momokomotion official blog

日本人。サンフランシスコのアートスクールで遊んだあと、 ミレニアムを祝うために来たタイランドに結局ずっと住んでしまう。 バンコク発エレクトロパンクバンドfutonのオリジナルメンバー。 エイベックストラックスからもアルバム『give me more』が発売された。 2007年にソロ活動開始。『punk in a coma』をインディーリリース。 2008年からは10年以上ぶりの日本で初の国内活動を行う予定。 日本に行きたい理由は日本語が一番上手だと気がついたから。



RELEASE INFORMATION 元FUTONの日本人モモコのソロ プロジェクトmomokomotion (モモコモーション)のデビュー アルバム「パンク・イン・ア・コマ」が バンコクに続き日本に参上! バンコク音楽シーンの中心的 存在のmomkomotionが 送る、タイ人以上にバンコクを 強烈に感じさせる、なのに日本も 感じる、英語、日本語の 叙情的な詩が光るナイスな ロックアルバムの登場です。 momokomotionなりの 桜の歌や、ニルバーナの オール・アポロジーズのカバー収録!


momokomotion
【 Punk In A Coma 】
「通常盤」

1. TOY

2. Ask For The Moon

3. Punk In A Coma

4.Sakura Saku

5.All Apologies

6.Follow Me

7. So Crazy

8 Saturday night

9. Beautiful World

10.Skull

All songs written
by momokomotion
Except all apologies
by Kurt Cobain
「豪華盤日本仕様」
豪華版はアートブックの形をとっており、奈良美智のイラストをもとにしたタイ の現代アーティスト、ウィットの紙工作アートワークを収録!立体の人形を作る ことが出来ます。

次のモモコモーションライブ@FancyHIM
次のモモコモーションライブはクールでスタイリッシュ!そして超楽しめる東京で一番熱いエレクトロパーティー「fancyHIM」で。
このパーティーを紹介してくれたのは野宮真貴さん。彼女いわく「どこからともなくおしゃれな子たちがぞくぞくと集まってくる」んだそうです。
ゲイ、ストレート、日本人に外国人と年齢層もバラバラなこういう感じのパーティーは私も大好き。
http://fancyhim.com/

場所は新宿2丁目。
モモコモーションもライブで演奏している「Gayboy」という曲もやっとしかるべき場所?でお披露目になる!!やったあ。
だけど心配なのは衣装です。だって新宿二丁目のエレクトロパーティーならみんなもうすばらしく派手。モモコモーションは一番地味に見えるかも、、、、

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# by emm_momoko | 2008-11-04 15:00
次のmomokomotionライブ @ Fat Festival #8
次のライブは久々のバンコクで。
fatラジオはバンコクで大人気のラジオ曲。
メジャーなバンドもかかるけどインディーズバンドもたくさん出て来るカレッジラジオみたいな感じかな?

その局が主催する10万人ほどの人が詰めかける年に一度の大イベントなんです。

バンコクの新しい音楽を聞きたくてたまらない若者が一生懸命このラジオを聞いてるんですよ。みんな気持ちは熱いです。

このフェスティバルではそういうバンコクキッズと直接会ってお話したりできる機会があるので楽しいです。
アーティストがレーベルのブース内に座ってたりするのでサインや写真を集めて回ってる子の姿も良く見かけます。
制服姿のタイ人大学生とかが「ももこ〜最近どお?」とかって話しかけてくるんですよ。この日は知らない人でもみんなお友達になれる気分なんです。

バンコクキッズは日本の大学生とかとは違ってもっと真面目というか。
あまりすれてないんですね。
音楽が好きな二十歳過ぎの子でも、夜遊びしてクラブでお酒を飲んだり、夜にライブハウスに行ったりしない。
だから普段のライブでは絶対に見かけないようなファンの子たちが唯一来る事ができるイベントというかんじかな。
私の印象ではMomokomotionファンには意外にも(!)両親と一緒に住んでて清らかな生活をしてる(!!)タイプのうぶな少年少女も実は(!)多そうなんです。

そうそう私、7年バンコク在住だったし、音楽を始めたのがバンコク。なので海外のフェスに出ると行っても完全に「地元のアーティスト」です。今回はわざわざ日本から行くのでみんなちょっとはありがたがってほしいなー!

だけど今回はモトコンポの皆さんは来れないんですが、Dr.USUIが一緒に来タイして演奏します。

出演時間はまだ決まってませんが、日にちは11月9日(フェスは8日と9日の二日間)、場所はfat8plaza のステージ3です。



次のmomokomotionライブ @ Fat Festival #8_b0155290_11154052.jpg

# by emm_momoko | 2008-10-28 11:28
次のmomokomotionライブ @ Switched On!
次のモモコモーションのライブのお知らせです。

モモコモーションのライブで一緒に演奏してくれるのは、エレクトロユニットのモトコンポのおふたり。

DrUSUI氏のギターとCHIHO嬢のコーラスが入って更にパワーアップしたモモコモーションチューンズをお楽しみください。

ちなみにモモコモーションライブでは、いつもはブラック&ホワイトのボーダーの衣装がトレードマークのモトコンポさんたちがピンク色衣装!です。

Electro, New wave and Dance Music
A networking party of Musicians/DJs based or related to Kichiyjoji Town in Tokyo.

We presents music like New wave, Electropop, Rock, Guitar Pop, Techno, House to make you happy!!


吉祥寺を愛する人々が繋がっていくイベント
「Switched On!」

吉祥寺のショップスタッフや周辺に在住するアーティストたちが
DJやライブで続々登場!!
ニューウェーブ、エレクトロポップ、ロック、
ギターポップ、テクノ、ハウスまで
Happyな音楽をお届けします!

気軽に遊びに来てください♪


コミュはどんな方でも大歓迎!
気になったら参加してください!


myspace(随時更新中)
http://www.myspace.com/switchedontokyo


**2008年**
"Switched On! #7"
10/26(sun)17:30〜23:00
2000yen(1drink付・添付の画像またはmixiのコミュ画面提示で2drink付)

Place : 吉祥寺 Bar Drop(http://www.drop.co.jp

Live :
MOTOCOMPO (http://www.myspace.com/motocompo)
Hazel Nuts Chocolate(http://www.myspace.com/hazelnutschocolate
ロラ・コルピ
momokomotion(http://www.myspace.com/momokomotion
Candles(http://www.myspace.com/candlesmyspace)

DJ :
WSZ80(Reclash)
Ian Martin(Clear and Refreshing Records)
Kovacs (Petit Mit)
Lotosics(Kovacs+Dr.Usui)
Masafumi Katagiri(better than travel)

Photobucket


switched on flyer momokomotion
# by emm_momoko | 2008-10-24 22:06
日本人は詩人だった。
寒くなってきました。モモコモーション、実はこの夏からだんだんと秋めいて涼しくなるというこの風流な時間感覚を味わうのが7年ぶりくらいなのでした。
はっきりいってつらい。なにがつらいかというとこの強制的に情緒不安定させる季節の演出です。

しかも劇的に温度や風景、食べ物、衣服などが変化するので、気分的には同じ場所にいながら違う場所に来たような、そう舞台は同じだけどライティングから音楽から衣装から変え、「さて、第二幕」というかんじ。劇的すぎてとまどってます。

あとそれからなんと、私は長年南国に住んでいたため、ほとんど長袖の服というのをもっていないの。夏服=服、なんですね。コートとかジャケットなんてものはステージか撮影スタジオか旅行先で着る「衣装」としてしか持ってないんです。

だから、ほんと生活のために身体を守るものとして衣服を買わないといけないとおもっております。雑誌を見ると「この秋のブーツ、マストアイテム」とか「ロックテイストのコーディネート」がなんとかって言ってますが、私にはそんなことより、寒いので着るものが必要なんですね。

ところで、日本に帰ってきてもうはや3ヶ月目。これまでみたいに外国語ではなく、日本語で会話できること、百パーセント自信をもって操れる言語による会話がとにかくたのしいのですが、それがね、そういうわけにもいかないんです。

この前お友達のお家でのパーティーに行ったのですが、そこでお酒をのみながらはじめて会う人や久しぶりに会う方とお話をしていて、すごく親近感のあるいつもの感覚を思い出しました。日本人の人と話しているのに、向こうの話の仕方がまるで私がつたない外国語を話しているような感じとそっくりなんです。

まず外国語を話す時は語彙も少ないし、うまくさっさと文章を組みたてられないため、思いついた単語や短い文章をとにかく並べて行くような話しかたになってしまうんです。それで足りない部分は相手にゆだねているところもあるというか、「えーと、ようするにmomokoのいってることはこういうことでしょ?」とか間の手を入れてもらって完成するというかんじなんです。私は幸い、いつも外国ではまわりには親切な人に恵まれていたため、そうやって不自由な言葉を支えてもらいつつコミュニケーションしてたんですね。もちろん、助けてくれない人もいます。そういう時はもちろんただ「伝わらない」のです。「伝わらなく」てくやしかったことや、相手の行ってる事がおぼろげにしかわからなくて戸惑ってくるしくなることもよくありました。

それがですね、日本人同士、日本語で話していてもこういうことたくさんあるんですよ。
まず日本語はあまり文章を完成させなくてもいい言葉なんですね。英語だと主語や述語目的語がないと、もうそれは「意味が通じない」不要品、電池の入ってない時計、ハンドルのない車みたいなもんです。使えないんです。でも、なんと日本語はそんながらくた品をどんどん使って会話をつづけていけるんです。

主語がなくても「いいよね」だけで一体何がいいのかは空白で残ったままです。
目的語がなくても「私、好きだ」だけで何が好きなのかは言わなくても良いんです。
テストの問題によくあった、前後の単語を見てこの空白には何が入るかを埋めなさいっていうやつです。

下手したら、名詞だけでも会話が続きます。
とても感覚的なんですよ。論理的ではないんですね。
ロジックとか意味でできてる表現ではなく、抽象芸術。

ちなみに私が英語で歌詞を書くと、この日本人っぽさが英語に出るらしく、「これは文章としてまちがってるけどまあ、俳句ってことでいいか」とかネイティブの方に言われるんですよ。俳句っていうのはアメリカでもHAIKUとして学校で勉強するくらい、現代的な教養のひとつになってるんですよ。もちろん英語でHAIKU的感覚に乗っ取って詩を書くらしいです。

HAIKUも5/7/5というリズムを持って、季節の単語を入れて書く三行の詩なんですけど、これは最初はかなり英語スピーカーの人には慣れない作業みたいです。
「え?これだと言いたい事が何にも伝わらない」と思うみたいです。単語だけをぽんとおいて、それ以外は白紙で置いておくという、余韻、余白の感覚。
伝わるか伝わらないかではなくて、それ自体がもう表現であり世界であり、意味なんだという、このうつくしい日本の感覚!
それが、英語スピーカーの人にとってはとても現代的で新しい前衛的な感性なんですよ。

当たり前なんですが、これをなんと日本人は若い人でも、芸術家でも、ビジネスマンでも、主婦でもだれもが日常的にやってるんだというこの事実。またしてもあらためてびっくりです。
# by emm_momoko | 2008-09-30 11:05
桃子・猛暑・ん?!その①
この前どうしよーーーっといっていたライブが無事終わりました。
大阪も東京も横浜もとにかく暑かったあー。
タイに長く住んでた私でもちょっとクラクラするくらいの猛暑でした。

まずは大阪grafにて。

ちっちゃいですが初めてのライブです。
これはタイ人の漫画家でお友達のタムくんことウィスット・ポン二ミット氏と彼のガールフレンドでアーティストでもあるウィーちゃんの共同製作展覧会があって、モモコモーションはそんなラブラブなふたりの空間にお邪魔しました。

ひとりでライブをやるのも大阪でライブするのもはじめてなのでとっても緊張しました。
でも地下鉄を乗り間違えて遅刻するあたりがなんか間抜けな私です。
だって大阪の電車すごい難しいんですよー。

タムくんがお客さんの似顔絵を描いている間に、私が自分の曲を歌います。
あと、バンコクにいたときに一緒に作りかけてた曲があり、それも一緒に演奏しました。
「らくがき」という曲で、ほんとにタムくんとウィーちゃんの二人の様子をテーマに書いた曲です。
タムくんは漫画家でもあるけど、ドラマーとしていろんなバンドの助っ人をしていた経験もあり、けっこう音楽家なんですよ。

桃子・猛暑・ん?!その①_b0155290_17134658.jpg


実は漫画家になる前はミュージシャンになって歌を歌う人になりたかったんだって。
でもそのころは私もしってるけどタイでは新しい音楽の受け皿はなかったんですよ。
タイのインディーズがもりあがってきたのはまさにタムくんのマンガが出てきたころかも。
というわけで、じゃあタムくんに曲を書いて一緒にうたおう!ということになったのでした。
タムくんに歌いやすいようになるべく簡単な日本語にしようと思って書いたのですがそれが楽しかった。

子供のための幼稚な日本語ではなく、日本語を話す外国人がわかりやすい文章ってなんなんだろう?って初めて改めて考えたのでした。

実際一緒に音楽をちょろっとやってみると、彼はとてもアレンジが上手なことわかりました。あと、ロックを聴き始める前、子供のころはクラシック音楽も好きだったみたいで、それもモモコモーションと結構気が合いました。
私は日本に帰ってきちゃったけど、もしバンコクにいたらバンドをやってもよかったなあとおもうくらいです。
# by emm_momoko | 2008-08-15 17:17