台湾へ行く⑭~質の差が激しいエバー航空
長らくお付き合いいただいた台湾クエストもこれが最終回。
今回は、最後に行き帰りに利用した台湾資本の航空会社のエバー航空について書きたいと思う。
これまでもそうだが、ANAなどがコードシェアをしていることもあり、台湾に行く時にはほぼエバー航空を利用している。
ところが、このエバー航空、クオリティーの差がものすごく激しくて、良い飛行機に当たると天国のように居心地いいが、ダメな飛行機に当たると④時間がものすごく苦痛になるくらいクオリティーが低い。
今回で言うと、行きがものすごくダメで、帰りはものすごく良かった。
同じビジネスクラスでこんなにも差が出るのか?というくらい差がある。
まず、行きの成田発-高雄着のエバー航空はものすごくダメだった。
古い機体で、まずほとんどシートが倒れない。シート自体の問題もあるが、古い機体でレバー式のシート操作になっており、そのレバーも古くて、引っ張っても全然動かない。苦笑
もうすでに席が快適ではない上、残念ながら、CAさんもずっとバタバタしてて、あまり対応も良くない方が多かった。
そして、機内食。
洋食の方に苦手な食材があったので、和食を選んだのだが、メニューに「和牛」と書かれてて嫌な予感はしたが、正直、とても美味しくなかった。いつも思うのだが、機内食の費用とか設備とか難しいなら、変に気取ったメニューなんかにしなきゃいいのにと思う。
お刺身とかもあったが・・・・、カルパッチョ的なものならともかく、あまり機内で食べる気にはなれないのが本音。
一番美味しくなかったのは、このご飯。
明らかに科学の匂いがするというか、ご飯が臭かった(泣)。
ここ最近、機内食も以前と比べてだいぶ質が上がったなあなんて思ってたら、久しぶりに強烈な機内食に出くわした。
さて、帰りの台北発-羽田着のエバー航空は最高だった。
最新鋭の飛行機で、半個室のフルフラット。席も当然タッチぺネル式の操作で、席も広く、優雅だった。
行きの飛行機のお茶はぬるくて、味もイマイチだったのだが、帰りの飛行機のウェルカムドリンクで出てきた台湾茶は美味しかった。さすがにお茶は同じものを使っているはずなのだが、こうも差が出るとは・・・。
そして、機内食。
ラッキーなことに台湾を代表するレストラン「鼎泰豊」(ティンタイフォン)とのコラボメニューで、初めて空飛ぶ蒸し器に出会った。
料理も種類少なめながら、ちゃんと厳選されてて、前菜の3種盛り合わせも蒸し鶏、トリッパの煮込み、大根の甘酢漬けも共に美味しかった。
そして、この骨付き鶏肉入りの蒸しスープがかなり美味しくて、しっかりアツアツに温められており、中の鶏も柔らかく、スープの出汁が美味しい。
メインは「鼎泰豊」名物の小籠包。
しっかり蒸されてて、アツアツで、中から肉汁も出てくる。
機内食の1つの答えが出たというか、温め技術が向上している今の飛行機では、変に難しい凝ったメニューを出すよりも、ちゃんとしたところが作った点心を温めて出してもらった方が数倍満足度もあり、美味しいな、と。
そして、中華って環境に強いというか、点心があまり地上で食べる味とそこまで遜色なくて、機内食は全部コレにして欲しいくらい。
最後は杏仁豆腐のデザートと、台湾茶。
写真見ていただく通り、「鼎泰豊」ブランドへのコラボ費用が高いのか(苦笑)、種類も量も少なめで、実際他の席の洋食メニューも頼んでいた人のものを比べると、ちと淋しい。美味しかっただけに、炒飯か麺を足して欲しいくらいではあったが、美味しくない機内食よりは全然良いので、大満足。
今のところ機内食のNo.1かもしれない。
そして、行きと帰りで同じ値段のビジネスクラスなのだが、こんなに差があることに毎回驚く。エバー航空の機体を一新してほしい・・・。
そんなこんなの台湾クエストだったが、台湾に興味がある方も、そこまで台湾を知らない方にも、何らかのプラスがあって、楽しんでいただけていたら幸いです。お付き合いをありがとうございました。
下記の写真は着陸少し前の東京・羽田。
この瞬間の東京がすごく綺麗で、帰ってきたなあと嬉しくなる瞬間。
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by meshi-quest
| 2025-05-18 08:07
| 旅行_海外