちゃう部分で作れる簡単レシピを毎週ご紹介していきます。

そしてこれからの季節にぴったりのドリンクレシピもありますよ~。
マイボトルに入れて、飲んでみて下さいね。

みなさん、お楽しみに。
そしてどうぞよろしくお願いします。
料理研究家の島本美由紀です。
先週からMOTTAINAIのレシピページがリニューアル。
余りがちな食材や捨てちゃう部分で作れる簡単レシピを毎週ご紹介していきます。

そしてこれからの季節にぴったりのドリンクレシピもありますよ~。
マイボトルに入れて、飲んでみて下さいね。

みなさん、お楽しみに。
そしてどうぞよろしくお願いします。
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| 2015-05-13 11:00
| 島本美由紀
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安藤美冬のMOTTAINAIブログ vol.28

3ヶ月ぶりの更新となり、すみません!相変わらず国内外を移動し続けています。3月にはオーストラリアのメルボルン、4月にはフィリピンのセブ島へ。その間も覚えているだけでも、仙台、宮崎、名古屋、長野、山梨、新潟などなど、あちこちを出張あるいはプライベートでまわってきました。
3月のオーストラリアは、実は初めての南半球への旅。厳密にいうと今から15年ほど前、まだ大学生の時に、内閣府が主催する国際交流事業「世界青年の船」にてトンガ、タヒチ、ニュージーランドに寄港したことはあるのですが、飛行機で南半球へダイレクトに移動するのが今回初。日本はまだ肌寒さの残る3月、メルボルンはとても暖かくて、過ごしすい滞在となりました。
今回のメルボルンは、シンガポールに住む女友達とFacebookで話しているうちに急遽決まったプライベート旅。メルボルンって、実は世界で最も注目されているコーヒーの聖地だって、ご存知でしたか? 「バリスタ留学」というのが存在し、日本を含む世界各国からコーヒー修行に集まる場所、それがメルボルンなんです。有名なカフェはもちろん、空港に併設されているカフェも、ふと路地裏で立ち寄ったコーヒースタンドも、その味のクオリティたるや、世界一も納得!ブラックは苦手な私は、ひたすらミルクたっぷりのカフェラテを注文し続けましたが、どこで飲むカフェラテも、最後のひと口までまったく飽きず、するする飲みやすい。オーストラリアはかつてイギリス領だった名残から、英国風のアフタヌーンティーの文化も根付いているので、コーヒーやお茶が大好きな女性にはぴったりの渡航先です。
実はもうひとつ旅の目的がありました。「F1観戦」です! 元F1レーサーの友人に会期を教えてもらい、どうせなら、とこちらも楽しむことになりました。あいにく決勝戦の指定席は売り切れでしたが、立ち見で見ること約6時間。時速300キロで目の前を駆け抜ける迫力は想像以上で、すっかり「世界一速いモーターレース」の虜に。メルボルンは開幕戦ですから、このまま世界中を追いかけて見に行きたい……と感じてしまうほど。
今回は、久しぶりの更新ということで近況報告メインでしたが(笑)、次回からは「もったいない」のテーマに沿って再びお届けしようと思います。
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by mottainai-lab
| 2015-05-11 11:00
| 安藤美冬
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