手をたたいたり、足踏みをしたり、そういうことでもつくることができる。
声にメロディーがつけば、その音には映像が見えるような
ドラマチックさが生まれて、より一層おもしろくなってくる。
すごくシンプルだけど、広げることも掘り下げることもできる。
大きなものなんだ。
また、音楽っていうのは、つくった人の元を離れた瞬間に
聴く人のものになる。
どう思おうと、どう解釈しようと、聴く人の自由だ。
意味を説明するものでもないし、強要するものでもない。
もちろん、スポーツのように勝ち負けをきめるものでもない。
寛容で自由なものだ。
音楽は、いろいろな人に触れながら、後世に残っていくものもある。
「ジャジャジャジャーン」て口ずさめば、誰でも「運命」のフレーズだと気づく。
ベートーベンだって、まさかそんなに「運命」が有名になって、
残っていくなんて思っていなかったかもしれない。
時に左右されないものもある。
特別教育を受けなくても「なんかいいなー」「かっこいいなー」って、
人は、その音楽から何かを感じる。
言葉や、宗教や、時代が全くちがっていても、
それらを完全に超越して、人は音楽を感じることができる。
それは、人の才能だと思うんだ。
だから、その才能を使わないのはモッタイナイ。
音楽は、時に「会話」をすることもできる。
テレパシーなんだ。
音楽を感じて、音楽を楽しんで、
もっともっと、音楽に触れようぜ。
