そのデータをやり取りするときに便利なのがCD-Rというやつだ。
もちろん音楽業界でも、日々、大量のCD-Rがあっちこっちで飛び交っていているわけなんだけど、こいつがまた一度焼いたデータは二度と消せないという代物だから、データを消去して再利用という使い方ができない。
用が済んだらゴミ箱に捨てるしかなくて、本当にもったいねえ。
たった今レコーディングした音をその場でCDにできて、完成品のCDと変わらないクオリティで聴ける。なおかつ値段も安い、と便利で手軽なのは分かるんだ。
でも明日になればまた、別のテイクを録音して新しくCD-Rを焼く。ギターソロだけ録り直したらまたCD-Rも作り直す。そしてその都度バンドメンバーやエンジニア、事務所、レコード会社、その他諸々の人数分のCD-Rを焼くんだから、一曲作るにも、ものすごい数が消費されていることになる。それがアルバム一作分となったら・・・本当に途方もない。
そして何度も繰り返し聴かれることもなく、ひょっとしたら一度も聴かれないまま使い捨てられていく。そういう使われ方では、モノとしての寿命があまりにも短いと思うよ。
だから俺は、レコーディングした音を家でチェックするのにもMDを愛用しているんだ。MDなら何度でも消去して新しいデータを入れられるからね。
昔々その昔は音が劣化するのを覚悟の上で1本の120分カセットテープを使い回してたんだ。それに比べれば、MDはデジタルで基本的に音が劣化しないから何の不満もない。俺は別にオーディオマニアじゃないから、音をチェックするのだってクルマの中だったり、何でもない普通のCDコンポだったりする。MDで必要にして十分だよ。
「物を捨てない」ということももちろんだけど、「捨てるような物はなるべく作らない」ことも、「もったいない精神」のひとつなんじゃないかな。
レコード業界も、今これだけケータイやPCでネットから音楽を買うことが広まってきているのだから、もう音楽をCDでセールスすることにこだわらない方がいいよね。
音だけ欲しいという人には音だけダウンロード販売すればいいし、ジャケットや歌詞や解説を含めてアルバムを手元に持ちたいという人には、例えばLPレコードサイズのブックレットを付けるとか、値は張っても本当に満足してずっと手放さないと思ってもらえるくらいの物を提供すればいい。
実のところ、ジャケットもサウンドも何ヶ月もかかって一生懸命に作っているのにできあがった物がCDのあのサイズだと、これだけかよ?ってちょっとがっかりするんだよね。やっぱり。
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