京都・神宮丸太町「日本料理 研野」へ行く。
ミシュラン1つ星獲得の予約困難な人気日本料理店「日本料理 研野」の貸切ディナー。
大将の酒井研野さんは、日本を代表する老舗料亭「菊乃井」で長年修業をし、「菊乃井 無碍山房 Salon de Muge」の料理長も務め、さらに日本料理だけでなく中華料理の名店「京、静華」でも修業をされているというすごい経歴の持ち主。
1品目は、甘鯛のかぶら蒸し。上には銀杏。
2品目は、明石の鯛とサワラのお造り。
3品目は、せいこ蟹の焼売。手前は黄ニラ。
冬は色んなお店でせいこ蟹(松葉蟹の雌)をいただくが、せいこ蟹が焼売の仕立てになって出てくるのは珍しい(特に日本料理のコースでは稀)。日本料理だけでなく、中華料理の名店でも修行されている大将・研野さんならではの一品。
そして「研野」さんの名物のBGMペアリングで、この料理をいただきながら店内には松田聖子さんの「冬のアルバム」がかかっている。笑
そう、松田「せいこ」だから。
4品目は、美しい八寸。
海老芋の素揚げ、柿の白和え、自家製カラスミとイカ、スモークサーモンを大根の甘酢漬けで巻いたもの、鱈の卵と金時人参、ナマコのみぞれ和え、菊菜と菊花のおひたし、など。
5品目は、ふぐの雲子(白子)、淀大根、金時人参、縮みほうれん草の粕汁。
まろやかで、ほっとするような優しい粕汁で、毎朝飲みたいくらいとても美味しい。
6品目は、亀岡の豚を使った「研野」名物の特製チャーシュー。





7品目は、フライドフグ。通称「FF」。笑
油の重さを一切感じない、軽やかで美味しい揚げ物。
8品目は、口直しの酢の物。
フグ皮とクラゲときゅうりでさっぱりと。日本料理で中華食材であるクラゲを使うのもとても珍しい。
9品目は、炊き立ての土鍋ご飯。大将・研野さんの地元青森の「青天の霹靂」を使用。
ご飯のお供は、ウオゼの塩焼きとモロッコインゲンの和え物。
ちゃんと良い米、良い水、正しい炊き方で炊かれたご飯はそれ自体がもうご馳走というか、そのままでも味があって美味しい。
まずはシンプルにご飯の美味しさを味わい、その後に、白ごはんの味変ができる。
先ほどの絶品チャーシューの切れ端を使ったチャーシュー丼。
せいこ蟹を使った天津飯など、お腹に合わせて色んなご飯を出してくれる。
11品目は、「べにまどんな」とヨーグルトアイス。
「型破り」という言葉があるが、型を破るためにはその型を熟知していないと破れないので、型破りができる人は実はその型のマスターだったりする。
逆に言えば、マスターしないと型は破れないし、習熟度が高ければ高いほどすごく大きく、見たことないような方法で型を破れるようになる。
そんなことを「研野」さんにお邪魔するたびに、研野さんのお料理をいただくたびにいつも思う。
■「日本料理研野」
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by meshi-quest
| 2025-01-22 08:07
| 京都