トキ野生復帰ステーション(環境省が取り組んでいます)の
ビオトープ(放鳥後トキが戻ってきた場合の餌場)で、
小学生20人と網を使い、ドジョー、サワガニ、昆虫等を採って
泥んこになりながら自然の素晴らしさを体験させてもらいました。
もちろん採ったドジョー等はトキの餌(ドジョー好きの私は寂しい気がするが)なので
子供達と、また沼地に戻しましたが……
その時自然について指導してくださったトキを愛する、
このステーションの藤田恵美さんから、色々とお話を伺いました。
それは天然記念物の日本産のトキは絶滅してしまいましたが、
平成11年から日本でのトキの人工繁殖が進み始め、
中国から贈られたトキの飼育羽数は107羽になっているそうです。
いよいよ今年の秋に野生順化訓練を行ってきたトキを
佐渡の空へ放鳥する予定なので機会がありましたら
また佐渡へ足をお運びくださいとの事。
トキが絶滅したのは人間が過去に乱獲、森林伐採と開墾、農薬使用による
餌の減少等だと聞いていましたが、今また人間が過ちを侵さないようにと、
環境を重視し活動している藤田さんをはじめとする
トキ保護センターの方々に頭が下がりました。
今度時間を作ってトキに会いに行きたいです。
とてもピュアな気持ちになった佐渡での一日でした。