赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。










懇意にさせていただいている予約の取れない日本料理店の名店「赤坂おぎ乃」にて、今宵も大将荻野さんの季節感溢れる芸術的なお料理をいただく。2025年巳年のおぎ乃さん初め。


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睦月(1月)のテーマは、「御祝」


平安時代から宮中では新年の晴れの御膳で「きじ酒」というものが振る舞われていたとのこと。勝負運が上がるとされているのだそう。


「きじ酒」は、焼いた雉に日本酒を注いで飲むものだが、ちょっとクセが強く、本当にやるとかなり好き嫌いが出るので、本日はキジの酒器で代用。


キジの酒器の中の迎い酒は、「仙禽」の超人気冬の風物詩「雪だるま」。盃にも雪の結晶が描かれている。


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1品目は、縁起物の宝船の器に入ったかぶら蒸し


中には愛媛の名漁師・藤本純一さんのシロアマダイと、すじ海苔と、寒しじみの出汁。出汁がものすごく美味しい。


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2品目は、炙った伊勢海老アオリイカ


林檎や柑橘を合わせた甘酸っぱいゼリー寄せと共にさっぱりといただく。


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3品目は、削りたての鰹節の一番出汁を使った「おぎ乃」さん自慢の絶品椀。


旬の松葉蟹を使った真薯の上に、新年ということで薄くお餅を乗せたもの。


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4品目のお造り、まずは天然のトラフグから。


フグの刺身の他に、白子、ミカワ、トウトウミ、テッピなど、この1皿でフグの全てが食べられるようになっている貴重なお造り。


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続いて、大間の本鮪。表面に軽く備長炭で香り付けをしている。


上からは黄身醤油山芋海苔の佃煮


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5品目は、松葉蟹の甲羅焼き。


カニ身とカニ味噌にもち米を混ぜて、そこにカニの出汁のあんを掛けたもの。上には「目が出る」縁起物の慈姑(クワイ)をチップスにしたもの。


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6品目は、自家製のカラスミを入れたカラスミ餅


餅に合わせて、白味噌と酒粕のスープが付いてくるのだが、この酒粕は私が命名させていただいた「竹野酒造」特別希少酒「理瑰-rie」の酒粕。香り良く、まろやかで、スープもすごく美味しい。


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7品目は、名物のジオラマのような八寸


睦月(1月)のテーマは、「雪景色」。荻野さんが日本料理の修業時代にいた京都の山の景色をイメージした風景で、京都では苔を雪から守るために、「敷き松葉」と呼ばれる松葉を苔の上に敷いて雪から守っていたのだそう。八寸にも松葉が敷かれている。


ぼんぼりは、大根で作られていて、和紙に見えるのは大根の葉脈。


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八寸の中身は・・・


・愛知のの治部煮


・葛屋に入った北海道余市のあん肝


蒸し鮑


金柑の白和え


丹波黒豆の蜜煮


いくらおろし


紅白なます


シルクスイートの焼き芋天ぷら


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8品目は、和風のグラタンとも言える柚子釜焼き


柚子をくり抜いた入れ物の中に松葉蟹ノドグロ白子、キノコなどが入っている。


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9品目は、イノシシ聖護院大根の煮物。


せり、ゴボウ、九条葱、木の芽などの香味野菜で優しく風味付けされている。


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10品目は、〆のご飯。


まずは、名物の大将荻野さんが目の前で炭焼きしてくれるの蒲焼の鰻ご飯


皮がパリパリで、中はふっくらの相変わらずの絶品鰻。


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2つ目は、サワラ九条葱と炒り立ての胡麻の炊き込みご飯。


サワラの脂と旨味がご飯に溶け込んでて、とても美味しい。


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「おぎ乃」さんではご飯のお代わりが出来て、上記の炊き込みご飯の他、卵かけご飯、自家製カラスミ、自家製ゴボウのきんぴらなど、いろんなご飯のおかずが用意されている。


ご飯のお供も美味しいのだが、ここ最近の私のお気に入りは、炊き立てのご飯に少しのを掛けていただく白飯


最高の白飯と最高の塩が揃うことで実現する究極の一品。


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11品目は、「赤坂おぎ乃」謹製のフルーツ大福


いわゆるフルーツ大福とは違い、出来立てのフワフワのまだ温かい求肥に、「せとか」と、自家製のあんこと、キャラメリゼした胡桃の組み合わせ。


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12品目は、私が命名させていただいた「竹野酒造」特別希少酒「理瑰-rie-」酒粕アイスと発酵レモンジャム。


酒粕がクリーミーでチーズアイスのようなニュアンスもあり、そこに発酵レモンが合わさって、大人のレアチーズケーキアイスのような味わいに。


ありがたいことに大将荻野さんが「理瑰-rie-」の酒粕を気に入ってくださって、2025年1月の記念すべき新年のコースからお料理にいっぱい使ってくださっているのが嬉しかった。


ぜひ「赤坂おぎ乃」さんに行かれた方は「理瑰-rie-」の酒粕のお料理も楽しみに味わってみてください!


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プロフィール
ゲームプロデューサー
成沢 理恵
「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」シリーズで知られる㈱スクウェア・エニックスを経て、 現在、ちゅらっぷす株式会社取締役、兼、ゲームプロデューサー。

ヒマさえあれば、国内、海外を食べ歩き、遊び歩く、生粋の遊び人。

その経験は、ゲームづくりにも活かされている、はず……。
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