<   2006年 07月 ( 2 )   > この月の画像一覧

とある晴れた日に、母校に行った。

ここに再び戻ってくるとは思わなかった。
何か用事やイベントがあったら来るかもしれなかったが、「ふと行ってみる」なんてことを私がすると思わなかった。

きっと、そういう気分だったのだろう。

母校である国際基督教大学(ICU)は、私が卒業した後に新校舎を増築したり、大きなリニューアルをしたと、人伝いで聞いた。

久しぶりに行った母校は、まるで見知らぬ人の家の庭に入ってしまったかのような他人感・違和感があったり、それでいて、たまに妙に懐かしく感じることもあった。
なんとも不思議な感覚だった。

校舎の目の前に広がる芝生の小山に寝転んだ。
通称、「バカ山」。近所のピザ屋の宅配も「キリ大のバカ山まで」で届いてしまうくらい有名だ。名前の由来は、学生がバカみたいに気持ちよさそうに寝転んでいるから、など様々な説がある。

あまりにも気持ちよかったので、ゴロゴロと転がってみた。
ここへ来る前日、雨が降っていたので、ちょっと芝が湿っていたけど、全く気にならなかった。
服にバカ毛(ICU通称。バカ山の毛、つまり「芝」)が付いてても、払わなかった。

実に、20年ぶりくらいにキャッチボールをした。
服が泥だらけになっても、どうでもよかった。
一生懸命投げすぎて、腕がつっていたけど、楽しかった。

ただただ、風が気持ちよかった。








■今日のカメ


◆滑走路
ふと、母校に帰る ①_f0232060_10511075.jpg正門を入ると、ひたすらストレートの並木道が続きます。通称、滑走路。その昔、本当にここで飛行機を走らせていたそうです。
ちなみに、歩いて校舎が見えてくるところまで、ゆうに15分くらいはあります。









◆チャペル
ふと、母校に帰る ①_f0232060_1051255.jpg滑走路の突き当たりは大きなロータリーとチャペルになります。
卒業式もここでした。国際基督教大学では、アメリカスタイルのマントと学帽で卒業式を行い、最後にみんなで帽子を空に向かって投げたのが、すごく思い出に残ってます。






◆本校舎
ふと、母校に帰る ①_f0232060_10513549.jpg校舎の前の通称「花道」を通って、教室に向かいます。校舎に向かって、左がバカ山、右がアホ山。








◆晴天
ふと、母校に帰る ①_f0232060_10514674.jpgすごくすごく晴れていた日でした。
家族連れやピクニックをしている人までいました。







◆たけのこ
ふと、母校に帰る ①_f0232060_10515730.jpg都内でここまで自然に囲まれた大学はないんじゃないでしょうか。ホント自然豊かな良い大学です。たけのこもそこら中に生えてます。
「ジビエ料理」なるモノを食べた。

あまり聞きなれない言葉だが、ジビエ(gibier)とは、フランス語で狩猟による鳥獣 肉のことを指す。

簡単に言うと、牛とかにわとりとか私たち一般人が食べなれた優しいお肉ではなく、鹿とか野うさぎとかキジとか、ちょっと食べなれないお肉たちが出てくるのである。

自身をかなりの肉食獣と自認している私としては、ぜひレッツ・ジビエチャレンジ! をしたく、東京・中目黒にある「マタギが街へ降りてきた」へ行ってきた。ちなみ に、「マタギが・・」は店名である。

お店は駅から徒歩5分くらいで、目黒川沿いの静かな場所にある。
白を基調とした清潔感あるシンプルな店内で、この店からマタギ系鳥獣肉が出てく るとは思えない雰囲気。

早速メニューを見てみると、見慣れない鳥獣肉がズラッと並ぶ。さすが、マタギ。

加工されている鳥獣肉料理がメインかと思っていたが、意外とシンプルな料理が多 い。メインは、素材の味を楽しむために、肉の炭火焼。

お姉ちゃんが笑顔で「今日のお薦めは黒板にありますので、ご覧ください~」という ので、黒板を見てみると、やっぱり見慣れない鳥獣肉たちのお名前。

うーむ。これではメニューが決まらない。
とりあえず、メニューで目立っていた肉について店員さんに聞いてみることにする。

「あの・・・、ジビエ料理初心者なんですが、鹿ってどんな感じですか?」

「鹿はクセがなく、柔らかくて、とても食べやすいですよ。」

「猪ってどうですか?」

「猪は、豚肉に似ていますねー。ちょっと濃厚な豚肉という感じですね。美味しいで す。」

「あの・・・、黒板のお薦めにある【南アルプスの熊】ってどうですか?」

「・・・正直、初めての方には厳しいかもしれません。臭みあります。」

とても正直な店員さんで良かった(笑)。

というわけで、とりあえず、安全牌として「イベリコ豚」「猪」「阿寒のエゾ鹿」を 頼んでみる。
イベリコ豚は最近普通のレストランでも食べれるようになったので、美味いことは 分かっていたが、それ以外のジビエに関して、どれも予想以上にとても美味しく、ど んどん箸が進んだ。

鹿なんて、あんなに機敏に動くのだから、さぞかし肉が引き締まっていて硬いのでは ないかと思っていたが、とても柔らかく驚いた。

仮に今後森で遭難することがあったら、これらのジビエを目指して狩りでもしなが ら、救援を待とうと思う。

さて、問題は「熊」である。
熊、どうしよう。
どうしよう、熊。

店員さんの反応、そして、私の第六感が、確実に「マズイ」と言っている。

しかし!!!
ここまで来て、大物を食らわなければ、ネタにならない。ましてや、原稿に書くこ ともできん。

「すみませーん、熊をハーフサイズでお願いします。。。」

出てきた熊肉は、色も見た目も普通。この段階では臭いもしない。
ところが、焼き始めて数秒後、テーブルから異臭騒ぎ発生。

くせ~!激くせ~!!!

なんとか臭みを消そうと、たっぷりポン酢をつけてみたのだが、これが悪化(苦 笑)。さらに、強烈なニオイ発生。

全く箸が進まぬまま、15分経過。
水のお代わりをしながら、なんとか完食。最後に食べるべき肉ではなかった。口直 しが必要だ。

恨むべきは熊肉でも、お店でもなく、好奇心旺盛な自分である。





さてさて、今日のジビエで食べた「猪」と「鹿」。
あと「蝶」がくれば役になったのだが(笑)、さすがに蝶は食えないなぁ・・・。








■今日のカメ


◆「マタギが街へ降りてきた」
猪・鹿・蝶 _f0232060_10482864.jpgジビエ料理が食べたくなったら、ココへ!












◆店内の様子
猪・鹿・蝶 _f0232060_10484030.jpgカフェっぽい、シンプルでオシャレな店内です。












◆ソース
猪・鹿・蝶 _f0232060_10485187.jpg胡麻、ポン酢、甘辛、塩、柚子こしょうの5種のソースでいただきます。












◆炭火焼
猪・鹿・蝶 _f0232060_1049382.jpgテーブルの上に炭台が来て、ここで焼きます。
サラダや煮込みなどの加工料理もありますが、素材の味を楽しみたいならやっぱり炭火焼です。
ちなみに、今焼いているのはイベリコ豚。












◆阿寒のエゾ鹿
猪・鹿・蝶 _f0232060_10491660.jpgかなり鹿ウマイです。ほとんど脂身なく、赤身なので、ヘルシーな気がします。
巷ではジンギスカン(羊)大ブームですが、鹿ブームが来てもいいなぁ。でも鹿は、養殖難しいのかな・・・。












◆猪
猪・鹿・蝶 _f0232060_10493077.jpgどこの猪だったかは忘れてしまったんですが、これも美味しかったです。見た目も味も豚肉そっくりです。












◆南アルプスの熊
猪・鹿・蝶 _f0232060_1049418.jpg臭いです。そして、ぶっちゃけ、マズイです。
相当肉食に自信がある方、ネタに人生ささげている方、好奇心だけで生きてきた方は、ぜひチャレンジしてみてください。
by meshi-quest | 2006-07-13 10:47
プロフィール
ゲームプロデューサー
成沢 理恵
「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」シリーズで知られる㈱スクウェア・エニックスを経て、 現在、ちゅらっぷす株式会社取締役、兼、ゲームプロデューサー。

ヒマさえあれば、国内、海外を食べ歩き、遊び歩く、生粋の遊び人。

その経験は、ゲームづくりにも活かされている、はず……。
最新の記事
以前の記事
カテゴリ
お知らせなど
検索
タグ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
ブログトップ | ログイン