
写真の鯛や鮃(ひらめ)の舞い踊りは、昨年11月に赤坂の虎屋ギャラリーで開催された「和菓子アート展」に参加させていただいたときのインスタレーション作品です。

もったいない和菓子の菓子木型をたくさん使用しました。自分で持っていた木型に新たに収集したもの、お菓子屋さんに協力していただいたもの、虎屋さんの木型もお借りして制作に入りました。気がついたら500丁以上の種類の木型から重複のないように和紙で型取って構成するという、もっとも贅沢な見せ方を選んだのです。

すべてが昔使用されていまはもう使われなくなった木型たちです。日本人が彫って菓子にして家族で祝って食べた。そんな記憶で成立した初めてのジオラマ風景の完成でした。

時代も場所も飛び越えて一つの空間にとけ込んで新たな風景として存在する。これは、まぎれもない我々日本人の臭いのようでカタチのない、それでいてリアルな姿だと思います。























