
12月14日の投票日の夜は、テレビ神奈川の選挙特番にコメンテーターとして出演をしていました。夕方まで執筆する書籍の打ち合わせをして、その後一旦帰宅。TwitterやFacebookで「投票だん!」の投稿を見ながら、自宅から徒歩2分の場所にある投票所へ。
拍子抜けするほどあっさり投票自体は終わったのですが、18時という遅い時間だからなのか、会場に自分以外の人が3人しかおらず、ずいぶんと閑散としていたのが気になっていました。
その後テレビ神奈川へ20時入り。この時間から開票が行われ、開始5分でそうそうに当確した議員も。神奈川では小泉進次郎議員、江田憲司議員、河野太郎議員など政界のキーパーソンも数多く、県民の注目は高いと思われていたのですが……。投票率は気になるところです。
ヘアメイクや簡単な打ち合わせを終えて、21時30分から生出演。3時間半にもおよぶ長丁場ということで緊張するかな?と思っていたのですが、同じコメンテーターにコミュニティデザイナー山崎亮さん、そしてネット選挙に詳しい若き学者さんである西田亮介さんというメンバーで、年齢も比較的近くてリラックスした雰囲気で番組は進行していきました。
今年2月の都知事選のこと。私の友人でもあり、若くして上場した経験も持っている起業家・家入一真さんが出馬したこともあって、今年は何かと政治について考える機会がありました。家入さんは街頭演説に加えてネットでの言論活動をかなり積極的に行っていたのですが、16人中5位、9万票近くを集めるという健闘ぶり。しかしながら、TwitterやFacebookではかなり選挙のゆくえが議論されていたにも関わらず、過去3番目に低い投票率だったことが判明したときはかなり驚いたものです。雪が降るという悪天候だったことを差し引いても、ネットでの盛り上がりと現実の温度差を痛感した出来事となったのでした。
今回は解散から間もなく、なんで今?という疑問もぬぐえないままの選挙だったため、気持ちや選挙自体が盛り上がらないのはしかたないのかもしれません。ネットでも、いまいち議論は冷めていたように思います。
しかしながら、選挙特番出演のために色々と勉強をしているうちに、私自身の考えも変化してきたのは感じています。これまでは「個人主義」を是として、国や自治体に頼らず、自分たちの手でできることを中心に活動をしてきたつもりなのですが、こうしてテレビの場でも発信ができる立場の責任として、もっと国政や政治という場についての意見を持ち、普段からできる活動を積み重ねていかねば……と感じました。
そう、投票だけが政治参加の手段ではないのですから、普段から「日常の政治活動」を意識したいと思います。