カテゴリ:箭内道彦( 20 )

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「アイデアの紙」 /文:箭内道彦

「アイデアの紙」   /文:箭内道彦_a0083222_1692317.jpg


僕は何かを突然思い付いたり新しいデザインを手描きのラフにする時に、

ゴミ箱から余白のある紙類を探し拾って書き殴ります。

そのほうがホカホカとホヤホヤと

まず自分自身がドキドキできるリアルタイムなスケッチを描くことができるから。

社員たちに「箭内さんお願いだからちゃんとした紙に描いてください。」って

必ず注意されると自信持って言い返します。

「MOTTAINAIんだ!」と。

気持ちのいい瞬間です。

真っ白なA4のコピー用紙を前にすると、

追い詰められて何も思いつきません。

誰も見たことのない初めてのアイデアには、

大判使用済みの封筒の余白や、折込チラシの裏面こそが

はるかに良く似合います。

「アイデアの紙」   /文:箭内道彦_a0083222_1684446.jpg

   by mottainai-lab | 2007-07-31 12:03 | 箭内道彦 | Comments(2)   

風とロックFES2007

☆箭内道彦情報☆

『風とロックFES2007』開催中!!

伝説ともなったあの日から1年、満を持して「風とロックFES 2007」を開催!
今年は「風の日」「ロックの日」に、あらたに「との日」を加えた3日間の拡大開催!

☆7月9日(月)『風の日』は・・・
*木村カエラ
*スネオヘアー
*レキシ
*SU(RIP SLYME) 他 が出演

☆7月10日(火)『との日』は・・・
*銀杏BOYZ
*SAKEROCK
*THE HELLO WORKS
*ROMANES       が出演

☆7月11日(水)『ロックの日』は・・・
*風商(風とロック商業高校~YO-KING先輩と仲間たち)
*TOKYO MOOD PUNKS
*ままどおるズ
*Peaky SALT
*ROMANES
*ゾノネム&グレートO  が出演

※7月11日(水)限定!!当日券を発売します!!

会場:渋谷CLUB QUATTRO
開場:18:00 /開演:19:00

問い合わせ先:クラブクアトロ 03-3477-8750
   by mottainai-lab | 2007-07-10 17:45 | 箭内道彦 | Comments(0)   

気まぐれ / 文:箭内道彦

「気まぐれ」って言葉

なんだかみんな好きですよね。

どうしてだろう

「シェフの気まぐれサラダ」なんてレストランのメニューに書いてあると

なんだかすごく素敵で美味しそうなものに感じてしまう。

店のシェフの顔も腕も知らないくせに。

そのサラダに何が入っているかなんてどこにも書いてない。

昨日の料理で残った野菜なだけかもしれないのにね。

考えようによっては相当無責任な話。

だけど「気まぐれ」は不思議なマジック。

どうしてこんなにも人の気持ちをきゅんとさせるんだろう。



MOTTAINAIがキラキラとクリエイティブになる瞬間も

きっとそんな感じ。

それを違う名前や言葉で呼んだり

新しい包装紙で丁寧に包んだり、

パーソナルな想いや感覚というフィルターがそこに自由に介在することで

同じはずの存在が俄然活き活きと輝き始める。

「気まぐれサラダ」もきっとそのひとつ。

お正月の「福袋」の行列は個人的には好きじゃないけれど

だけどあれもMOTTAINAIを可愛らしくワクワクと解決してる魔法なんだろうな。



気まぐれ天気

気まぐれな旅

風。

「気まぐれ」ってつけると、何でも少し素敵に思えてくる。

気まぐれ残業

気まぐれ早起き

気まぐれブログ

気まぐれドライブ

気まぐれナポリタン・・

同じ繰り返しばかりの毎日でなく

定められた通りのままの情報開示でなく

半分予測できないドキドキに心地よくその身をゆだねながら、

自らの小さなキャパシティを超えて

ポジティブにそのすべてを受け容れてゆく。

もちろんシェフもちゃんと腕まくりをして。

美味しい気まぐれを楽しみたい。

MOTTAINAKUNAI

デイリーフレッシュ。


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☆箭内道彦情報☆
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TOKYO FM『森の朝ごはん』にゲスト出演します。
7月1日(日)am6:40-am6:55~
7月8日(日)am6:40-am6:55~放送予定

映画監督でドキュメンタリー作家の森達也さんと対談します。気まぐれ / 文:箭内道彦_a0083222_112347.jpg


←収録のときの様子。


箭内さんの幼少期の頃の貴重なお話が聞けますよ♪
   by mottainai-lab | 2007-06-27 11:05 | 箭内道彦 | Comments(1)   

浴衣 / 文:箭内道彦


山下公園でのロケを終えて、
横浜中華街で美味しい焼売を食べながら、
カメラマンの佐内くんが質問してきた。

「ねえ箭内さん、今年の夏の目標は?」

深く考えることもなくなんとなく僕は答えた。

「うーん、浴衣を着ることかな。」

「それいいね。」

帰り道、
佐内くんが代々木にある不思議な浴衣屋さんに連れて行ってくれた。
佐内くんはヒョウ柄、僕はヘビ柄の白い浴衣を買った。
さっそく二人着て涼しく仕事した。
小学生の夏祭り以来。
少し恥ずかしいけど気持ちがよかった。

浴衣を着ないのってMOTTAINAIかも知れない。日本の暑い夏。
   by mottainai-lab | 2007-06-18 18:12 | 箭内道彦 | Comments(0)   

箭内道彦さん『情熱大陸』に出演!

6月3日(日)23時~
TBS系列でOA中の番組『情熱大陸』
箭内道彦さんが出演されます!

箭内さんのCM制作論や現場での様子など、5ヶ月間に及ぶ密着取材風景が放送されるそうです!みなさん、必見ですよ!!

詳細は『情熱大陸』番組HPをご覧ください。


そして・・・!!

MOTTAINAI Labから大切なお知らせがあります!

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
6月4日(月)am9:00
MOTTAINAI Labホームページ
がオープン!!

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ただいま、最終コンテンツ製作中です!!
お楽しみに~♪

   by mottainai-lab | 2007-06-01 22:50 | 箭内道彦 | Comments(1)   

あけましておめでとうございます。

文/箭内 道彦

新しい年がやって来た。

僕は正月が苦手。

ほとんど強制的に休まねばならない年末年始の数日間は、
正直仕事より重い。

1年360日以上
フル回転で駆け抜けてきた緊張のエンジンを
一度切ってしまうと
次にもう一度それをかけ直すのは容易ではない。
ぽっかり気が抜けて風邪を引き、
休みのほとんどを布団の中でつぶした無意味な正月は数知れない。

自動車のアイドリングは
どう考えてもMOTTAINAI!と思うけど、
僕は正月休みの間、
ずっと頭の中をアイドリングし続けてる。
大晦日も元旦もエンジンを切らないように。
だから正月明け仕事始めのスタートダッシュには自信がある。

NO 仕事,NO LIFE.
他人から見たら
とてもつまらない人生だと思う。
だけどそのことをコンプレックスに感じることさえ、
いつの間にかやめてしまった自分がいる。

今年もよろしくお願いします。

箭内 道彦
   by mottainai-lab | 2007-01-07 16:58 | 箭内道彦 | Comments(1)   

来年もよろしくお願いします。

文/箭内道彦

2006年がもうすぐ終わる。
この時期いつも、すごくMOTTAINAIと思うのは
「来年のカレンダー」。
たくさんの企業が競って作る。
気持ちもわかる。
同じ家の同じ場所に一年間掲出される小さな広告。
一年中、毎日の生活にとけ込んで、
その企業は一家からきっと愛されていく。

だけど作りすぎだと思う。
正確な数は把握できていないけど、
この年末、この社会、カレンダーは完全に供給過多。
家の中に、そんなにたくさんカレンダーはいらない。
貼れない。

大掃除の最中に、
あちこちからいただいたたくさんのカレンダーの筒たちは、
明らかにはっきりと居場所が無い。
人にあげても大概よろこばれることはない
迷惑なバトン。

かといって未使用のカレンダーを捨てるのは難しい。
巨匠の名画や美しい風景。
そればかりか
やがてまもなく僕たちに訪れる
時間や月日や経験までを
粗末にしてしまうようで。

たとえば受注生産にする、
たとえば税で規制する、
たとえば何かと組み合わせる、
たとえばカレンダー大交換会を開く・・・
年の瀬のあわただしい日々、
MOTTAINAI Lab研究員として
じっくりと腰を据えて考えられるのは
どうやらお正月になってしまいそうだ。


そういえば僕はお歳暮もいらないなあ。
「気持ち」はとてもうれしいし日本人の本当に素敵な習慣なんだけど、
おみやげと同様、こころや思い出が絡むだけに
なんだか中途半端に厄介。
いつも家の台所には醤油とビールと乾麺があふれてる。

MOTTAINAI。

カレンダー、印刷屋さんにとっては
巨大なビジネスチャンスなんだろうなあ。
デパートやサラダ油メーカーにとってのお歳暮も。
そういえば
去年から僕は年賀状をやめてしまった。
決してそのことを100%いいことだとはもちろん思ってないが、
欠礼の失礼と引き換えに、ゆっくりとした年末年始を過ごせるようになった。

この場をお借りして、今年一年お世話になった方々に
こころから感謝申し上げます。

来年もよろしくお願いします。

箭内 道彦
   by mottainai-lab | 2006-12-28 20:08 | 箭内道彦 | Comments(3)   

もったいないの罠がそこにある。

文/箭内道彦

3年半前、13年勤めた会社を辞めて独立した。

一生勤める気がしていた会社だった。
まるで学校を卒業するように次々と独立していく優秀な先輩達を
後悔させてやろうといつも思っていた。
「会社にいたほうがこんなに自由で面白いよ」と。
「だったら辞めなきゃよかったのに」と。

いい会社だった。
金髪頭と派手服を笑って許してくれた。
一ヶ月以上会社に行かずに外で仕事してても、
誰も何も言わなかった。
上司も部下もいないたったひとりの部署をつくってくれた。
大きな仕事もろくにしてない僕なのに、本当に可愛がってくれた。

社内報に取材されて一生辞めません宣言をした数日後、
突発的に僕は退職の決断をした。
局長と衝突したわけでも、金儲けをしてみたたくなったわけでも、
新しい環境に身を置いて自分の力を試してみたくなったわけでもない。
「自分の中に流れている時間」と
「会社の中を流れている時間」
ふたつの時間の速度差を決定的に感じてしまったのだ。
そのことだけがある日突然どうしても我慢できなくなってしまった。

その日僕は
「この会社をもっとこうしたい。こうすべきです。」と
ある重役(僕を一番応援してくれていたとてもいい人)に訴えた。
辞めた人がもっと後悔する会社にしていくために。
その重役は言った。
「うん、よくわかる。箭内、あと5年待ってみろ。会社は変わるぞ。」と。

え?

僕が5年後、生きている保証は誰もできない。
すでに60歳近くまで生きたその人に言われても
僕には何の説得力も感じれなかった。
そのたった一言だけがきっかけだった。
今すぐやりたい、
やらなきゃいけない
ことが頭の中にドボドボと溢れ出し出した。
焦った。
時間がもったいないと。
その会社の時間はとてもゆっくり流れていた。
言い返す気さえ失せる程に。

明日は無いかも知れないと思って生きることと
自分に5年後10年後20年後があると当然のように考えること
どっちが正しくて正しくないかなんてわからない。
もちろんそれはそれぞれの選択。
僕は時間がないと思った。
もったいないと思った。
ゆっくり生きるのは。

「もったいない」が僕の背中を押してくれた。
すぐに「退職金支給願」を提出した。
(その会社に「辞職願」や「退職届」~よくドラマにでてくるような
はない。それがほんのちょっとだけ屈辱的。
ちなみに退職金は13年で312万円、
事務所設立にすべて消えました。)

何の計画も
何の勝算も無かった。
ああ、辞めるってこんなあっけないんだあ
と無感情に思ったのを覚えている。

今でも好きな大好きな会社だった。
辞める時、何人かの人が心配して言ってくれた。
「せっかく入った大きな会社を辞めて不安定な世界に行くなんて
もったいない。」と。

もったいないの罠がそこにある。

箭内道彦
   by mottainai-lab | 2006-11-23 12:31 | 箭内道彦 | Comments(2)   

MOTTAINAIで連想すること・・・

文/箭内道彦

正直に言います。
もったいないこと
いつもたくさんしてます。
環境問題についても
ほんとは全然わかっていないと思う。

そんな自分が、
MOTTAINAI Labの研究員になりました。
かなりダメな研究員です。

だけど今回、Lab研究員のひとりとして
自分のそばにある「もったいない」を探し始めてみると、
おもしろいことに気がつきました。
「もったいない」というひとつのきっかけが、
常識に囚われない自由な発想や発明を産む入り口になっている。
そういえばこんなことも「もったいない」よね、
次々に意外な発見があってあらためてドキッとしたり。
「もったいない」を解決改善しようともがいてみるプロセスから
思いもよらないクリエイションにたどり着いたり。
"MOTTAINAI イズ クリエイティブ”
そう思ったのです。
MOTTAINAIは、
優等生でもお説教でも
おしつけでもおばあちゃんの小言でもなくて、
それを考えること自体が
まず埃の積もった僕たちの先入観をやさしく振り払ってくれる
凝り固まった硬いアタマに
どんどん斬新な視点と刺激をくれる
とてもクリエイティブなヒントであり思考であり行為なんじゃないかと。

僕はこれからこの場所で
いろんなMOTTAINAIを
気楽に見つけていけたらと思っています。
MOTTAINAIを
時にまじめに時にふまじめに楽しんでいこうと思ってます。

たとえば
なんにでもむやみやたらに
「もったいない」をつけてみる実験。
怒るなんてもったいない。
怒らないなんてもったいない。
帰るなんてもったいない。
帰らないなんてもったいない。
やさしくするなんてもったいない。
やさしくしないなんてもったいない。
本当のこと言うなんてもったいない。
本当のこと言わなきゃもったいない。
愛するなんてもったいない。
愛さないなんてもったいない。


一体どっちがもったいないんだろう?
「もったいない」を考えてみることは、
自分の人生というか、身の回りを、いまを
再認識再確認してみることでもあるんじゃないかなあ。
自分にとっていま
何がもったいなくなくて
何がもったいないのか?

人間はせこいです。
それはきっと、それぞれの生命に限りがあるからだと思う。
「せこい」はいつも
なんとなく悪者にされてしまうけど、
それは残りの一生を少しでも最大限に生きてゆくために
必要で大切な機能なのです。
だからきっと人間誰しもがせこいんです。
だから人は「もったいない」って感じ続けるんだと思う。
いつ急に終わるとも知れぬ
一度きりの人生は、
いつもドキドキしてなきゃもったいない。
そう考えると、なんだか勇気が沸いてきます。

もったいないこと
今日もたくさんしでかしてしまいながら、
やっぱりあれもこれも
もったいなく思えてくる。
ああしたい、
こうしてみよう、
もっと
こうすればよかった。
どうしていいかわからないこともまだまだたくさんありながら。
そんな一日を僕は
きっと明日もせこく生きています。

風とロック
箭内道彦
   by mottainai-lab | 2006-11-01 00:05 | 箭内道彦 | Comments(3)   

プロフィール

● 箭内 道彦(ヤナイ ミチヒコ) 
  クリエイティブディレクター/風とロック代表


プロフィール_a0083222_1848298.jpg
1964年生まれ。
東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。
博報堂を経て、2003年「風とロック」を設立。

主な仕事に、タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」、
東京メトロ「TOKYO HEART」、サントリー「ほろよい」、
サントリー×タワーレコード「NO MUSIC,NO WHISKY.」、
桃屋「辛そうで辛くない少し辛いラー油」、CHIFURE「SAVE WOMAN」など。

また、若者の熱狂的な支持を集める「月刊 風とロック(定
価0円)」発行人。NHK「トップランナー」MC、TOKYO
FM ラジオ「風とロック」パーソナリティでもある。



風とロック ホームページ


風とバラッド ホームページ
   by mottainai-lab | 2006-10-31 12:12 | 箭内道彦   

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