MOTTAINAIで連想するコト /文:char

俺が生まれてから今まで「もったいない」という言葉を
誰から一番聞いてきたかっていうと、うちのおばあちゃんだね。

うちの親父は長男だから祖母も祖父もずっと一緒に暮らしていたんだけど、
主婦の口癖なのか、何かっていうと「それ捨てるのもったいない」
「まだ使えるのにもったいない」なんて言ってた。

すぐ裏の家には母の両親も住んでいて、そっちのおばあちゃんも同じような
感じだったし、親戚や近所の人達もみんなが「もったいない」という目線で
モノを見ていた。

戦前・戦中・戦後という「もったいない」どころか「ものがない」時代を
死に物狂いで生き抜いてきた人達だから、
モノを無駄にしない、モノを有効に使う、ことが、
日常的な行動として身に付いていたんだろうね。

母方の祖母にいたっては、その辺に生えてる草なんかでも「これは食べられる」とか
「こう料理するとおいしい」とか、そういうことをよく知っていたよ。
そうやって毎日毎日「もったいない」って聞かされながら育ってきたから、
俺の中にもそれが強く刻み込まれている。

人から贈り物をもらったときでも、そのリボンとかは捨てられないんだよね。
必ず引き出しに入れてとっておく。
うちの庭では紫陽花やバラの枝が大きく伸びて、通り路に張り出してくるんだけど、
その枝をちょっとしばって脇によけておくのに、リボンを使っているよ。
前は園芸用のひもを買ってきてたんだけど、それももったいないからね。

包装紙もとっておこうと思うんだけど、ていねいにはがしていると
「さっさとしなさいよ!」って言われるんだ。うちの奥さんに。
アメリカ人だから、プレゼントの包みはバリバリって破って開けるのが
習慣なんだよね。うーん、モッタイナイ。

「もったいない」っていうのは、何か特別なことをするわけじゃなくて、
日々の生活の中で常に意識したり話し合ったりしていることが大事だと思う。

そんな日常の中の「もったいない話」を、このブログにしたためていきたいと
思いますので、皆様よろしく。
   by mottainai-lab | 2007-07-03 13:30 | char | Comments(6)
Commented by まさひろ at 2007-07-03 23:46
私が幼い頃、割れてしまったプラスチックのコップをごみ箱に捨てようとした時、それを見ていたおじいちゃんが、「今までそのコップのおかげで美味しいものをいっぱい飲んだんやろ、だから『ありがとう』言うて捨ててあげなさい。」と、教えてくれた事がありました。訳がわからないまま、とりあえず「ありがとう」と言ってコップを捨てた時のおじいちゃんの嬉しそうな顔が今でも忘れられません。おじいちゃんに教えてもらった「感謝する心」を今は私が子供に伝えているつもりです。私にとって「もったいない」というのは、「物を大切にし、感謝する心」と考えています。
Commented by 金太郎 at 2007-07-04 10:25
うちのばあちゃんも同じ様に言ってました。
ばあちゃんの家の押入れは宝箱。
生活の知恵がいっぱい詰まっていました。
仕事柄、古いギターとの出会いがたくさんあります。
何十年も押入れの中にで眠っていた娘達が
息を吹き返す。
ココにも先輩達の「もったいない精神」が。
嬉しい瞬間です。


Commented by ふろむいなり at 2007-07-05 17:44
70を半ばの母も、「もったいないわ」と言い、箱やらリボンを大事にとっておく人です。とりわけ、最近は昔に比べ、リボンもおしゃれで上等なものが多いですよね。私もそのリボンを時々失敬して、使っています。台所の棚は、空き箱だらけ。そう言えば、小学生の頃などは、工作の時間に、空き箱やマヨネーズの入れ物などを消費できたんだなあと思いつつ・・・。
最近の私の特大の「もったいない」は、体調を崩して、先日のCharさんの野音のライブに行けなかったことでしょうか・・・。
Commented by rei at 2007-07-06 20:41
我が家の「もったいない」人間は、次男坊!charさんと同様(?)高校時代から自転車でどこへでも行き、兄貴のおさがりを上手に着こなし、何でもとことん使いきる・・・彼の口癖は「まだ使えるじゃん!」主婦も脱帽の倹約家です。おかげで我が家の家計も引き締まっています。現在は、企業の台所をみる会計士となりました。
Commented at 2007-07-22 13:15
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by NINO at 2007-08-08 21:21
私の祖母も「もったいない」を絵で描いたような人間です。
自分のお茶碗は決して毎回洗いません。
と聞くと少し不潔なイメージを持たれるかもしれませんが、
お茶碗には最後の一粒もお米を残さず、
食べ終わってからは一度お茶をついでこびりついたお米をそぎ落とし、
最終的にはたくあんなどの漬物できれいに拭いて・・・。
とにかく全てモノを無駄にしていないのです。
実に見事にお茶碗が洗いあがるのは見ていて気持ちがいいです。
私には少しではありますがそのDNAが流れているように感じます。
子を持つ今、我が子にもその「もったいない」DNAを
毎日すこしずつでも良いので受け継いでいきたいです。
  
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