井の頭公園「Typica Inokashira」へ行く。懇意にさせていただいている西荻窪の人気カフェ「浅煎りコーヒーと自然派ワイン Typica 」(ティピカ)さんが今年2024年夏に井の頭公園前駅近くに2号店となるカフェ「Typica Inokashira」(ティピカイノカシラ)を出され、ティータイムでお邪魔させていただいた。 井の頭公園前駅からは徒歩1分くらい、吉祥寺駅からも井の頭公園を通って散歩がてらに歩ける距離にある。 この日は完全事前予約制の「パフェの可能性」というタイトルのデザートコースイベントの日。 名前の通り、「Typica」さんが得意とするパフェのさらなる可能性を追求した面白いコースとなっている。 1品目のアミューズは、少し樽感のあるメキシコの浅煎りコーヒーのジェラードと、カルダモンのジェラード。 甘さ控えめで、コーヒーとカルダモンが相性良いので、単品で食べても、一緒に食べても美味しい。 2品目は、「食物繊維のパフェ」というタイトル。 中にはクリーミーなロールキャベツと、チーズクリーム、ウイキョウのアイス、スパイスを少し強めたひよこ豆のペースト、上には自家製のライ麦パンの組み合わせ。 確かに見た目はパフェなのだが、ちゃんとロールキャベツという1つの料理になってて、一緒に食べることで口の中の旨味と食感の面白さが広がり、パフェってすごいなあ!と思う一品だった。とても美味しい! ペアリングは、アルコールか、ノンアルはコーヒーペアリングかティーペアリングが選べるようになっていて、私はティーペアリングを注文。 合わせるドリンクは、入間ほうじ茶プレミアム「一意専心」。 狭山茶のレジェンドと呼ばれる比留間嘉章茶師の手掛けるプレミアムほうじ茶で、いわゆるほうじ茶というより、緑茶をローストしたような爽やかなが残るお茶。 3品目は、「タンパク質のパフェ」。 国産の牛もも肉のステーキに、ブロッコリーの温菜、ご飯、マッシュポテトなどが入っている。 こちらも見た目はパフェだが、全く甘くなく、ちゃんと食事になっていて、まさにステーキライスパフェ! 合わせるドリンクは、静岡島田の「2ndフラッシュ べにふうき」。 静岡で高品質のべにふうき和紅茶の作り手である井村典生茶師の作品で、赤ワインに似たような肉に合う力強さのあるお茶。 4品目は、「炭水化物のパフェ」。 フレッシュな洋梨に、カモミールのアイス、ルバーブのコンポート、ローズヒップ、ナタデココ、ピンクペッパーのクランブルなどを合わせたデザートのパフェ。 合わせるドリンクは、カングラのダラムサーラ農園の「1stフラッシュ ダージリン」。 カングラは、ヒマラヤ山脈地方の150年以上続く紅茶の名産地。洋梨の華やかさに、1stフラッシュの若葉のような爽やかさをペアリング。いい香り。 5品目の小菓子は、生地から焼き上げてくれる焼き立てスコーン。 焼き菓子は焼き立てが本当に一番美味しくて、贅沢。 合わせるドリンクは、「文山東方美人茶 2024年夏茶」。 台湾・新北市の東方美人茶コンテストでチャンピオンティーを獲得した名茶師・蘇志成氏によるもの。華やかな中に、しっかり旨味と芯があるような台湾茶。 テーマの通り、パフェの可能性をとても感じる、すごく興味深く、勉強になったデザートコースだった。 ここ最近お邪魔したデザートコースの中で一番満足度も高かったように思う。 そもそも「パフェ」とは何か?という問いにも通じる気がするが、フレンチのアミューズなどで前菜が小さなグラスに入っていることもあり、ご飯も丼として1つのボールに入っていることもあり、パフェで料理を出すことは可能なのだと思うが、 パフェというからには通常の料理よりもグラスに入っている品数を増やして、口の中に入った時の面白さを出したいと思うので、その辺の合わせ方がパフェの奥深さでもあり、パフェの楽しさでもあり、パフェの難しさでもある気がした。 このコースはぜひ第2弾、第3弾と続けていって欲しいなあ。 ■「Typica Inokashira」(ティピカイノカシラ) いつも応援ありがとうございます。 ついに「メシクエLV34」の本が出ました!! ■「お人良し (おひとよし) 〜女性プロデューサーが365日外食するわけ〜」 【Amazon書籍10部門で1位!】 【Amazon書籍5部門でベストセラー!】 Kindle版は100円にて購入できます! ミシュランフレンチ「シンシア」オーナーシェフ石井さんの3時間に及ぶ、食と料理の対談も収録。 ↓↓ ■「メシクエLV34」インスタ メシクエには載せていないお店や内緒の話はインスタでやってます! コチラ↓↓
by meshi-quest
| 2024-12-02 08:07
| 吉祥寺
|
最新の記事
|
ファン申請 |
||