西荻窪「和食なない」へ行く。
懇意にさせていただいている、静かにお酒と料理に向き合える隠れ家和食「和食なない」さんで夕食。
雑居ビルの2階にあり、常連さん含めて、知る人ぞ知るでお客さんが来ているので、表の看板は電気が消えてて、入口も普通のマンションの1部屋のような感じだが、ちゃんとやっている。
「和食なない」さんのお通しが名物で、季節を表す方式の1つである「七十二候」に基づき、
その日の「七十二候」の名前や内容に合わせて、大将がお通しを作っている。
この日は、「牡丹華」(ぼたんはなさく)という時期で、それに合わせて、北海道の牡丹海老を、端午の節句の柏の葉で巻いた柏巻きの寿司がお通し。
気仙沼のカジキの昆布〆。
魚で生ハムを作るかのような脱水をして、南伊豆の筍と、グラナパダーノチーズの組み合わせ。
カジキと筍とチーズ、一見すると、何だかバラバラのようだが、ビックリするくらいよく合っていて、とても美味しい。
特に、カジキの生ハムが秀逸で、筍とチーズの間を取り持っている感じ。
生しらすの黄身和えとキンカンの組み合わせ。下には少量のシャリ。
小田原のアオリイカと泉州水茄子の組み合わせ。
香川の国産のオリーブオイルと塩でいただく。
「なない」大将の中川さんの知り合いが長野で猟師をしているそうで、そこから来た鹿肉のロースの炙りと、能登の天然キノコの組み合わせ。
山のモノを合わせて、山を食べるイメージで。
生湯葉と花山葵の醤油漬けと、「キタツノモエビ」のから揚げ。
あまり聞きなれない&呼びにくい(笑)「キタツノモエビ」がビックリするくらい甘くて、美味しくて、やめられない、止まらない味だった。
フワフワ&ぶるんぶるんの絶品・出汁巻き玉子と、板わさ。
お邪魔する度に必ず頼んでいる出来立ての出汁巻き玉子。大将中川さんの出汁巻き、美味しい。
干し柿と乾酪(カンロ)の天ぷらと、ホタルイカと自家製謹製唐墨。
乾酪はチーズのこと。干し柿の中にチーズを詰めて、天ぷらにした、甘じょっぱい、お酒に合う天ぷら。
「なない」さんの人気メインディッシュ、「鴨ロースと柑橘」。
甘辛い自家製たれと、柑橘の甘酸っぱさが鴨とよく合う一品。
柑橘は季節によって変わるのだが、この日は愛媛の「ひめのつき」。
そして、この日は待望の「なな鮨」の日。
昔は、常ににぎり鮨のメニューがあって、和食を食べた後ににぎりが食べられるのが「なない」さんの魅力だったのだが、
飲み&軽いつまみのお客さんが増えてきて、にぎりの仕込みの負荷が高くなってきてしまったため、不定期開催のイベントとなってしまった。(超残念)
とはいえ、久しぶりに大将中川さんのにぎりが食べられるのはすごく嬉しい。
まずは、アオリイカとマダイから。
サーモンとカジキ。
マデラ酒でづけにした赤島海老と、柚庵和牛。
穴子と花山椒。中川さんの穴子がすごく美味しい。
穴子で一通りなのだが、美味しくてマダイと赤島海老をお代わり。
本当は全にぎりをもう1周くらいしたかったのだが、前半に結構和食を美味しくいただいてしまったので、厳選して2つ。
すごく気になってしまったので、〆にしじみの白湯ラーメンを。
しじみの濃厚な白湯が飲んだ後の体に染み渡る。
そら豆のクレームブリュレ。
かなり美味しい。実は、大将の中川さんはデザートも得意。
和食はもちろんのこと、鮨も出来て、デザートも作れて、中川さんホントすごいなあ・・。
■「和食なない」
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by meshi-quest
| 2024-05-16 08:07
| 西荻窪