毎年、全国から多くの人が参加してくれる富士山の清掃登山ですが、NPO法人の富士山クラブとともに始めた当初は100人も集まらなかった。
そもそも富士山の清掃登山を始めたのは、欧米の登山家が「マウント・フジは世界で最も汚い山。日本人はヒマラヤまでマウント・フジにするのか」というひと言から。
彼が言うように富士山のゴミはひどかった。青木ヶ原の樹海に行くと車のタイヤや医療廃棄物、建築廃材など、さまざまなゴミが不法に廃棄されている。富士山の容姿は世界に誇れる美しさだが、近づいてみるととても汚れた場所だった。
コツコツと清掃活動を続けているにつれ参加者が増え、今では参加者は全国から参加してくれるようになった。
うれしいことに登山者の意識も変わりつつあり、今では5合目から上はほとんどゴミがなくなった。最近の富士山のゴミで目立つのは10年以上前に捨てられたもの。
大切なのは新しいゴミを出さないことだ。ゴミを拾いながらゴミを出さない社会をつくっていけばいい。富士山のゴミ拾いがきっかけとなり、全国に広がっていくとうれしい。
今年の夏も多くの参加者がゴミを拾うのを見て、人の輪の広がりに多くの可能性を感じました。























