赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。











懇意にさせていただいている予約の取れない日本料理店の名店「赤坂おぎ乃」にて、今宵も大将荻野さんの季節感溢れる芸術的なお料理をいただく。


ミシュランと並ぶフランスのグルメ誌「ゴ・エ・ミヨ」にも連続掲載されており、2025年も受賞されている。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00360892.jpg














卯月(4月)のテーマは、「桜」


今年も気温が不安定で、桜の時期に雨もあったりして、一気に咲いて、一気に葉桜になってしまったが、今宵は「おぎ乃」さんで花見をまた楽しませてもらう。


迎い酒は、栃木県さくら市の酒蔵「仙禽さくら」。


盃の中には桜の塩漬けが入ってて、日本酒に花びらを浮かべて花見酒がいただける。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00381160.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00381914.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00382386.jpg














1品目は、ウスイエンドウマメのすり流しとしじみ出汁の茶碗蒸し。


中には湯葉と、上には北海道のムラサキウニ


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00383763.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00383236.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00384214.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00384610.jpg















2品目は、車海老と、閖上の赤貝と、うるいと、独活のぬた和え。


上には春蘭というラン科の野性ランと、りんご酢のジュレ。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00412876.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00413478.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00413916.jpg















3品目は、削りたての鰹節の一番出汁を使った「おぎ乃」さん自慢の絶品椀なのだが・・・、


大きなハマグリが採れて、ハマグリが美味しくなる4月だけハマグリのうしお汁になる。


1年12ヶ月のコースの中で、唯一鰹節の一番出汁ではない、この白濁したハマグリ出汁が食べれるのは4月だけ。


大きくて、本当に上質なハマグリを使っているので、水とほんの少しの塩だけで、この出汁が取れる。


中には大きなハマグリと手作りの胡麻豆腐、上にはうるい、ばちこ(私は苦手なので抜いてもらった)。


有明の香りの良い海苔が一緒に添えられており、味変で途中からお椀に入れる。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00435592.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00441538.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00442060.jpg















4品目のお造り、まずは愛媛の名漁師・藤本純一さんが獲った甘鯛イサキ


桜の葉で〆ているので、ほんのり桜の香りがする。塩も桜塩で。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00435156.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00542787.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00543252.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00543835.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00544538.jpg















続いて、愛媛の名漁師・藤本純一さんが獲った本鮪の中とろと、とろ。表面に軽く備長炭で香り付けをしている。


上からは黄身醤油山芋海苔の佃煮


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00560267.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00560770.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00561797.jpg














最後は、愛知のとり貝


炒り立ての胡麻と、胡麻酢と、こしあぶらの組み合わせ。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00563236.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00563758.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00565517.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_00570074.jpg















5品目は、ホタルイカの飯蒸し。


藁で燻製したホタルイカとそら豆の飯蒸しの上に、おかき粉揚げをしたホタルイカの組み合わせ。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01003400.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01004178.jpg
















6品目は、「桜寿」と呼ばれるサクラマスの炭火焼き。「桜寿」は、3月から5月にかけて北海道寿都湾で獲れるサクラマスの中から2kg以上の魚体のものを言う。


付け合わせは、炭で香り付けをして焼いた春キャベツと、京都「辻農園」さんのの組み合わせ。上には蕗の薹を素揚げしたものと、甘辛味噌のソース。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01041400.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01041971.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01042303.jpg















7品目は、名物のジオラマのような八寸


卯月(4月)のテーマの「桜」にちなんで、夜桜を見ながら宴会をしているような情景を表したもの。店内も照明を少し落として、夜桜見学仕様に。


雄と雌が並んで泳ぐおしどりのかわいい器や、縦笛、蛤をかたどった器が目を引く。


大きな雪洞(ぼんぼり)は、実は大根で出来ていて、春の「おぎ乃」の風物詩。大根の葉脈が透けている様が、まるで綺麗な和紙のように見える。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01052826.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01053323.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01053884.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01054429.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01054977.jpg














八寸の中身は・・・


・おしどりの器に入った白魚の玉止め


アオリイカ自家製カラスミ巻き


あわ麩の照り焼き


・能登のもずくと茶振りなまこ


鯛子の旨煮


・原種のスナップエンドウの豆腐の白酢和え


さぬき牛のひうちとホワイトアスパラガスと花山椒


シルクスイートの焼き芋天ぷら


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01094518.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01095058.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01092168.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01093448.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01092979.jpg














8品目は、京都「辻農園」さんの


筍はサクサクの天ぷらにして、上からたっぷりの削り立てのかつお節を掛けて、紙に包んでハンバーガーのようにそのまま頬張る。


この時期いろんなお店で筍を出してくれるが、筍をこういう感じの仕立てで出してくれるのは「おぎ乃」さんくらい。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01113105.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01113599.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01114365.jpg















9品目は、旬の花山椒鍋


さぬき牛のひうちと、ホワイトアスパラガスと、たっぷりの花山椒。花山椒は旬も短く、ものすごく高くて高級食材なので、この時期だけの贅沢品。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01115918.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01120458.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01121643.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01122659.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01123083.jpg















10品目は、〆のご飯。


まずは、名物の大将荻野さんが目の前で炭焼きしてくれるの蒲焼の鰻ご飯


皮がパリパリで、中はふっくらの相変わらずの絶品鰻。


花山椒の時期だけは、特別に鰻の上に花山椒も掛けてくれる。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01182016.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01183347.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01184826.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01185485.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01191051.jpg














もう1つは、メヌケ新玉ねぎ大葉の炊き込みご飯。


脂乗っている旨味が強いメヌケに、炒めてから加えているという新玉ねぎがものすごくいい仕事をしていて、めちゃくちゃ美味しい!


美味しすぎて、思わずお代わりしてしまった炊き込みご飯。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01182529.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01192106.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01192681.jpg














「おぎ乃」さんではご飯のお代わりが出来て、上記の炊き込みご飯の他、卵かけご飯、自家製カラスミ、自家製ゴボウのきんぴらなど、いろんなご飯のおかずが用意されている。


ご飯のお供も美味しいのだが、ここ最近の私のお気に入りは、炊き立てのご飯に少しのを掛けていただく白飯


最高の白飯と最高の塩が揃うことでのみ実現する究極の一品だと思う。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01212797.jpg















11品目は、奈良の高級ブランドいちご「古都華」(ことか)を使ったいちご大福


めちゃくちゃ甘くて、大きないちごなので、半分に割って、いちご大福と、そのままで食べるものと2種で味わう。


中には抹茶のあんことキャラメリゼされたナッツ。


「おぎ乃」さんが出してくれるいちご大福が大好き!


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01221755.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01222219.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01222768.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01223259.jpg














12品目は、桜塩自家製ミルクアイスのアイス最中。


自他共に認めるミルクアイス好きなのだが、私の中でこれまで食べたトップ3の中に入る美味しいミルクアイス。


ただでさえ美味しいのだが、この季節は桜塩を振りかけてて、甘しょっぱい塩ミルクアイスになっていて、私の好きのど真ん中にいる。たまらん。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01235345.jpg















最近、大将荻野さんのご厚意で、特別に私が大好きな「赤坂おぎ乃」謹製アイスをお代わりさせてもらっている。


この日も桜アイスをあっと言う間に2つ完食。美味しすぎた。


いつもありがとうございます。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01242363.jpg
赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_01241371.jpg


























いつも応援ありがとうございます。



ついに「メシクエLV34」の本が出ました!!



■「お人良し (おひとよし) 〜女性プロデューサーが365日外食するわけ〜」

【Amazon書籍10部門で1位!】
Amazon書籍5部門でベストセラー!】


Kindle版は100円にて購入できます!
ミシュランフレンチ「シンシア」オーナーシェフ石井さんの3時間に及ぶ、食と料理の対談も収録。
↓↓





■「メシクエLV34」インスタ

メシクエには載せていないお店や内緒の話はインスタでやってます!
コチラ↓↓











プロフィール
ゲームプロデューサー
成沢 理恵
「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」シリーズで知られる㈱スクウェア・エニックスを経て、 現在、ちゅらっぷす株式会社取締役、兼、ゲームプロデューサー。

ヒマさえあれば、国内、海外を食べ歩き、遊び歩く、生粋の遊び人。

その経験は、ゲームづくりにも活かされている、はず……。
以前の記事
カテゴリ
お知らせなど
検索
タグ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
最新の記事
台湾へ行く⑩~高雄の「メシク..
at 2025-05-14 08:07
台湾へ行く⑨~焼きビーフンの..
at 2025-05-13 08:07
台湾へ行く⑧~炒飯の名店「福..
at 2025-05-12 08:07
台湾へ行く⑦~台湾ベトナム料..
at 2025-05-11 08:07
【5/10最終日】西荻窪「西..
at 2025-05-10 08:08
台湾に行く⑥~人気焼肉丼「阿..
at 2025-05-10 08:07
台湾へ行く⑤~町の人気魯肉飯..
at 2025-05-09 08:07
台湾へ行く④~鴨料理の名店「..
at 2025-05-08 08:07
台湾へ行く③~魯肉飯の名店「..
at 2025-05-07 08:07
台湾に行く②~インターコンチ..
at 2025-05-06 08:07