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日経健康セミナー21スペシャル in大阪

日経健康セミナー21スペシャル
「日本の未来、日本の社会保障を考える
~世界に誇る国民皆保険制度を維持するために ジェネリック医薬品ができること~」で、
司会と、パネルディスカッションのコーディネーターを担当させていただきました。

第1部は、竹中平蔵さんによる「これからの日本経済と社会保障」と題した基調講演で、
注目が集まる安倍内閣の経済政策についてわかりやすくお話いただきました。
第2部のパネルディスカッションでは、
厚生労働省医政局経済課長の鎌田光明さん、
横浜市総合医療センター診療部課長で、日本ジェネリック医薬品学会理事の有山良一さん、
全国健康保険協会理事の貝谷 伸さん、
タレントの向井亜紀さんと一緒に、次の世代のために私たちができることを考えました。
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終演後にパネリスト&関係者の皆様と♪

医療機関で処方されて私たちが薬局でもらう薬には、
特許期間中の「新薬」と特許期間が切れている「長期収載品」の2つの先発医薬品と、
後発医薬品である「ジェネリック医薬品」の、3種類があります。

日本には「高いもののほうが品質がいいのではないか」とか「治療に関わることだから安いと不安」など
独特の考え方も根強く、ジェネリックを選ぶ割合は25%程度ということなので、馴染みがないかもしれませんが、
アメリカやヨーロッパでは60~70%の人がジェネリックを選択しています。

「ジェネリック医薬品」は、新薬の特許が切れてから発売されるので、
すでにある有効成分などの情報をベースに効率的に開発することができ、その分コストを低く抑えられ、
有効性が同じ薬でも、市場に出るときの価格を安くすることが可能です。
価格が安い上に、医薬品を管理する国の厳しい品質審査をクリアしなければ開発も販売もできませんから、
安全性もきちんと保障されています。
さらに味や形状、容量など“消費者目線”での飲みやすさの改良もされているなど、
後発だからこそのメリットもあります。

視点を変えて、国の財政、医療費や健康保険制度のことを考えてみましょう。
毎年1兆円規模で増えつづける国民医療費は、国の財政を圧迫しており、
いまなんとかしなければ、将来に渡って公的保険制度を維持していくことが厳しくなってしまいます。
私たちが病気やけがで治療を受けたとき3割の医療費負担で済んでいるのは、「国民皆保険制度」あってのこと。
保険制度を破たんさせず、税金や保険料など私たちの負担を極端に大きくすることもなく、
将来も安心して医療を受け続けられるようにするためには、
いまこそ医療費の“eco”を考える時代なのではないでしょうか。

医療費全体の中で、薬剤費の占める割合は2割。
価格の安いジェネリック医薬品を選択することで、国全体の医療費を下げることができます。
1回の処方で生じる1人1人の差額は大きなものではないかもしれませんが、
国全体に反映されれば、何百億円という大きな削減につながります。
医師や薬剤師と相談しながら「ジェネリック医薬品」という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

「ジェネリック医薬品にしたいです」と言い出しにくいときは、
希望カードや、保険証に貼るシールなど様々なツールもありますので、
病院や薬局の窓口で保険証や診察券と一緒に出すと気がラクになりますね。

また、ジェネリック医薬品について興味を持ったら、「日本ジェネリック製薬協会」のサイトをぜひ覗いてみてください♪
ジェネリックへ切り替えたときの差額計算などもできるようになっています。

*このセミナーの模様は3月中旬以降の日本経済新聞に掲載されますので、
くわしくはそちらをご覧ください。

by mori-mado | 2013-02-16 20:58 | 医療キャスターのおしごと | Comments(0)

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