東高円寺「鮨かづとよ」へ行く。
高円寺在住のグルメなお友達の紹介で、今年2024年にオープンしたばかりの住所非公開&完全予約制の隠れ家鮨「鮨かずとよ」さんにお邪魔させていただいた。
マンションの1室でやられており、カウンターのみの4席(最大6席だが通常は4席まで)で、まるで鮨屋さんを大将ごと貸切をさせてもらったかのようなプライベート感溢れる店内で上質なお鮨をいただくことができる。
まずは、ホタルイカの酢味噌から。
生たこのお刺身と、名物のズワイガニとチーズの茶碗蒸し。
出汁の効いたアツアツの茶碗蒸しの中に、トロトロのチーズの組み合わせ。出汁と卵にチーズが合う。
八戸のとろと愛媛のマダイ。
北海道の生ニシンと、八丈島のメダイの粕漬け。
ニシンのにぎりは珍しいが、すごく脂が乗ってて、ニシンのクセは一切ない綺麗な味で、すごく美味しかった。
メダイの粕漬けに使っている酒粕はただの粕漬けではなく、なんと大将が発酵させて酒粕を手作りしている。結構色んなお鮨屋さんに行ってるが、お鮨屋さんで魚に使う酒粕を手作りしているお店は知る限りここ「鮨かづとよ」さんくらいかな。
福井の寒ブリのづけと、マキエビ。
寒ブリの上には辛味大根、マキエビの上には黄身おぼろ。1つ1つの仕事が本当に丁寧。
九十九里のハマグリと、イカ真薯と海老芋とホワイトしめじのお椀。
八戸本鮪の赤身のづけと、千葉のマイワシ。
「鮨かづとよ」さんのにぎりはどれも美味しいのだが、中でも赤身のづけがものすごく印象的。香りが良くて、づけに付けすぎていなくて、赤身本来の旨味もちゃんと残っている。
私は実は普段あまりづけを好んで食べないのだが(赤身はそのままの方が好き)、今まで食べた赤身のづけのNo.1だと思う。
苫小牧のほっき貝と、ほっき貝のヒモとかぶの和え物。
貝ヒモを握るところは多いが、この貝ヒモをあえてにぎりにせずに、箸休めの1品としてつまみで出すところがすごくいいバランス。
ウニとイクラと昆布〆の甘エビの小丼と、とろたく手巻き。
穴子と、大将が目の前で焼いてくれる玉。
・・・と、ここまでがコースの一通り。
にぎりが美味しすぎて、前回お邪魔した時に特別に追加注文をさせてもらったのだが、 お店が完全予約制の6席のみのお店で、あまり余剰のネタやシャリはなく、そしてオープンして間もないこともあり、そもそも追加にぎりシステムがなかった。
だったのだが、大将曰く「きっと追加注文される気がしたので(笑)」と、なんと前回のことをちゃんと覚えてて追加注文分を用意していてくださった!
大将、ありがとうございます!!!
というわけで、大将のご厚意で堂々と追加注文をさせてもらった。
まずは、美味しかったマダイと、お気に入りの赤身づけ。
本鮪とろと、寒ブリのづけ。
最後は生ニシンと、海老出汁のお味噌汁。この日のニシンはめちゃくちゃ美味しかったなあ。
にぎりもつまみも美味しく、コースもしっかり出してくれるのでボリュームもあり、席数少なくプライベート感があるので居心地もいい。こんなに満足感も高くて、このコースがなんと8800円(税込)。しかも、飲む方には嬉しいお酒は680円均一。
結構色んな鮨屋さんにお邪魔しているが、このクオリティーとこの空間でこの値段はなかなかない。
前回の「メシクエ」の記事で「すぐに予約困難店になりそう」と書かせてもらったのだが、もうすでに貸切があったり、埋まっている先の日程があったり、早速予約困難店になっていた。なお、予約は2ヶ月先まで。
■「鮨かづとよ」
予約は下記のインスタDMかLINEにて。メシクエ見ました!とお声がけすると、良いことあるかも?
いつも応援ありがとうございます。
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by meshi-quest
| 2025-02-06 08:07
| 高円寺