神戸・元町「圓記」へ行く。
神戸・元町の路地裏にある中華粥が名物の人気香港料理店「圓記」(ユンキー)で食事。
香港で25年、大阪ハイアットリージェンシーで10年修業された熟練点心師さんが独立して出されたお店。
ここだけタイムスリップしたかのように、香港行った時に見たあの地元食堂の風景がある。
実は長年お粥が苦手で、細かく言うと柔らかいご飯があまり好きではなく、今もいわゆる普通のお粥は得意ではない。
そんな私が数十年前に初めて香港に行った時に、路地裏の何気ない地元食堂で食べた肉団子と卵の中華粥が衝撃的に美味しくて、
翌日もお粥のことが気になり、お粥を食べにその店まで行き、2日連続で中華粥を食べた。
その時、美味しい中華粥はめちゃくちゃ美味しいということを知った。
それ以来、普通のお粥は今でもあまり好んでは食べないが、美味しそうな中華粥はむしろ進んでいただくようになった。
豚皮とピータンの中華粥を注文。
メニューには肉団子の中華粥もあったので、香港の味を思い出したかったのだが、
香港の方と思われるお店のお母さんが出てきて「今は無い」とのことで、ピータンのお粥を。
とても美しい中華粥。
そう、これ!香港で食べた中華粥だ!
一般的な美しさということではなく、何と言うか中華粥としてとても美しい。
ご飯の粒をほぼ残さず、干し貝柱などの出汁と融合させて、なめらかな食感になるまで煮込んだ中華粥。
具は無いが、ピータンのコクと、豚皮の塩味と油分がいい仕事をしてて、ものすごく美味しい。
久しぶりに、私が大好きだったドンピシャの中華粥をいただいた。
ここ最近いただいた中華粥のNo.1だった。
1つ補足をしておくと、かなり現地仕様になっているというか(笑)、
悪気はないのだと思うけど、いわゆる日本らしい「おもてなし」接客サービスは受けられない。
結構不愛想だったり、物のいい方がきつかったり、正直、お店と合わない人もいると思う。
正直、ゆっくり食事を楽しむような雰囲気もない。
もっと通って仲良くなれば違うと思うけどw、一見さんにはその辺のお店からの警戒心的なものが如実に出る。
ただ、それをもってしても、「圓記」の中華粥は美味しくて、食べる価値は非常にあると思う。
■「圓記」
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by meshi-quest
| 2024-03-02 08:06
| 旅行_国内