京都「祇園びとら、」へ行く。
懇意にさせていただいている京都・祇園の人気京フレンチ「祇園びとら、」でディナー。
「祇園びとら、」は近所ではあるが祇園白川への移転リニューアルが決まっており、
今の祇園北での営業最後のラストランにお邪魔させてもらった。
おまかせコース1品目は、長谷川農園さんの香り高いマッシュルームを使った冷たいポタージュから。
私の大好きな「L'Arco Rùbeo」(ラルコ ルベオ)をいただく。
普段は置いてない入手困難なイタリアの赤ワインのだが、私が来る時にはいつも用意しておいてくれる。ありがたい。
2品目は、名物の「びとらのキャビア缶」。
料理に合わせて好きなタイミングでお客さんがキャビアを乗せるスタイルだったが、
今年からキャビア缶は残しつつも、出し方や内容を変えて、
キャビアに、京都で作られている新鮮な山羊チーズと、ハマグリの泡を合わせた前菜風になった。
3品目は、三陸の迷い鰹のたたき。
昆布醤油とナッツのドレッシングと、京都で取れた野草の薬味でいただく。
4品目は、ヒラメとパパイヤの春巻。
サッパリとした白身のヒラメに、トロピカルなパパイヤが合っていて、春巻と言っても重くなく、軽く前菜で食べれる感じ。
5品目は、黒毛和牛のサーロインの藁焼き。
赤万願寺のピューレと空心菜のソテーの付け合わせ。
通常、肉料理はコースの最後に来ることが多いが、そうなるとお腹いっぱいになってしまうお客様も多く、
またコースの固定概念というか、どこも同じが面白くないので、「びとら、」では真ん中で肉が出るw。
4品目の春巻の合わせもそうだし、5品目のコースの真ん中で出るサーロインもそうだが、
「お約束」じゃないというか、チャレンジ精神があり、型破りで、いつ来てもワクワクがあって楽しいのが「祇園びとら、」の魅力だと思う。
私のように365日外食しているような人間だと、型が一緒だと、細部が違っても、「だいたい同じ」に見えてきてしまうことがあり、
こんな私でもちゃんと違うと感じられて、ワクワクを提供してくれるのはスゴイと思う。
6品目は、琵琶マスとアボカドのタルタル。
ほんのり柚子胡椒の風味。
上からはたっぷりのシャンパンいくら。
7品目は、私の大好物で、いつもコースに入れてもらっている名物の「和牛のなめろう」。
炙った和牛を目の前で叩いて、薬味と合わせ、海苔に巻いてくれる。
これ、「びとら、」さんともよく話しているのだが、この料理は正直全く映えない(笑)。
そして、この和牛のなめろうの美味しさと、海苔の組み合わせのバランスは、絶妙すぎて、文章で説明が付かないw。
なので、美味しさは行って食べてもらうしかないのだが、
私が「びとら、」に通い続けて、毎回コースの中に入れてもらっているくらい、とんでもなく美味しい。
牛肉のアイディア料理として、素晴らしい出来。
ぶっちゃけ、もう映えなんて10周くらい周ってるだろうから、あえて映えないくらいがちょうどいいし、むしろこの料理の能ある鷹は爪を隠してる感があって良い気がする。
8品目は、金目鯛のお椀。
鯛で丁寧に取った鯛白湯に、ほうれん草の組み合わせ。
9品目のご飯は、但馬れんこんと四角豆(うりずん豆)の炊き込みご飯。
この時期、旬の松茸やキノコや秋刀魚を使ったご飯が増えてくる中、
この組み合わせで出してくれるお店はなかなかないので、新鮮。
「びとら、」ではご飯をいっぱい美味しいく食べて欲しいという想いから、
ご飯のお供が色々と用意されている。
牛肉の赤ワインしぐれ煮、昆布とエリンギのトリュフ炒め、トリュフの香りを纏わせた生卵など。
個人的に、昆布とエリンギの炒め物がものすごく好みの味で、半皿くらいあっという間に食べてしまった。
10品目は、山科勧修寺のぶどうのコンポート。
甘すぎず、ちょうどいい口直しになる、大人のコンポート。
11品目は、葛プリン。
上には発酵無花果のソース。
最後に小菓子。
移転リニューアルは2023年の11月上旬になる予定とのこと。
新生「祇園びとら、」でどんな料理に出会えるのかとても楽しみ。
リニューアル後の予約もさせていただいたので、リニューアル新店の料理もぜひ「メシクエ」にてお楽しみ。
■「祇園びとら、」
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by meshi-quest
| 2023-10-02 08:08
| 京都