MIYAZAWA-SICKライブ・パリ初日――1月28日


いよいよ、本当の意味でのツアー初日、パリでのライブです。
午後、会場である日本文化会館に到着。チケットは完売! お客さんは日本人とフランス人が半分ずつぐらいという感じです。続々と入場してくるお客さんにツアーのスタートを実感します。
開場します!

ライブは20時40分に始まりました。まずはCATIAさんがふたりのミュージシャンとともに登場し、ポルトガル語で、ボサノヴァ・スタイルでカバーした「島唄」を含む5曲を歌いました。
続いて宮沢和史MIYAZAWA-SICKが登場。一昨年のヨーロッパ・ツアー、昨年の南米ツアーと、一緒に海外ライブを続けてきたこのバンドは強力です!
※MIYAZAWA-SICKのギタリスト、高野寛さんがご自身のサイト内のツアー日記にもこのライブの感想を書いてますので、ぜひチェックしてください。


アンコールを求める、拍手とフロアを踏みならす足音には本当に感動的でした。アンコールではCATIAとともに前日にレコーディングしたばかりの新曲「ひとつしかない地球」を初披露。ポルトガル語と日本語のデュエットです。

大歓声の中、ライブが終わりました。私は急いでCDとツアーTシャツを売るためにロビーへ。CDは昨年10月にヨーロッパでリリースされた、ヨーロッパ独自編集の宮沢和史ベストアルバム『TOKYO STORY』です。
お客さんから「今日のライブでやった曲はこのCDに入ってるの?」と訊かれた(と思う)ので「ウィ!」と答えてみた。そしたら、なんとなく通じた! それからはお客さんたちにとにかく「メルスィ!」を連発していたら、勢い余って日本人のお客さんにも「メルスィ!」と言ってしまい、プッと笑われました……。

CDもあと残り数枚という時に、写真の女性が近づいて来て、「このCDをちょうだい!」と英語で話しかけてきました。彼女はすごい勢いで話し始め、「私はセネガル出身で、今はフランスに住んでいるの。今日の『島唄』でMIYAZAWAのMCに感動して涙が出たわ。セネガルでは黒人が大量虐殺された歴史があるの。オキナワの歴史ととても重なるものを感じたわ。他の曲もアグレッシヴで最高のライブ! 明日は当日券が出るのかしら? 絶対に明日も来るからね!」と言ってくれました。彼女はミュージシャンだと言い、「いつかMIYAZAWAと一緒にやりたいわ!」と去っていきました。私は泣きそうになりました。
楽屋に戻ったあと、宮沢にその話を伝えると「俺のフランス語のMC、通じてたんだね」と嬉しそうでした。
初日にして最高潮のライブ。恐るべし!
by miyazawa-sick05
| 2005-02-01 15:47