「OBAMA NI YETU(オバマはオレらのだ)」と書かれた、オバマ・シャツが国民の平均収入が月3000シリング(約40ドル)というケニアでは高額の800シリング(約10ドル)で販売されてたり。特に、オバマ氏の父の部族・ルオー族が住む西部のキスムという町では特にオバマ・フィーバーがすごく、久しぶりに活気に満ちていましたよ。
オバマ氏の父が生まれ育った「コゲロ」という小さな村では大統領選挙が近くなると、世界中からのメディアが押し寄せて、選挙当日になると、キスムの市民は選挙結果が待ちきれなくなったのか、キスムの町の真ん中で「OBAMA」とマーカーペンで大きく書かれたダンボール箱を抱えて、選挙ごっこまで始める始末。100人以上の住民が長い列に並び、真剣な顔をしながらダンボール箱にオバマと書かれた紙切れを入れている姿がケニアのニュースで流れていました・・・。せ、選挙ごっこかいっ?!
そして、ついにオバマの当選!!スピーチを聞いて、私も感動でジーンと来てしまいましたよ。その15分後、ニュースで流れたケニア政府関係者からのスピーチを聞いて、ガックリ・・・。「オバマが大統領になったことをどう感じますか?」という質問に対して、
「Now, Kenya and the United States are friends. Friends do not put travel restriction to each other.」
早々とビザ免除の要求し、この先4年間アフリカ諸国の大統領がオバマ氏の足を引っ張るだろうことを予感させる発言。そして、多くのケニア人が、真剣にビザが簡単に取れるようになると信じ、「これから、アメリカに移住だ!」と騒ぎまくり。「アメリカ人女性が、第二のアメリカ大統領を作る為、これからケニアにぞくぞくとやってくるに違いない!」と、ケニア人男性群も興奮しております。2009年、アフリカ諸国が、オバマの足をおおいに引っ張りまくるに違いないって感じです・・・(汗)。
そんなこんなで、11月6日は「オバマ・デー」となり、祝日になっちゃったケニア。
なんで、アメリカも祝日になっちゃいないのに、ケニアが祝日なんじゃ?!
相変わらず冗談みたいな国だな~と思いきや、よく聞いてみると他のアフリカの国々でも、それぞれ「オバマ・デー」の名の祝日が急遽出来たらしい。
ケニアは祝日1日だけだけど、タンザニアは2日、ガーナは4日も休みになったみたい。っていうか、アンタたち、関係ないだろ~がっ?!(ケニアはオバマ氏の亡き父がケニア出身だったからある程度関係があるが、タンザニアもガーナは何も関係ないような気がするのだが・・・。)
ケニアはお祝いに浮かれすぎたのか、拙宅付近では三日間も停電が続いたそう。
アフリカはいつまでたっても、アフリカよね・・・。
ちなみに・・・「バラック・オバマ」という道がモンバサにできたそうっすよ。
