
7月下旬の24日〜26日の三日間、新潟県越後湯沢で開催された「Fuji Rock Festival 2015」に行ってきました! フリーランスとして独立して以降、なかなか気持ち的にもスケジュール的にも余裕がなかったのもあって、5年ぶりに念願かなっての参加でした。
ギター一本で90分を盛り上げた奥田民生さん、世界的ピアニスト上原ひろみさん、スウェーデンの楽団rafven、英国ロックバンドのmuseなど素晴らしい演奏の数々を楽しむ一方で、今回も関心させられたのは、徹底的とも言えるほどのフェスの運営状況でした。
「Fuji Rock Festival」は、“世界一クリーンなロックフェス”と呼ばれています。国際青年団体A SEED JAPANの協力のもと、毎年ゴミ袋が会場入り口で配布され、また会場内のいたるところに資源ごみやプラスチックゴミなど7つの区分に分別できるゴミステーションが設置され、多くのボランティアの方々の管理のもと、リサイクル事業に力を入れています。回収された紙ゴミはトイレットペーパーに、ペットボトルはゴミ袋にと、排出されたゴミは、毎年フェスで利用されるグッズへと変貌していくのです。
こうしたクリーンなフェスということもあって、会場には親子連れの人も多く見かけました。親子そろって芝生でビニールシートを敷いて、良質な音楽に耳を傾ける時間は側から見ていても微笑ましいものです。
近年は来場者も増え、「世界一」の称号が他に奪われつつある「Fuji Rock Festival」ですが、MOTTAINAIの精神に根付いた日本の心をもって、この素敵な伝統がいつまでも続くといいなと思います。