16時。とうとう成田に到着。遂に帰ってきた。
混雑する空港では、別れを惜しむ暇もなく、三々五々に解散。私と土屋玲子さん、このツアーでずっとお世話になった国際交流基金の桶田さんと共に、私の車で都内へ戻る。車の中ではずーっと「あんなこともあったね」「こんなこともあったね」とおしゃべりは止まらない。後ろ髪をひかれながら、2人を家まで送り届けて自宅へ戻る、つもりが、気が付いたら、家の近くにある、大好きなおそば屋さん「尾張屋」の前に立っていた。迷わず、夢にまで見た天そばを注文。
一人で天そばを食べてたら、涙が溢れて止まらなかった。そば屋のおばちゃんが心配そうに私を見てる。おいしかったのと、虚脱感で気持ちがいっぱいになる。
私のヨーロッパツアーは終わりました。
が!!
まだまだこのツアーblogは続きますが、ひとまずヨーロッパツアー中、ずっと見ていてくださった皆さん本当にありがとうございました! 各国のインターネットの接続に悩まされたり、繋がるのに、ツアーの感動をうまく文章に出来ず何日もパソコンの前で悩んだり…。そんなレポートを根気強く待っていてくれたみなさんに本当に感謝しています。blogを見てくださっているみなさんと「繋がっているんだ」という気持ちが、遠くの国に居るさみしさを和らげてくれていました。
今度は日本公演です!!
ヨーロッパで鍛え上げた、このMIYAZAWA-SICKの奇蹟のライブの目撃者になってください!!
さ! 明日からは東京で「コシカ」のレコーディングだ!早く寝なきゃ!(現在朝4時32分。まだ時差ボケ…)。
混雑する空港では、別れを惜しむ暇もなく、三々五々に解散。私と土屋玲子さん、このツアーでずっとお世話になった国際交流基金の桶田さんと共に、私の車で都内へ戻る。車の中ではずーっと「あんなこともあったね」「こんなこともあったね」とおしゃべりは止まらない。後ろ髪をひかれながら、2人を家まで送り届けて自宅へ戻る、つもりが、気が付いたら、家の近くにある、大好きなおそば屋さん「尾張屋」の前に立っていた。迷わず、夢にまで見た天そばを注文。
一人で天そばを食べてたら、涙が溢れて止まらなかった。そば屋のおばちゃんが心配そうに私を見てる。おいしかったのと、虚脱感で気持ちがいっぱいになる。
私のヨーロッパツアーは終わりました。
が!!
まだまだこのツアーblogは続きますが、ひとまずヨーロッパツアー中、ずっと見ていてくださった皆さん本当にありがとうございました! 各国のインターネットの接続に悩まされたり、繋がるのに、ツアーの感動をうまく文章に出来ず何日もパソコンの前で悩んだり…。そんなレポートを根気強く待っていてくれたみなさんに本当に感謝しています。blogを見てくださっているみなさんと「繋がっているんだ」という気持ちが、遠くの国に居るさみしさを和らげてくれていました。
今度は日本公演です!!
ヨーロッパで鍛え上げた、このMIYAZAWA-SICKの奇蹟のライブの目撃者になってください!!
さ! 明日からは東京で「コシカ」のレコーディングだ!早く寝なきゃ!(現在朝4時32分。まだ時差ボケ…)。
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by miyazawa-sick05
| 2005-02-17 16:51
15時30分。ホテルのロビーを出発して一路空港へ…のハズが、来る予定のバスが来ない…。いくら待っても来ない…。
ポールさんがバス会社に電話をすると「近くまで行ったんだけどバスが故障したので、替わりのバスを向かわせてます」と。
飛行機の出発は19時。楽器の通関のことを考えると一刻も早く出なくてはいけない。ハラハラしながら待つこと1時間。ようやくバスが到着!
焦っておたおたする私にスザーノが「アトモウチョットシタラ、クウコウ、デス!」と笑いかけてくれた。
マルコス・スザーノやフェルナンド・モウラは、ツアー中いつも、テンパッている私に「リラックスネー」「OK! OK!」と肩をぽーんと叩いてくれていた。それでどれだけ私が救われたことか……。
空港に向かうバスの中は、やっぱりみんな黙っている。さみしい。
20日間で5カ国8公演、しかも極寒のヨーロッパ。過酷なツアーを、愚痴ひとつこぼさず笑顔で乗り切ってくれたメンバーやスタッフ。体調を壊さないように全員が自己管理を怠らない、本当にみんなプロフェッショナルの塊でした。そんなメンバーやスタッフとの長い旅も一旦終わり。
高野寛さんも「まだ、旅を続ける体力残ってるかもなぁ(笑)」と名残惜しそう。ゲンタさんは「東京と大阪やるぜ!!」と意気込んでくれている。
18時。なんとか通関も終え、イミグレーションへ。ポール夫妻が最後まで見送ってくれた。「今度はもっと大きな会場でやりましょうね!」と言い、堅い握手で別れた。
19時。全日空202便に乗って成田へ。約12時間のフライト。機内でのことまったく覚えてません…。爆睡。
ポールさんがバス会社に電話をすると「近くまで行ったんだけどバスが故障したので、替わりのバスを向かわせてます」と。
飛行機の出発は19時。楽器の通関のことを考えると一刻も早く出なくてはいけない。ハラハラしながら待つこと1時間。ようやくバスが到着!
焦っておたおたする私にスザーノが「アトモウチョットシタラ、クウコウ、デス!」と笑いかけてくれた。
マルコス・スザーノやフェルナンド・モウラは、ツアー中いつも、テンパッている私に「リラックスネー」「OK! OK!」と肩をぽーんと叩いてくれていた。それでどれだけ私が救われたことか……。
20日間で5カ国8公演、しかも極寒のヨーロッパ。過酷なツアーを、愚痴ひとつこぼさず笑顔で乗り切ってくれたメンバーやスタッフ。体調を壊さないように全員が自己管理を怠らない、本当にみんなプロフェッショナルの塊でした。そんなメンバーやスタッフとの長い旅も一旦終わり。
高野寛さんも「まだ、旅を続ける体力残ってるかもなぁ(笑)」と名残惜しそう。ゲンタさんは「東京と大阪やるぜ!!」と意気込んでくれている。
18時。なんとか通関も終え、イミグレーションへ。ポール夫妻が最後まで見送ってくれた。「今度はもっと大きな会場でやりましょうね!」と言い、堅い握手で別れた。
19時。全日空202便に乗って成田へ。約12時間のフライト。機内でのことまったく覚えてません…。爆睡。
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by miyazawa-sick05
| 2005-02-17 16:49
14時。本日の会場ICAへ向かう。会場はロンドンの超中心部、バッキンガム宮殿の真横にあって、ギャラリーやカフェ、ライブハウスなどの複合施設。
楽屋に入ろうとすると、見覚えのある顔が!
フォトグラファーの中川正子さんが「このヨーロッパ・ツアーを見届けるべし!」と仕事の合間を縫って、ロンドンへ飛んできてくれたのです。もちろん、カメラも持参! 楽しみにしてます!
スタッフが既にセッティングをしている会場内に入ると、そこは500人も入ればぎゅうぎゅうになる位のスペース。
リハーサルの合間を縫って、フジテレビの深夜番組『UK JACK!』が取材に来る。ディレクター兼インタビュアーの佐藤さんが宮沢に「お久しぶりです」と話しかける。眼鏡をかけていなかったMIYAさんは一瞬「???」となるが、眼鏡をかけて「あ~~!」と驚く。なんと佐藤さんは宮沢が初めて出演した連続ドラマ『二千年の恋』のアシスタント・ディレクターだったのです。「転勤で半年前からロンドンに住んでいるんですが、こうやって宮沢さんとまた仕事が出来るなんてすごく嬉しいです」とおっしゃってくれました。宮沢もすごーく嬉しそうでした。3月12日の深夜にフジテレビで予定です。お楽しみに!
リハーサルも順調に進み、夕方、一旦ホテルへ戻る。楽屋が狭い為、ホテルでステージに向けての身支度を終えたメンバーと再びICAへ。入り口を見ると「MIYAZAWA SOLD OUT」の文字が。
そして22時30分。遂にヨーロッパ・ツアーのファイナル、ロンドン公演がスタートした。
客席は1曲目から会場をつんざく大歓声。日本人が7割以上、今回のヨーロッパツアーでは一番の日本人率かも(ちなみにポーランドのプシェミシルでは日本人のお客さんは6人だったそうです)。でも日本でのライブとも雰囲気が違う。うねるような盛り上がり。その盛り上がりに背を押されるように、ステージはどんどんヒート・アップしていく。日々進化していくこのバンド、間違いなく今日のステージはその最高峰のグルーヴ。ステージ上のメンバーみんな、音を出すのがうれしくてしょうがない、音楽を始めたばかりの少年・少女のような顔をしている。この時間が終わってほしくない! 客席に居る人もステージの上に居る人も、全員がそう思った瞬間だったと思います。
本編が終わると、足をドンドンと踏みならしてのアンコール!メンバー全員が出てきて演奏された曲は、
「My Heart, My Soul, My Fear」
「Save Yourself」。
宮沢和史が初めてソロとして1997年、単身ここロンドンに渡りレコーディングした2曲をアンコールの曲として歌いきりました。
全員がステージに並びました。
これ以上ない笑顔で全員が肩を組み合いました。
ライブが終わり、ステージ裏ではみんなが抱き合い、喜びを分かち合っていた。
急いで楽器を片づけ、メンバー、スタッフ関係なく、みんなでバスに機材を積み込みます。
帰りのバスの中、楽屋ではあれだけわいわいとしていたメンバーやスタッフが、誰一人としてしゃべらない。オレンジ色に染まるロンドン市内の街を見つめながら思い思いの気持ちに浸っていた。宮沢がポロンポロンと弾くギターの音色だけがバスの中に響いていました。
走るバスの中、宮沢の声が聞こえた。
「三好さんの為に歌おうかな」
今回のヨーロッパ・ツアーの為に、寝る間もなく働き、成功へと導いてくれたプロデューサー、三好さん。彼が愛してやまない、ボブ・マーリィの「No Woman, No Cry」を宮沢が歌い始めた。
メンバーも声を合わせて歌う。パーカッション代わりに椅子を叩く。
私の隣に座っていた三好さんは、嗚咽をしながら男泣きをしていた。
バスはポールさんの家に到着。今日はポールさん夫妻がリビングで打ち上げパーティーを企画してくれたのです。暖かい雰囲気の中で始まった打ち上げ。
美味しそうなベトナム料理が並んでいる。
宮沢の「これからもここに居る全員と一緒に夢を追って行きたい」という力強い言葉の後、手がちぎれる程の乾杯!!!!
乾杯の後「実はメンバーからスタッフに…」とスタッフひとりひとりの為に、ツアー中にメンバーが選んでくれていたプレゼントを手渡しされる。
スタッフのみんな、本当に嬉しそう。
MIYAZAWA-SICKのスタッフは、少数精鋭とはまさにこの人達のことを言う!という位に、少ない人数で最高の仕事をしてくれている。寝る間もなく、言葉もロクに通じない国で最高のステージを作ろうとしてくれている。そしていつも笑顔で。そんなスタッフへの感謝とリスペクトを込めて…。その光景を見ているだけで、ワタクシ号泣でした。そんな幸せな打ち上げは朝まで続きました。
楽屋に入ろうとすると、見覚えのある顔が!
フォトグラファーの中川正子さんが「このヨーロッパ・ツアーを見届けるべし!」と仕事の合間を縫って、ロンドンへ飛んできてくれたのです。もちろん、カメラも持参! 楽しみにしてます!
スタッフが既にセッティングをしている会場内に入ると、そこは500人も入ればぎゅうぎゅうになる位のスペース。
リハーサルの合間を縫って、フジテレビの深夜番組『UK JACK!』が取材に来る。ディレクター兼インタビュアーの佐藤さんが宮沢に「お久しぶりです」と話しかける。眼鏡をかけていなかったMIYAさんは一瞬「???」となるが、眼鏡をかけて「あ~~!」と驚く。なんと佐藤さんは宮沢が初めて出演した連続ドラマ『二千年の恋』のアシスタント・ディレクターだったのです。「転勤で半年前からロンドンに住んでいるんですが、こうやって宮沢さんとまた仕事が出来るなんてすごく嬉しいです」とおっしゃってくれました。宮沢もすごーく嬉しそうでした。3月12日の深夜にフジテレビで予定です。お楽しみに!
リハーサルも順調に進み、夕方、一旦ホテルへ戻る。楽屋が狭い為、ホテルでステージに向けての身支度を終えたメンバーと再びICAへ。入り口を見ると「MIYAZAWA SOLD OUT」の文字が。
そして22時30分。遂にヨーロッパ・ツアーのファイナル、ロンドン公演がスタートした。
客席は1曲目から会場をつんざく大歓声。日本人が7割以上、今回のヨーロッパツアーでは一番の日本人率かも(ちなみにポーランドのプシェミシルでは日本人のお客さんは6人だったそうです)。でも日本でのライブとも雰囲気が違う。うねるような盛り上がり。その盛り上がりに背を押されるように、ステージはどんどんヒート・アップしていく。日々進化していくこのバンド、間違いなく今日のステージはその最高峰のグルーヴ。ステージ上のメンバーみんな、音を出すのがうれしくてしょうがない、音楽を始めたばかりの少年・少女のような顔をしている。この時間が終わってほしくない! 客席に居る人もステージの上に居る人も、全員がそう思った瞬間だったと思います。
本編が終わると、足をドンドンと踏みならしてのアンコール!メンバー全員が出てきて演奏された曲は、
「My Heart, My Soul, My Fear」
「Save Yourself」。
宮沢和史が初めてソロとして1997年、単身ここロンドンに渡りレコーディングした2曲をアンコールの曲として歌いきりました。
全員がステージに並びました。
これ以上ない笑顔で全員が肩を組み合いました。
ライブが終わり、ステージ裏ではみんなが抱き合い、喜びを分かち合っていた。
急いで楽器を片づけ、メンバー、スタッフ関係なく、みんなでバスに機材を積み込みます。
帰りのバスの中、楽屋ではあれだけわいわいとしていたメンバーやスタッフが、誰一人としてしゃべらない。オレンジ色に染まるロンドン市内の街を見つめながら思い思いの気持ちに浸っていた。宮沢がポロンポロンと弾くギターの音色だけがバスの中に響いていました。
走るバスの中、宮沢の声が聞こえた。
「三好さんの為に歌おうかな」
今回のヨーロッパ・ツアーの為に、寝る間もなく働き、成功へと導いてくれたプロデューサー、三好さん。彼が愛してやまない、ボブ・マーリィの「No Woman, No Cry」を宮沢が歌い始めた。
メンバーも声を合わせて歌う。パーカッション代わりに椅子を叩く。
私の隣に座っていた三好さんは、嗚咽をしながら男泣きをしていた。
バスはポールさんの家に到着。今日はポールさん夫妻がリビングで打ち上げパーティーを企画してくれたのです。暖かい雰囲気の中で始まった打ち上げ。
美味しそうなベトナム料理が並んでいる。
宮沢の「これからもここに居る全員と一緒に夢を追って行きたい」という力強い言葉の後、手がちぎれる程の乾杯!!!!
乾杯の後「実はメンバーからスタッフに…」とスタッフひとりひとりの為に、ツアー中にメンバーが選んでくれていたプレゼントを手渡しされる。
スタッフのみんな、本当に嬉しそう。
MIYAZAWA-SICKのスタッフは、少数精鋭とはまさにこの人達のことを言う!という位に、少ない人数で最高の仕事をしてくれている。寝る間もなく、言葉もロクに通じない国で最高のステージを作ろうとしてくれている。そしていつも笑顔で。そんなスタッフへの感謝とリスペクトを込めて…。その光景を見ているだけで、ワタクシ号泣でした。そんな幸せな打ち上げは朝まで続きました。
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by miyazawa-sick05
| 2005-02-17 16:26