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ザハ・ハディドのプロダクト 2
 家具というのは建築と一番、密着したプロダクトかもしれません。世の中にも建築家がデザインした家具というのは、数限りなく存在します。

 有名なところではアルヴァ・アアルト。自分の建築に似合う家具や照明がないため、自らプロダクトをデザインして会社まで誕生してしまいました(アルテック社)。そしてル・コルビジエ、新しいところではノーマン・フォスターなど、生まれたフォルムはやはり、建築と同じ根っこを持っているような気がします。

 ザハ・ハディドの場合、やはり彼女もさまざまな名ブランドから家具を発表しています。これがまた、彼女の生み出す建築のフォルムを継承したかのようなデザインなのです。

 名作家具のヴィトラから、2007年バーゼルのアートフェアで、「リミテッドエディション」として発表されたのがこちらの「Mesa」。
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 これはすごいテーブルです。テーブルというありふれたものに、デザインの力でこんな粘度というか、‘ねばり気’を与えてしまうのですから。不思議な重力も感じるのです。
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Photographer Hansjörg Walter Vitra Edition 2007

 テーブルウェアという小さな世界から、暮らしを通してリンクし合う家具と建築まで、何者にも邪魔されることなく「ザハの世界」が貫かれている、その潔さに感服してしまいます。


 下2点は、エスタブリッシュド&サンズから、やはりリミテッドエディションとして発表されたアイテム。ヴィトラのものに比べると、ややフォルムはシンプルですが,やはり液体のような流動感にあふれています。
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 そしてこちら。イタリアの鉢、花器のブランド、セラルンガから発売になっている現代アートのような花器「フロウ」。大きい方は高さ2mもあります。地面を割って芽生えた南国の植物のような生命力を感じさせます。
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¥1,690,500(大) ¥756,000円(小)  花器についてのお問い合わせ:ニチエス青山ショールーム tel.03-5413-3341


 これはやはり建築からの発想だな、と感じるのはこちらのB&B Itariaのソファ。「ムーンシステム」。ワイド2880mmというダイナミックなボリューム。座る、というより、人が抱かれる。そんな感覚に陥って、家具なのに建築的な役割を感じさせるのです。
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ソファ¥1,555,050 オットマン¥218,400 (注/専用生地の色展開については要問い合わせ) ソファについてのお問い合わせ:B&B Italia AOYAMA tel.03-5778-3540


 そして、これらザハの造形を、形にする各メーカーの職人の力にも驚きます。樹脂成型、塗装、張りぐるみ… 前回のアレッシ社のステンレス製ティーセットでも触れましたが、ザハのデザインというのは、材料の力や職人の技術の限界を引き上げる、そんな力も持っているのでしょう。

 そんなザハのデザインが、可動する建築となって世界を飛び回る。その裏にはどんなテクノロジーが隠れているのでしょうか。

取材/本間美紀
# by mobileart | 2008-07-01 17:36 | 本間美紀
 
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