2008年 02月 15日 ( 1 )

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音楽はやっぱりライブ!/文:char

ブログに付けてくれたコメントを見るのを、いつも楽しみにしています。
みんな、どうもありがとう。


茶箱の話で、「お母さんのウェディングドレスが真っ白なまま出てきてびっくり!」というコメントがあったけど、本当にその気持ちよく分かる!
うちでも無造作に裸で入れてあった写真や雑誌が、紙同士がひっついたりすることなく当時のままの状態に保たれていて、そのときは我が目を疑ったよ。
やっぱり古くから使われているだけあって、茶箱の素材や形が日本の気候にちょうどよく合っているんだろうね。
俺の棺桶も茶箱で作ってほしいくらいだ。すっごく綺麗なミイラができるんだろうな。(笑)


野音の話に対するコメントを読んでいて思ったのは、今の日本って大人が生の音楽を楽しもうとすると、「さあ、おしゃれな服を着て。さあ、高級な料理を食べて。」って、そんな店ばかりなんじゃねえの?ってこと。
イギリスやアメリカでは、普段飲みに行くようなパブとかカフェとかにバンドが入っていて、ライブをやってるところが多いんだよ。
常連達がぶらっと遊びに来たついでに演奏を聴いているようなね。
大人も若者も関係なく日常の暮らしの身近なところに音楽があるし、そういう風に楽しむのが本来の音楽なんじゃないかな。

文化の違いかも知れないけど、日本はライブっていうとすぐにミニコンサートみたいなノリになっちゃうし、それが野音くらいの大きさになると本当に音楽を聴くためだけに出かけていくという感じになる。
もし大人達の遊び場に、いつでも気軽に来れてお金もかからないで演奏が聴けるような場所があったら、きっと若い人達だって集まってくると思うよ。

俺の仲間同士で「じゃあ渋谷でも遊びに行こうか」ってことになっても、若者向けの店だと25時とか26時スタートなんてところが多くて、俺たちの世代じゃついていけないところがある。それで結局いつも居酒屋ばかりになっちゃうんだよな。
おじちゃん・おばちゃんと、兄ちゃん・姉ちゃんが、同じひとつの事で盛り上がれるような場が、もっともっとあってもいいのにね。


ライブって言えば、最近は衛星放送やケーブルテレビでも音楽専門チャンネルが増えてきて、それはそれでいいことだと思うんだけれど、中身はというとPV流すばかりでライブの映像がほとんどない。
予算的な問題もあるかも知れないけど、それだったら逆に、まだCDも出せないような駆け出しのバンドを集めてきて、スタジオで演奏させて放送すればいいと思うよ。

今時はCDでもPVでも、パソコン使ってアマチュアがそれなりのものを作れちゃうから、そういうメディアからは本当の姿が見えてこないというか、違いが表に出にくいよね。パソコンさえ上手くいじれれば、いくらでも演出できちゃうからね。

音楽番組なんかで同じステージにいろいろなバンドが集まれば、「あいつはすごい」とか「あいつには負けねえ」っていう気持ちが出てきて、それでまた一生懸命に練習に励んだりするもんだよ。
東京にはすっごい数のライブハウスがあるから、毎日毎晩、何十というバンドがライブやってるんだろうけど、100とか200程度のキャパを埋めることができて、CDも自分達で作ってライブハウスやネットでそこそこの数を売って、そういうことで終始しちゃってんじゃないのかな。
ライブハウスやバンドも多いし情報も溢れるほど多いから、逆に「ちょっとすごいやつがいるらしいぜ」なんていう噂も、それに埋もれちゃって隅々までは伝わらないっていう面があると思う。
やる方も聴く方も細分化しちゃってて、大きいムーブメントは起こりにくいよね。


最近は、東京、大阪、名古屋だけじゃなくて、いわゆる地方に面白いやつらが多いと思うよ。俺達みたいにロックを聴いて青春期を過ごした世代が、今では地方でそれなりの地位を得て政治や行政の中心にいたりして、そういう人達が地域活性化の一環とかで立派なホールを造ったり若いやつら集めてイベントを催したりしているんだ。

固定ファンの割合が多い東京のライブハウスなんかと違って、お客さんも老若男女いろんな人が来るし、どこのバンドに誰がいるっていう情報もすぐに広まるからライバル心も育ちやすい。そういう環境で生き残っていくには、個性やプロ意識を強く持ち続けていないとだめだろうね。だから地方で人気のあるやつは、誰しも光るものがあるよ。

それに加えて本当にうらやましいと思うのは、練習する場所が探せばいくらでもあるってこと。昼間から深夜まで大音響で楽器鳴らしても、お隣さんは1キロ先だから苦情も来ない、なんていうのも珍しくないだろうからね。
この数年、レコード会社がこぞって沖縄に新人バンドを探しに行っているのも、そういう環境が沖縄にはそろっているからなんじゃないかな。


東京でも俺達の世代を含めた縦のつながりとバンド同士の横のつながりをもっと強くして、才能のあるやつがちゃんと見いだされて上に行けるような環境を作っていってほしいよね。
それにはレコード会社や放送局も含めて、俺達大人が下地を作っていかなければいけないんだろうな。
   by mottainai-lab | 2008-02-15 16:15 | char | Comments(20)   

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