台湾へ行く⑨~焼きビーフンの名店「蓬莱居」
ここ「メシクエ」でも書かせていただいたが、昨年2024年に台北に行った時に、焼きビーフンで大はずれを引いてしまった。
焼きビーフンが好きで、台湾で炊きビーフンが食べれることを心待ちにしていたのに、正直、ここ最近で一番強烈な味で、控えめに言っても美味しくない焼きビーフンだった。
というか、お店には「炒米粉」と書かれてあったのだが、実際は蒸したビーフンに、味の薄い魯肉飯の上の部分と、発芽して野性化した味が強いもやしが乗っている料理で、全く望んでいなかった焼きビーフンだった。
あれからずっと焼きビーフンクエストの失敗が気になっていて、台湾の焼きビーフン事情を調べていたところ、どうやら台北ではあまり焼きビーフンを食べる習慣が無く(蒸したビーフンが主流)、逆に台湾の南の地方、つまり、高雄には求める焼きビーフンがあるらしい。
そんな中で、ものすごく調査をして、ここの焼きビーフンが美味しいらしいということが分かり、行きついた台湾料理店「蓬莱居」で食事。
円卓が3つくらいしかない小さな店内で、観光客が来るような場所ではなく、中のお客さんも近所の人と思われる人が集まって円卓囲んで宴会をしていた。
かなりハードダンジョンそうではあったが、ここで引き下がるわけには行かないので、中に入ってみる。
日本語どころか英語ももちろん通じず、あからさまに「なんで来たんだろ?」という顔をスタッフさんからされつつ、メニューを見る。
あった!台式炒米麺だ!!!
120元(約540円)なので、その辺のお店よりは高めの設定だが、とにかく焼きビーフンが食べたいので、注文。
スタッフのおじさんから、「え?これだけか?」とジェスチャーで聞かれたが、何はともあれ、まずは焼きビーフンが欲しい。
一連の対応や店の雰囲気から、正直不安もあったのだが、そんな中で出てきたのがこの台式炒米麺。
めちゃくちゃ美味しい。味付けが素晴らしい。
麺とたれと卵がうまく絡まってて、ペロリと食べれてしまう。
正直、日本含めてここ最近食べた焼きビーフンの中で一番美味しい。
もしかしたら、焼きビーフンのNo.1かもしれない。
焼きビーフンクエストを1年越しにクリア。
好意的に考えれば、観光客もほぼ来ないようなところに日本人がやってきて、ピンポイントに焼きビーフンを注文するので、ビックリしてしまったのかもしれない。また定期的に通って、顔を見せて行けば、向こうも安心して、仲良くなってくれるのかもしれない。
とはいえ、ホスピタリティーとしてはほぼゼロなお店なのだが(苦笑)、個人的にあまりに焼きビーフンが美味しくて、ホスピタリティーの無さに対して「また食べたい」が完全に勝ってしまっているので、おそらくまた高雄に行く時にはお邪魔すると思う。
本当に美味しかった、台式炒米麺。
■「蓬莱居」
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by meshi-quest
| 2025-05-13 08:07
| 旅行_海外