について少し書いてみようか。
俺は、物心ついたころからギターやピアノをはじめたんだけど
最初は、クラシックピアノを習っていたんだ。
10代にロックに出逢ってしまってからは、まさに「虜」。
寝食を忘れてギターを弾きまくって、すっかりのめり込んでたもんだよ。
親には全く理解されず「流行だからすぐに消えるものだろう」とさえ言われてた。
まー、何を言われてもやめようとは思わなかったんだけど。
そして、そんな風にギターやロックに夢中になってはや40年。
ロックも流行なんていうものはとっくの昔に通りすぎて
すっかり「クラシック」になってしまった。
そんな時間の経過に気づいた時、ふと思ったんだ。
数々の音楽を10代の純粋な感性で聴いていたけど、
もしかしたら、誤解していた部分があるかもしれない、と。
そこから、当時耳コピーしていたアーティストをあらためて聴きあさった。
聴いて、聴いて、聴いて、
そして今、自分ができるアレンジで演奏してみようと思った。
しかも、一発どりで映像におさめる。失敗は許されない。
万が一、失敗したとしても、それを本番の中で乗り越えなくちゃならない。
そんなライブに最も近い緊張感の中で、
過去に影響を受けたアーティストに挑む作業。
それが、「TRADROCK」の制作だったんだ。
今回、選んだアーティストは、
Eric Clapton
Jeff Beck
The Beatles
The Ventures
Jimmy Page
Jimi Hendrix
という6人。
亡くなった方は別として、ほとんどの人が現役だし、ロック第一世代。
あらためて今回聴き込んで、それぞれのアーティストのすごさを感じたよ。
だって、俺がはじめて彼らの音楽を耳にした頃、彼らは20歳そこそこ。
しかも、今とは比べ物にならないくらいテクノロジーの低い環境で
あれだけのプレイをしていたんだからね。感服だったよ。
そんなアーティストに挑むというのは、俺にとっても初の機会。
あえて選曲は自分でせずに、友人たちに頼んで
各アーティスト6曲(※)に厳選したんだけど、
これがなかなか手強くて(笑)
かなりハイレベルな曲が選ばれたりもしたもんだから、
新たなるチャレンジって感じだったな。
(※実際は6曲以上になっているアルバムが複数あります。)
「TRADROCK」で一番辛く、そして楽しかったのは
アレンジ作業なんだけど、その辺の話は後編で。






















