虎ノ門「鮨すがひさ」へ行く。
懇意にさせていただいている大将・菅さんの人気変タイ鮨「鮨すがひさ」で貸切会。
元・タイ料理シェフという異色の経歴を持つ菅さんにしか作れない唯一無二の鮨とタイ料理のスペシャルコラボが大人気で、
2024年春に虎ノ門ヒルズステーションタワーに移転をし、イベントでなく、エブリデイ変タイとなって唯一無二のタイ鮨を全面に推した店舗となった。
ちなみに、「鮨おにかい×2」の一部が「鮨すがひさ」の店舗で、メインの看板は「鮨おにかい×2」になっているので迷う人もいるかも。
外は真っ青、中に入ると真っ赤というオシャレな店内。
カウンターは全6席でプライベート感があり、天井が高いので居心地もいい。
窓からは東京タワーが見える。
手ぬぐいがめちゃくちゃかわいくて、オシャレ!!
タイ語に見えるが、実は「すがひさ」と書かれている。
この手ぬぐいは最後にお持ち帰りさせてもらえるのだが、こういうお持ち帰りさせてもらえる手ぬぐい史上No.1の嬉しい手ぬぐいだった。
ドリンクは、ちゃんとタイの人気ビール・シンハーがある。
「変タイ鮨」ならではだが、おそらく日本の鮨屋さんでシンハー出すのは、「鮨すがひさ」さんだけだと思う。笑
その他、ハーブを使ったノンアルカクテルやコンブチャなどもある。
まずは、「ミャンカム」というタイの前菜から。
本当は干し海老を使うそうなのだが、それを鮨屋アレンジして、ボタン海老とパイナップルとハーブで。
ニシンの生春巻き。
鮨と言えば米、タイで米と言えばライスペーパーということで、鮨の具材をライスペーパーで巻いて生春巻きにしたもの。
大葉やガリなどが入ってて、食べるとちゃんと口の中で鮨になっている。美味しい!
管さんのおもしろトークと写真撮影も「鮨すがひさ」の魅力の1つなのだが、
菅さんの坊主頭と茶碗蒸しを遠近法で同じように撮ってくださいという撮影指示付きの一品。笑
フグの白子のグリーンカレー茶碗蒸し。
いよいよ、変タイ鮨をいただく。
スズキは、ミント、ナンプラー、パクチーを加えたタイの「シーフードソース」で。めちゃくちゃ美味しい!
ちゃんとスズキの香りや旨味も残りつつ、爽やかなタイスパイスも感じる。
「鮨すがひさ」さんのガリも大人気で、通常の生姜のガリではなく、タイ料理「ソムタム」をイメージした青パパイヤと生姜とディルのガリ。これ、ずっと食べていらてるくらい、本当に美味しい!
マカジキは、マンゴーと青唐辛子の風味。
イカは「アオリイカ時々スミイカ」という名前で、菅さんがわざと鮨台の隅っこにイカを置くから時々スミイカ。笑
実際はアオリイカで、塩卵の黄身、ナンプラー、オイスターソースのソースが乗っている。
ハモは、珍しいパクチーの実と梅を合わせたソースで。
太刀魚は、ナンプラーと唐辛子を合わせたソースを塗って、炙りに。
赤身はクミン醤油で、
戻りガツオは、茄子のペーストと、ライム、唐辛子、ピーマン、生姜などのソースで。
「となりの中トロ」というタイトルのにぎり。笑
タイのサラダの「ラープ」をイメージしたものだそうで、中とろの上に乗っているねぎとろにはライム、唐辛子、ナンプラーなどが使われている。
上にミントの葉っぱが、トトロっぽいw。
キンメは、パイナップルやバイマックルーや唐辛子、
名物の車海老は、タイの料理の代名詞「トムヤンクン」をイメージして、食べると口の中でトムヤンクンが完成する。
「変タイ鮨」名物の「タイのウニ」(タイ語の箱入りw)。
日本のウニがなぜ旨味のある、あんな味かというと昆布を食べているからで、食べている食べ物に味が依存している。
では、タイのウニは何を食べていて、どんな味になっているのか・・・
・・・という話だが、タイにウニがあるわけもなくw、実は菅さんのオリジナルマッサマンカレーを使い、卵豆腐と和えて、ウニに見立てたもの。
ウニではないけど、これがクリーミーでとても美味しいw。
菅さんが神妙な顔でもっともらしく「タイのウニの話」をするので、初めての方はたいていタイカレー風味のウニの話を信じる。笑
こちらは正真正銘、日本のウニを使った「トムカーウニ」。
タイ料理「トムカーガイ」(スパイスと酸味のココナッツミルクスープ)をイメージしたにぎりで、ウニにこんなにココナッツミルクが合うと思わなかった(驚)。
タイ風の海鮮クリームリゾットみたいな感じ。
武蔵溝ノ口の「変タイ鮨」の時から個人的にお気に入りの煮穴子。
シナモンと煮穴子のツメで風味付けされているのだが、このシナモンが甘辛の醤油だれと相性抜群で、ずっと食べていられる味。
何度食べても美味しい。
名物の「グリーンカレー稲荷」。
今まであまりおいなりさんが好きではなかったのだが、人生で初めて美味しいと思ったのが菅さんの「グリーンカレー稲荷」だった。
オリジナルドライグリーンカレーに、大量のパクチーとピーナッツの組み合わせ。
これが甘めのいなりと酸味あるシャリにすごく合ってて、絶品。
「グリーンカレー稲荷」は大人気でお土産で買って帰る人も続出。
タイといえばゾウなので、キツネっぽいゾウさん。笑
最後は、トムヤム赤出汁。
赤出汁の味噌と、トムヤムペーストがめちゃくちゃ合う!
この赤出汁もすごく美味しいなあ。
変タイ鮨は本当に文章でこの驚きと美味しさを伝えるのが難しいのだが、ちゃんとお鮨だし、ちゃんとタイも感じる。
ゲーム的に言えば、魔法戦士みたいなもので、戦士と魔法使いを極めた人がなる職業だが、異色の2つを極めるとこんな器用で、こんなことが出来るんだな・・・という感動の一品。
鮨好きな方にも、タイ料理が好きな方にも、ぜひ一度魅惑の変タイ鮨を味わってほしい。
■「鮨すがひさ」
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by meshi-quest
| 2024-07-31 08:07
| 六本木・麻布・赤坂