1980年代には象牙やトロフィーハンティングの影響で、アフリカゾウ達にとって史上最悪の密猟の時代でした。日本では1970年以前は印鑑の先だけが象牙で作られていましたが、70年以降は印鑑すべてが象牙で作られたものが好まれ始め、我が国の象牙需要の発端となりました。
そして80年代の日本は、全世界の象牙消費の40%を占める「象牙大国」として全世界に知れ渡ることになりました。1979年に130万頭いたアフリカゾウは、たったの10年後である1989年までに60万頭まで激減しました。この危機的な状況のもと、1989年にワシントン条約で象牙取引が禁止されました。その後ゾウの平和もつかの間。一部合法取引が許された結果、状況は悪化し、今や80年代の危機よりもひどくなって来ているのが、アフリカゾウ達が置かれている現状です。今のままではあと10年で地球からゾウがいなくなってしまいます。
アフリカゾウのいない地球を想像できますか?
そしてその原因が私たち日本人にあったら?
アフリカゾウが消えてしまう日が来ないように日本の象牙需要をなくしましょう!
今のままではあと10年でゾウが消えてしまいます。
アフリカゾウの牙は自然に落ちたり生え変わったりしません。象牙はゾウを殺さないと捕れません。それは書類上の合法も違法も関係ないです。日本を含むアジアの需要が密猟の¬勢いに火をつけました。日本のハンコやピアノのけん盤がサバンナのゾウ達を殺しています。このままの勢いでいけば、地球からアフリカゾウが消えます。15年以内という専門¬家もいます。その前にみんなで象牙の需要をなくしましょう。大人は子供に伝えてください。
-SAY NO TO IVORY- アフリカゾウの涙より
『アフリカゾウの涙』(Facebookコミュニティ)は、アフリカ育ちの日本人達の手により始められました。大好きなアフリカで祖国日本を含むアジアの国々の象牙需要により苦しめられているアフリカゾウたち。彼らが この地球からいなくなってしまわないよう、末永くサバンナで 平和に過ごせる日々が続くよう。アフリカゾウの涙は、そんな思いからスタートしました。
1989年に全世界が「象牙を欲しがらない世界」を作り上げてアフリカゾウを危機から救ったように、私たちがアフリカゾウを救う為に出来る一番大切なことは、「象牙を持つのはいけないこと」を常識とする日本社会を作ることです。

アフリカ大陸の最後のゾウが、象牙に変わってしまう前に・・・。
