年末から、忘年会やクリスマス会、新年会など、おいしい食を囲んで楽しいひとときを過ごしておられることと思います。ただ、楽しい宴の後には実は約1割が食べ残され、特にご飯ものは約2割が食べ残しという「MOTTAINAI」状況をご存知でしょうか。

今回は宴会や外食での食品ロスを減らす取組をご紹介します。
長野県松本市では、「おそとで残さず食べよう30・10(サンマル・イチマル)運動」を実施しています。宴会などの乾杯後の「30分間」とお開き前の「10分間」は席を立たずに料理を楽しみ、食べ残しを減らす運動を市内の飲食店と協力して広めています。松本市のマスコット「アルプちゃん」と「ろすのん」がコラボしたコースターや冷蔵庫マグネットなどで市民の皆さんにわかりやすく呼びかけています。
さらに、高齢者などから、宴会時において出される料理が多く、そもそも食べ切れないとの意見もあることから「量より質を重視したメニュー」や「食べ切れる分量のメニュー」のことを「プラチナメニュー」と名付け、協力飲食店を募集する取組も始まっています。(詳しくは松本市HP)

また、埼玉県では、「食べきりSaiTaMa大作戦」と題して、
①食品ロスをできるだけ出さないライフスタイルを実践する 食べきりスタイル(Style)
②食べ残しの多い宴会で締めの前15分間で残った食事を食べきる 食べきりタイム(Time)
③外食店舗で小盛りの設定や食材使い切りレシピなどで食品ロスを減らす 食べきりメニュー(Menu)
という3つの取組で食品ロスを徹底的に減らす作戦を展開中です。埼玉県のマスコット「コバトン」と「ろすのん」がコラボして、県民の皆さんに協力を呼びかけています。(詳しくは埼玉県HP)

その他にも、千葉県の「ちば食べきりエコスタイル」、山口県の「やまぐち食べきっちょる運動」、福井県の「おいしいふくい食べきり運動」、鳥取県の「とっとり食べきり運動」などなど、各地で食品ロス削減に向けた取組が広がっています。
今年も皆さんと一緒に「MOTTAINAI」の輪を広げていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。