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カテゴリ:医療キャスターのおしごと( 157 )

「Heart safe city構想」記者発表会

年間約7万6千人が亡くなる“心臓突然死”。
交通事故死の約19倍。
もっとわかりやすく言うと、
“健康そうに見えた人の予期せぬ急死が、毎日200人にある”ということです。

自分には関係ない…とは言えない数字ですよね。

この“心臓突然死”を減らす取り組みとして、
AEDのメーカーでもあるヘルステックカンパニー
「株式会社フィリップス・ジャパン」が「Heart safe city 構想」を立ち上げ、
今日行なわれた記者発表会を取材してきました。

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右上: 株式会社フィリップス・ジャパン 堤 浩幸 代表取締役社長
右中: 国士舘大学 大学院救急システム研究科 田中 秀治教授


“心臓突然死”は、原因のほとんどが「心室細動」という不整脈。
心臓が震えて血液を送り出せなくなり心肺停止状態になります。
脳に酸素がいかなくなるため意識を失い、
大げさでなく1分1秒でもはやい救命処置が必要です。

この状態を救えるのは、3分以内、遅くとも5分以内の「AED」による電気ショック。
3分以内に「AED」による処置ができた場合の社会復帰率は約70%。

タレントの松村邦洋さんがマラソンレース中に倒れ心肺停止状態になったものの
13日後には会見を開けるほどの状態を取り戻せたのは、
直後からの心臓マッサージとAEDによって、脳の低酸素状態を回避できたからだそうです。

プロスポーツ選手の突然死もあり、
「AED」設置の重要性は日本でも理解が広がり、
現在、公共施設を中心に全国各地に約60万台の「AED」が設置されています。
これは世界的にも高くアメリカに次ぐ数だとか。

アメリカや北欧の街中で人が突然倒れた場合、
この「AED」が使われる割合は60〜70%。
街行く人が当たり前のように心肺蘇生を行なっています。

日本ではどうでしょう?

なんと、4%!

設置数は多くとも、“どこにあるかわからない”“使い方がわからない”という理由で、
ほとんど使われていないのが実情です。

助かる命を助けるために「一歩を踏み出そう!」と、
フィリップス・ジャパンの掛け声でスタートした「Heart safe city 構想」は、
地域全体で救命に取り組むシステム作り。
自治体や消防、医療機関との連携とともに、
「ファースト・レスポンダー」と呼ばれる
救命への積極的協力者を育成し活用します。

市民へ「AED」の正しい使用方法を広める、
どこにあるかすぐにわかる統一サイン(標示)を作る、
アプリで検索できる「AED」設置マップを作る、
アプリを使っていざという時に近くにいる「ファースト・レスポンダー」への連絡
および救急要請…など、、、
地域全体で「心肺停止からの社会復帰率“世界一”をめざす」という目標を掲げています。

現在日本では救急車が到着するまでの平均が8.6分(平成27年)、
電話要請から家の中に入っての処置開始までは平均13.6分だとか。
一方、心室細動で倒れてからの救命率は、
3分以内で70%、5分以内で50%、10分で0%といわれています。

脳に酸素がいかなくなる5分がリミット!

家族が倒れたら、同僚が倒れたら、道行く誰かが倒れたら、あなたはどうしますか?
私たちにできることがあるということを、
多くの人に知ってほしいと思います。

ちなみに、「AED」は必要な場合しか電気ショックは作動しませんし、
市民の救命行為の結果や、それによって肋骨骨折などが生じても、
「社会的相当行為」として違法性は問われないそうです。
なので躊躇しなくてよいのです。


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主催: 株式会社フィリップス・ジャパン

「心肺停止からの社会復帰率“世界一”の実現を目指す
『Heart safe city 構想』記者発表会」


by mori-mado | 2018-09-18 20:51 | 医療キャスターのおしごと | Comments(0)

慢性便秘症の最新治療

慢性便秘症に関するプレスセミナーで、
横浜市立大学大学院医学研究科の中島淳教授(肝胆膵消化器病学教室)に
お話を伺いました。

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「便秘は病気ではない」と、患者は病院で相談すべきでないと思っているし、
医師も診断治療を軽く考えがちとのこと。

それ故に合理的な治療にたどり着かず、
自己流で健康食品や市販薬、摘便を続けているうちに
頑固な便秘になって治療が長期化したり、
思春期の頃から刺激性下剤を使用し、30歳になる頃には60錠とか、
中には100錠飲んでも反応しなくなるという末路を辿ったり(←大げさでなく)、
“便秘の罠”にハマる人がとても多いそうです。

また、便秘がパーキンソン病のリスクを上げたり、
レビー小体型認知症の初期の症状として出ることもわかってきました。
ほかの病気と便秘を併発するケースも多く、
心臓や糖尿病、呼吸器疾患などを持つ人は注意が必要だそうです。

まさに、“たかが便秘、されど便秘”です。

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排便回数(週3回未満)の問題だけでなく、
毎日排便があったとしても排便困難があれば、便秘症。

健康だと感じる幸福感を失うだけでなく、
生活の質を著しく低下させ、重症の場合は大腸全摘の手術ということもあり得ます。

そんな中、排便を促すホルモン(胆汁酸)が不足すると便秘になるというメカニズムが解明され、
近年それを補う薬が次々に登場。
慢性便秘症の診療ガイドラインも発刊されました。

女性は年齢を問わず、男性も40代から急増し、
男女ともに65歳以上の4人に1人といわれている、便秘。
根本的に治せる人は1割か2割とのことですが、
8割の人が、依存性のない薬でコントロールできるようになるそうです。
薬の選択が、便秘症治療の“きも”。
一般的に知られている薬と、最近登場した薬は、排便を起こすメカニズムが違います。

ヨーグルトや食物繊維を多く摂ったり、運動したりという
生活習慣の改善だけではなかなか難しい便秘症。
自覚があるようであれば、恥ずかしいという気持ちを乗り越えて、
消化器内科で詳しく症状を相談してみてください。

もちろん、なんでも薬に頼るのがよいとは思いませんが、
我慢したり自己流でどうにもならなくなるよりは、
“足りないものを補う薬”でコントロールするほうがよいと、
私は(自分の経験も踏まえ)そう考えます。

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主催: EAファーマ株式会社

国内初の治療ガイドライン制定と新薬登場を受け
変革期を迎える「慢性便秘症」の病態と最新治療戦略
~みんな知らない便秘大国日本の現状~



by mori-mado | 2018-08-21 22:19 | 医療キャスターのおしごと | Comments(0)

心臓にやさしい「ハートレシピ」

8月最初にご一緒したのは、
ファッションデザイナーのドン小西さんと、
循環器内科医の渡辺弘之先生

公益財団法人 日本心臓財団エドワーズライフサイエンスが主催する、
心臓にやさしい ハートレシピ」の発表会が、
講演&トークショー、お料理教室の2部構成で開催され、
司会を務めてまいりました。

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ゲストのドン小西さんは、
2012年にテレビ番組の企画で心臓弁膜症がわかり、その後手術をされています。
本番では、渡辺弘之先生も驚いたり深く頷いたりするほどの
“ドン小西さん流”の患者経験を、たくさんお話しくださいました。

お仕事柄、日に5、6件(多い時は7、8件とか!)のパーティーに顔を出すことは
めずらしくないという、ドン小西さん。
顔を出さなくなると「あれ、そういえばあの人最近見かけないね、、、」となる業界につき、
手術後もそういうライフスタイルは大きくは変わっていないそうですが、
大きく変わったのが、“意識”。

「まだまだ元気でやりたいことたくさんあるから、
欲望のまま飲んだり食べたりしなくなったよ。
目的と優先順位をつけて、コントロールするようになったね」と。

結びでは、いまだから伝えたいこととして
心臓を車のエンジンにたとえ、こんな話を。

「車に乗るときに今日エンジンかかるかな?と思って乗らないのと同じで、
毎朝 今日は心臓が動くかな?と思って人は生きてないないじゃない?
僕も心臓の状態なんて意識したこともなかった。

当時は、少し息があがっても、
年齢のせいかな、疲れてるかなくらいにしか思っていなかった。

だから、まずは“意識する”ことが大切。
検査に行こうかなと思うのも、食生活を変えてみようと思うのも、
まずはここからだと思う。

僕は変わりました」

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息切れが主な症状で、どんなときに息切れするかで重症度をはかる、心臓弁膜症
一般的にはあまり知られていません。
活動量が減る高齢者では進行してから気付く人が多いといいます。

日々、心臓の病気の診療にあたる渡辺先生も、
「心配なときは迷わず“かかりつけ医”へ相談してほしい」と話していました。

ならないために必須なのは禁煙と減塩!
減塩でも味のメリハリがあって美味しい「ハートレシピ」で、
いま心当たりのない人も、ぜひお気をつけください♡
スパイスやお出汁を工夫しているところが、“なるほど~”なポイント。
作り置きができるので、いろんなアレンジを簡単に楽しめそうです。

by mori-mado | 2018-08-01 23:29 | 医療キャスターのおしごと | Comments(0)

医療セミナー

理事を務める医療系のNPOが主催する、
「Medi +セミナー」の司会をしてきました。

“働き方改革”“危機管理”という、いままさに注目を集めるテーマ。

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1つ目は「誰でもわかる『働き方改革』のツボ」と題し、
AIP経営労務コンサルティング代表の大澤範恭さんのご講演。

大澤さんは、35年間厚生労働省で障害福祉や介護保険改正などを担当され、退官後に独立。
現在はご自身が住むさいたま市で、医療・介護・保育関係従事者の勤務環境改善と、
地域包括ケアシステム構築の支援をされています。

“働き方改革”は医療界でも他人事ではなく、何が変わり、どう対応していく必要があるのか、
わかりやすくお話いただきました。


続いて、「いま改めて考える 危機発生時におけるブランドの守り方」と題し、
リスク・クライシスコミュニケーション業務を専門にする
田﨑陽典さんにお話いただきました。

ホットな記者会見事例を教材にしながら、
何がダメで何がよかったか、何を心得るべきか、具体的で、非常に興味深いお話でした。

セミナー後の打ち上げでは、様々な立場の第一線で医療と関わる皆さんと情報交換。
司会しながら今日も勉強になる時間を過ごさせていただきました。感謝。

by mori-mado | 2018-07-12 23:58 | 医療キャスターのおしごと | Comments(0)

「がんを知る教室」in 徳島

がんに関する情報をいろんな角度から発信する展示イベント
なるほど なっとく がんを知る教室」が、徳島で始まりました。

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このオープンを見届けて、
企画制作に1年かけたプロジェクトが一区切りとなりました。

全国をまわる「がんを知る教室」、多くの人に来ていただきたい!
今年は11月まで10ヶ所で開催します。
スケジュールは主催のアフラックのwebサイトでご確認ください。→ こちら

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小学校の教室風の会場で懐かしい気分になり、
思わず、“先生ごっこ”と“生徒ごっこ”の一人遊び。笑
あ、会場はオープン前です、もちろん。

先生バージョン ↓↓↓

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生徒バージョン ↓↓↓
これはさすがに無理がある!笑

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by mori-mado | 2018-07-06 17:48 | 医療キャスターのおしごと | Comments(0)

「がんを知る教室」はじまります!

2004年、アフラック日本社の創業30周年を記念して、
六本木ヒルズでの開催から始まった「がんを知る展」。当時の名前は「がんを知る10日展」。
アフラックさんが社会貢献として取り組む、がんの啓発活動の一つです。

日本人の2人に1人が生涯かかる、と考えられている“がん”について、
“知ることが身近に感じてもらう第一歩”と考え、
パネル、映像、体験模型、講演などのコンテンツを通し、
統計、検査、治療、予防、検診、闘病経験について幅広くお伝えしてきました。
過去のようすはこちら → 神戸 横浜 東京  

私は企画を立ち上げるときから
コンテンツ制作の総合プロデュースでお手伝いさせていただいています。
これまでに全国101ヶ所、のべ32万人のお客様に来場いただきました。
来ていたたいた方はもちろん、
制作にあたり14年間お世話になったすべての皆様に感謝申し上げます。

そして、2018年!
この「がんを知る展」が装いを新たに「がんを知る教室」となって、
また全国を回ります!

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ちょっと懐かしい小学校の教室風の空間で発信するのは、
がんの国語、算数、理科、社会、保健体育。そして、がん検診。

がんの算数って?国語って?? と思ったみなさん、
きっと「なるほど!」「なっとく!」「へー、そうなんだ!」と思ってもらえると思いますので、
お近くで開催の折にはぜひ足をお運びください。

スタートは今週末、7月6日(金)~8日(日)の徳島県徳島市から。
イオンモール徳島」1F UZUコートで開催です。

7月はその後、宮城県名取市、福島県いわき市で開催。
くわしいスケジュールは、主催のアフラックのホームページでご確認ください。
「なるほどなっとく がんを知る教室」各地で開催 → スケジュールは こちら


「がんを知る教室」も引き続き、
医的パートは医療福祉総合研究所(医療福祉チャンネル)チームで担当しています。
演出チームとすり合わせしながら、
今回も試行錯誤しながら原稿を書き上げ、映像を作り、監修していただき、、、
つい先日校正が完了しました。

展示会の様子は、徳島からまたレポートします!

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「なるほどなっとく がんを知る教室」
主催: アフラック生命保険株式会社
後援: 厚生労働省ほか


by mori-mado | 2018-07-03 10:09 | 医療キャスターのおしごと | Comments(0)

国際シンポジウムにて

番組「黒岩祐治のメディカルリポート」、再来??? 笑

今日司会をした国際シンポジウムで、
2004年〜2011年まで一緒にキャスターを担当した、黒岩知事とご一緒しました。

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黒岩知事はパネリストとして
神奈川県の「ME-BYO(未病)」の取り組みについてお話しされました。
“病気か健康か(赤か白か)の二択ではなく、
健康から病気までをグラデーションでとらえる”
その「ME-BYO」の考えをベースに、想像以上に様々なことを政策として実行されていて、
構想から行動までのスピード感はテレビでも県政でも変わらず、さすがです!
そして実行しながら考えて修正していく。この姿勢は番組でも大切にされていました。

マイケル・サンデル教授の「白熱教室」的な、熱い講演。
久しぶりに目の前で“黒岩節”を聞き、キャスターの師匠から今日もまた学びました!
思い返せば、私がアドリブに強くなったのは、あの番組のおかげ。
いつのまにか身振り手振りで話すようになったのも“師匠”の影響です。笑

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司会をしたのは、
日本医学ジャーナリスト協会の水巻中正会長が代表幹事を務める、毎年恒例のシンポジウム。
今年は、「世界各国の地域ケア ~ともに生きるを目指して~」をテーマに、
広くはドイツ、アメリカ、ドバイ、ミャンマー、
日本国内では神奈川県、世田谷区、群馬県南牧村、柏市…、
事例をご紹介いただきながら、高齢者ケアという視点で“地域づくり”を考える半日となりました。

「人生100歳時代」、
求められるのは、実は昔の日本にはどこにでもあった“ご近所つながり”という気もします。
立場も専門も年代も違う人たちが、
それぞれ“自分事”として、高齢化する我が町のことを、“ともに”考える。
それをなくして幸せな老後はないな…。そんなことを感じます。

「ME-BYO」も「地域包括ケア」も、大切なのは、
若い世代も含めて、いかに“自分事”としてとらえてもらうか。
メディアの役割も大きいと、しみじみ思いました。


by mori-mado | 2018-06-23 23:55 | 医療キャスターのおしごと | Comments(0)

セミナーレポート「中堅世代のデートDV」

ファイザーの社会貢献活動である「ファイザープログラム」の、プレス向けセミナーへ。
昨年度も取材させていただき、そのレポートは → こちら

“公的サポートが十分に行き届かない「中堅世代(30代〜50代前後)」をターゲットにした
心とからだのヘルスケアに関する活動”を今年度は支援していて、
中堅世代の「デートDV(親密な関係にある人からのDV)」に対する支援を行う団体と、
加害者家族支援を行う団体の報告を聞き、個別の質問などにも対応していただきました。

以下、デートDV被害者を支援する
認定NPO法人 エンパワメントかながわ」の活動報告についてレポートします。

婚姻関係でのDVについては法律があるものの、
籍を入れていない男女の間に起こるDV被害は、
法的には「2人の問題だよね」と片付けられてしまうのが現実。

「デートDV」で問題となる“負のスパイラル”とは、

DV、つまり暴力、暴言、束縛(行動の制限)、強引な性的要求、リベンジポルノ、脅し…の後、
加害者の態度が一転して優しくなり、
その優しさを被害者が自らの救いにしていると、また暴力が。
このサイクルを繰り返すうちに暴力がエスカレートし、
もっと怖いことが起こるのでは?という恐怖を感じて、別れられなくなる。

このこと、だそうです。

「エンパワメントかながわ」が、
10代の学生たちの被害を減らそうと電話相談を開始したところ、
活動の中で見えてきたのは、
20代〜50代の婚姻関係のない人たちにおいて、実はこの問題が深刻であるということ。

例えば30代の女性では、
結婚や出産への年齢的な限界を感じていたり、
経済的な理由(お金を貸しているケースも多い)
戻る家族がいないという孤独感から、
被害にあいながらも、
“別れられない”“別れたくない”というケースが多いのだそうです。

また背景に、育つ過程での虐待(暴力被害)や精神疾患を抱えている人も多く、
この問題をより複雑で深刻にしているようです。


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しかし、法的にも守られず、公的支援も届かず、孤立していく「デートDV」被害者。

暴力を受ける度に「お前が悪い」と言われ続けてきた被害者に対し、
「あなたは決して悪くない」としっかり伝え、
自立への道を自分で選択していくための適切な支援へつながるよう関わっていくことの必要性を、
法人の理事長である阿部真紀さんは訴えていました。

阿部さんは、「デートDV」を社会問題としてとらえていくために、
言葉の認知を上げることも大きな課題だとも言います。

確かに「デートDV」という言葉は最近見聞きしますが、
その実態や、ましてこんなに根深い問題だとは、
今日取材するまで知りませんでした。
(「デートDV」という言葉から被害の内容をイメージしにくい?)

交際経験のある全年齢男女の約4割(女性は4割以上)が
「一つでも被害にあったことがある」とアンケートで答えています。
私たちの社会で“身近”に起こる問題として、まずは、
『声をあげていいんだ。相手を罰するためではなく、自分を守るために。』
ということが被害者に届くよう、
私も様々な場で発信していこうと思いました。

保健、医療、福祉、、、女性ならではの課題は様々あります。
女性ならではの課題を、女性だけでなく“社会全体”で考えていけるように、
今後も積極的に取材をしていきたいと思います。


by mori-mado | 2018-06-21 22:02 | 医療キャスターのおしごと | Comments(0)

「乾癬 (かんせん)」を知っていますか?

「乾癬(かんせん)」という病気をご存知ですか?

漢字が難しかったり、“感染”と誤認したり、
まだまだ認知度が高いとはいえない皮膚の病気です。
道端アンジェリカさんが昨年ご自身の病気を公表され、
「あ、聞いたことある!」という人はいるかもしれません。

今日は「乾癬」のセミナーで司会をし、
患者さんでもある添川雅之さんと、名古屋市立大学大学院の森田明理教授と
トークセッションもさせていただきました。

中重症患者さんが直面する日常生活の実態や最新の治療がテーマ。
乾癬の皮膚症状を知ってもらうために、
会場には症状を再現した人形も置かれました。
中重症患者さんは、このような症状が
全身に手のひら5枚~10枚分くらいの面積で出るそうです。

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症状の“見た目”から他人の視線が気になって消極的になってしまう、
感染するのではないかと誤解される(乾癬は感染しません!)、
治療期間が長い(平均すると症状が落ち着くまで18年くらいかかる、と森田先生)、
偏見のストレスがさらに症状を悪化させ“負のスパイラル”に陥る・・・など

苦しみや困難は身体症状だけでなく、精神的な部分にも及びます。
Twitterに投稿された患者さんの“声”もご紹介しました。

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患者さんの数は、日本では約43万人。
男性は30歳代、40歳代から増えて50歳代がピーク、つまり働き盛りの頃、
女性は20歳代と50歳代で2回ピークがあり、若い女性にも多くいるとのことでした。

私たちが「乾癬」について正しく知ることで、
患者さんの苦しみは軽減する部分があります。

添川さんはご自身の体験をエピソードを交えてお話しくださり、
「皮膚症状を見て驚くのは当然だと思う。
でも、それと向き合っている自分たちがいることや、
“感染しない”ということを知っていてくれるだけで違う」と、おっしゃっていました。

最近は、“生物学的製剤”という新しい薬によって、
重症の患者さんでも症状を抑え、コントロールできるようになりました。
昨年末に、7年ぶりに再発したという添川さんも、
今日お会いして見た目には全くわかりませんでした。

ただ、情報が少なかったり、
地域によって専門的な治療をできる医療機関が少なかったりするために、
自分に合った治療、新しい治療を受けられない人が少なくない、という課題もあります。

その人が日常生活で何に困っているかを聞いて、丁寧に説明した上で段階的に、
“納得して治療を受けてもらうこと”が大切、と、森田先生はおっしゃっていました。

周りに言えずに「乾癬(かんせん)」の闘病をしている人もいると言います。
「乾癬」を1人でも多くの人に知ってほしい。その思いで、いま、これを書いています。

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終了後に、添川雅之さんと。
なんと、ご縁のある母校の先輩と添川さんが、一緒に法人を立ち上げた仲間だと知り、
お会いするのを楽しみにしていました。

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「乾癬」を知るために・・・
「東京乾癬の会 P-PAT」
「INSPIRE JAPAN WPD」
・「乾癬ネット
クリックするとホームページにリンクします。
病気の説明や、インタビュー動画、イベント情報などが掲載されています。

by mori-mado | 2018-05-24 23:11 | 医療キャスターのおしごと | Comments(0)

目指せ!医学の道2018

「目指せ!医学の道2018 〜医を志すということ〜」というイベントで、
進行役の総合司会を務めさせていただきました。

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現役医師の講演では、社会の中での“医師”という職業、医師へ求められることが、
日本医師会の取り組みの紹介などを通して見えてきました。

現役医学部生7人によるパネルディスカッションでは、
医学部受験や医学部生活のリアルが、より具体的なことばで語られました。
皆さん、本当にしっかりしている!


思い返せば、、、
医師である祖父や父、伯父、伯母を見て十代を過ごした私ですが、
思春期特有の父への反発から、(&理数系科目が苦手だったということもありますが…)
大学の附属校へ進み、医学部をめざすという選択には至りませんでした。

いま医療分野の取材や発信をしていることを思えば、
もう少し広い視野で進路を検討してもよかったのでは…と思う瞬間も…
正直、ないわけではありません。

私が中高校生の時に、こういうイベントに出合っていたら・・・
医学部や医療系に進んだ(身内以外の)少し先輩たちの“リアル”に触れていたら・・・
十代の私はどんな選択をしたかな?

医療系の資格職は、大学や専門学校受験の段階で将来を決める必要があり、
18歳にとっては簡単ではない選択だと思います。
自分の将来を自分で描くためにも、こういうイベントはいいなぁ・・・と、
もはや“母親世代”の私、司会をしながらつくづく感じました。

偏差値だけでなく、志を持って医の道に進んでほしい。
未来を担う若い世代にエールを送ります♡

by mori-mado | 2018-05-13 23:39 | 医療キャスターのおしごと | Comments(0)

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