世界一のレストラン「noma Kyoto」へ行く。~前編~
「日本一」というだけでも相当すごいことで、なかなか出会うこともないが、
世界には当然それをはるかに超える「世界一」が存在する。
飲食界にも、もちろん世界一が存在する。
それが、ミシュラン3つ星を獲得、
ワールド50ベストレストランで4度も1位に輝いており、
「世界一予約の取れないレストラン」と言われる
デンマーク・コペンハーゲンの世界最高峰のレストラン「nom (ノーマ)」だ。
その「noma (ノーマ)」が2023年3月15日~5月20日まで期間限定にて京都にやってくるという話は、
飲食業界のオーナーやシェフだけでなく、食べ歩きが大好きな我々にも激震が走った。
世界一がやってくる!
世界一の料理を食べられるかもしれない!!
当然、世界最高峰のレストランの予約枠は日本だけでなく、世界中から殺到しており、
プラチナシートとなり、即完売どころか、予約できる方法があったのかどうかも疑問なほど。
私も正攻法での予約はできなかったのだが、
本当に多くの方のありがたいご縁とご厚意により、世界一のレストラン「noma」にお邪魔させてもらうことができた。
なお、「noma」は京都での「noma Kyoto」を発表し、全席の予約が終わった後、
デンマークの「noma」本店の2023年内での閉店を発表した。
それにより「最後のnoma」となり、ただでさえプラチナだったシートは、世界一の超プラチナシートとなった。
まずはこの場を借りて、尽力くださった皆様に心からお礼をお伝えしたいと思います。
非常に貴重な体験をさせてもらいました。
ここメシクエでは、その「noma」でのメシクエストの模様をしっかりお伝えしたいと思う。
「noma Kyoto」の舞台となったのは、
京都中心部の繁華街・烏丸御池の交差点に位置する「エースホテル京都」だ。
世界を代表する建築家の隈研吾さんがデザインをしたことでも有名な京都を代表するオシャレなホテルでもある。
「noma Kyoto」はあくまで2023年3月15日~5月20日までの水曜から土曜まで週4日営業の期間限定で、
京都にお店を作ったのではなく、「エースホテル京都」にあるメインダイニングを間借りして行われた。
世界一のレストランがやってくるということで、
「エースホテル京都」の1階では「noma」の本や「noma」グッズが大々的に売られていた。
「noma Kyoto」は「エースホテル京都」3階にあるメインダイニングで行われた。
1階にホテルスタッフとは別に明らかに「noma」スタッフと思われる方々がいて、
その人に名前を告げて、案内をしてもらう。
最初、名前を言ったところ、「Oh!見当たらないです!」的なことを言われ(苦笑)、
えーーーー!マジかーーーーー!!となったのだが、
なんとか無事名前を発見していただき、3階まで案内していただいた。
ちなみに、金額もネットで出てると思うので伝えると、
ランチタイムの食事のコースのみで12万7000円(1人)くらい。
これに東京↔京都の新幹線代や宿泊代も足すので、なかなかのお値段にはなっている。
結構色んなところを食べ歩いているが、お酒を除けば、私の中の1回の食事代の最高額を更新した。
・・・というわけで、名前がないと聞いた時には相当焦ったw。
3階までは「noma]スタッフからよしければぜひ階段で・・・と勧められた。
見てみると、「noma」に通ずる道の横に、貝や昆布や鰹節が置かれており、
これをたどると、「noma」に着くようになっているようだ。
なんだかゲームの世界に入ったかのようw。
「noma Kyoto」の目の前に到着。
入口前には天井から立派な昆布がオブジェのように垂れ下がっている。
もちろん本物の昆布。
「noma」が昆布好きなことは有名で、今回も料理には昆布が多用される様子。
しかし、昆布をインテリアに使うというのは、
昆布と日常で接している日本人にはなかなか出ない発想だなあw。
世界一予約の取れない、全世界のシェフと美食家の憧れの聖地、いざ、「noma Kyoto」へ!
「noma Kyoto」の暖簾をくぐると、
「noma」のために今回内装も備品も全て整えたという、「noma」のためのレストランが現れる。
広いフロアにテーブルがある場所もあれば、個室になっている場所もあり、
全ての場所で内装やしつらえが異なっている。
私はフロアの一番奥にあった8人用の個室に予約席があった。
大きなたけのこの横に、私の名前の「Rie」のネームプレートを見つけて、一安心w。
お庭が見えて、日当たりも良く、心地よい個室。
壁や天井にはやっぱり昆布をイメージしたオブジェが飾られているが、
お皿も調度品なども全て日本全国を回って、
今回の「noma Kyoto」のために「noma」が気に入った職人さんに作ってもらったものだそう。
なので、部屋ごとにちょうど品も違うし、料理ごとに作っているお皿の作家さんも違う。
まさにスーパースターの共演というか、全てがスペシャルで出来ている。
しばらくすると、「noma」のオーナーでもあり、「noma」のヘッドシェフであり、
世界で最も有名なカリスマシェフであるレネ・レぜピさんが来てくれて、
ご挨拶と、今回の「noma Kyoto」の意図を英語で説明してくれた。
この時は通訳の方はいなかったのだが、
まあこのクラスのレストランに来てて、世界中を食べ歩きをされてるトップグルマンばかりだったので、
英語も堪能な人が多く、通訳なしでも皆さん理解できる感じ。
レネさんの話によると、今回100名以上のスタッフをデンマークから連れてきており、
レネさんも日本、特に京都が大好きで、2人のお子さんも連れてきているとのこと。
「noma Kyoto」の構想に4年以上を費やしているそうで、
期間限定とはいえ、本当に京都で料理が出来ることをとても楽しみしていた、そんな話だった。
レネさんは料理をするためキッチンに戻り、いよいよ「noma」開幕!!
この個室にも日本を代表するような飲食店の社長さんだったり、相当のグルマンが集結されていたが、
さすが「noma」というか、こんな百戦錬磨のグルマンゲストからも楽しみやワクワクの期待の中に、どこか皆さん緊張しているような空気を感じる。
どんなに世界で食べ歩きをし尽くした人でも少し緊張してしまうくらい、それが「noma」の凄さなんだと思う。
これが「世界一」ということなんだなと思った。
「京都・烏丸「noma Kyoto」へ行く。~後編~」へ。
■「noma Kyoto」
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by meshi-quest
| 2023-05-08 08:00
| 京都