西荻窪「和食なない」へ行く。
懇意にさせていただいている、静かにお酒と料理に向き合える隠れ家和食「和食なない」さんで夕食。
雑居ビルの2階にあり、常連さん含めて、知る人ぞ知るでお客さんが来ているので、表の看板は電気が消えてて、入口も普通のマンションの1部屋のような感じだが、ドアが少し開いていれば、中はちゃんとやっている。
「和食なない」さんの先付が名物で、季節を表す方式の1つである「七十二候」に基づき、その日の「七十二候」の名前や内容に合わせて、大将がお通しを作っている。
伺った日は、「鶏初乳」(にわとりはじめてとやにつく)という時期の日で、今のように養鶏技術が発達していなかった頃、今時期から鶏が卵を産み始めたそうで、この名前が付いている。
その「鶏初乳」にちなんで、先付は菜の花の入った卵豆腐。上には芽キャベツと桑名のハマグリの出汁の餡かけ。
白バイ貝の旨煮。
白バイ貝とかつぶ貝とかの旨煮が大好きで、これだけは1人で行ってもハーフサイズにせずに、フルサイズ(2名分)食べる。笑
特別に半分を冷たく、半分を温かくして出してくれた。温度によってこんなに味が変わるのかと驚く。冷たい、温かい、どちらも違う風味で、どちらも美味しい。
貝の旨煮は一見どこも一緒のように見えるけど、味付け、濃さ、貝の食感など、お店によって全然違う。特に貝は火入れが難しく、すぐ硬くなりすぎるし、柔らかすぎると貝らしさがなくなるし、技術が必要。
「なない」中川さんが作る旨煮はとても美味しい。
真フグとマカジキの押し寿司。ご飯でもお酒の肴にもなる2色盛り。
京芋饅頭と5種の干しきのこのお椀。
フワフワの京芋饅頭に、干して旨味を凝縮させた濃厚なキノコのスープの組み合わせ。
口直しのフルーツトマトの甘酢漬け。
ちょっと和食が食べたくなった時に、アラカルトで上質な料理を少しづつ頼めるのがとてもいい。しかも、他の和食屋さんにはない、大将中川さんの独特な創作料理が多いので、初めても方はもちろん、外食が多く、食べ慣れている人にも飽きがこない。
■「和食なない」
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by meshi-quest
| 2025-02-16 08:07
| 西荻窪