ご無沙汰になっていた友人と、
シルク・ドゥ・ソレイユの綱渡り芸人だったセドリック・カサノヴァさんがパリに開いた、
シチリアのオリーブオイルとシチリア食材のお店。
お店の奥のテーブルで、1組だけ予約制で、
その食材を使ったランチ(ディナー)がいただけます。
オリーブやオリーブオイル、ドライトマト、数々のシチリアのドライハーブ、ケイパーなどが
小さなお皿の上で組み合わさり、ひとつの味として完成していきます。
それを順番に味わいながら、香りや品種の違いを比べて楽しむランチは、
なんだか理科の実験みたいな面白さも!
完全なプライベートテーブルなので、食材やお料理の説明も丁寧で、
こだわりや、背景のストーリーなども伺いました。
まさに“ターブル・ユニーク”!
シチリアの白ワインを1杯だけ…なんて言いながらスタートしたら、
途中「マグロの生ハムは熱燗がいちばん合う」と聞いてびっくり。
凝縮された魚の旨味を、ガツンとくる日本酒の熱燗がまろやかに包み込む、
なるほど!の美味でした。珍味です、日本食でいえば。
トータルの塩分は若干高めですが、
こんなにオリーブオイルを楽しんでも
油分の摂取量はクロワッサン1個分くらいですよ、とのこと。
マグロ、チーズ以外はオールお野菜&果実ですが、
意外とボリュームもあり、おしゃべりしながら丁寧に味わっていたら
軽く3時間を超えていました。びっくり!
帰りに食材を買ったので、またあれこれ自己流で真似してみようと思います。