赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。ミシュラン1つ星獲得の 今宵も大将荻野さんの季節感溢れる芸術的なお料理をいただく。 1品目は、新緑の緑が美しいえんどう豆のすり流し。 中には生湯葉、上には根室の塩水ウニ。 2品目は、生のとり貝と、閖上の赤貝、車海老の前菜。 中には春の山菜、セリ、タラの芽、春蘭、菜の花などがたっぷり。 上には生姜の出汁ジュレが掛かっている。 3品目は、大きな蛤を使ったお椀。 蛤と水と、わずかな塩だけでじっくり出汁を取ったものすごく美味しい蛤出汁。 「おぎ乃」さんの名物のお椀は、いつもは削りたての鰹節の一番出汁で作るのだが、 12ヶ月のうち、蛤が美味しい4月だけは蛤出汁になる。この月の予約ができた人はラッキー。 中には大きな蛤の身と胡麻豆腐と、上にはばちこ(ナマコの卵巣)。 4品目のお造りは、まずは桜の葉でしめた鯛から。 合わせる塩も、ピンクの桜塩。 細工包丁をほどこして甘くしたアオリイカは炒り立ての胡麻で。 最後は、宮城塩釜の本鮪。 上には手作りの海苔佃煮と黄身醤油と長芋。 5品目は、旬菜寿司。 旬の京都のたけのこに、春の山菜の蕗(ふき)、わらび、こしあぶら、こごみ、上には煮穴子の組み合わせ。 煮穴子の甘味と旨味と、山菜のほのかな苦みが合わさった、この時期ならではの料理。 6品目は、春巻。 元々は春の食材を巻くことから「春巻」と呼ばれているのだそう。 サクラマス、たけのこ、新じゃが芋、蕗の薹など、春の食材を入れた本物の春巻。 7品目は、炭火焼きの太刀魚の青海苔餡かけ。 上にはのびるを素揚げにしたもの。 8品目は、名物のジオラマのような八寸。 卯月(4月)は夜桜がテーマになっていて、 薄暗くした店内に、大根で作られた美しい雪洞(ぼんぼり)が幻想的に映る。 八寸に添えられた桜を眺めていると、本当にどこか京都のお庭とかで夜桜見物をしているような気分になる。 宮廷の春の舞に使われたた笛やおしどりのつがいの器が並び、まさに食べられる春の芸術品。 八寸の中身は・・・ ・おしどりの器に入った白魚とホワイトアスパラガスの玉〆 ・ほっき貝とこのわた ・富山県のホタルイカと独活(うど)のきんぴら ・鯛の卵の旨煮 ・粟麩の照り焼きと空豆のおかき粉揚げ ・奄美のもずく酢となまこ ・シルクスイートの素揚げ 9品目は、京都長岡京のたけのこの天ぷら。 削り立ての鰹節をたっぷりかけて、紙で持って手でいただく。 この時期、色んなところでたけのこをいただくが、鰹節と合わせる食べ方は初めて。 10品目は、香川のオリーブ牛のひうちの焼きしゃぶ。 上には、この時期だけの高級食材、奈良の花山椒と、牛肉の下には東坡豆腐(とうばどうふ)。 豚の角煮を「東坡肉」というように、東坡豆腐は肉に見立てた精進料理の1つ。 10品目は、〆のご飯。 皮がパリパリで、中はふっくらの相変わらずの絶品鰻。 この時期だけは特別に鰻の上に粉山椒ではなく、花山椒が乗る。 4月の予約枠があるお客さんだけの特典。 もう1つは、高級深海魚・メヌケと大葉の炊き込みご飯。 メヌケの甘くて美味しい脂がご飯に溶け込んでて、めちゃくちゃ美味しい! 11品目は、荻野さん特製の苺大福。 苺は奈良の高級ブランド苺「古都華」(ことか)。 苗木を奈良から持ち出してはいけないという品質をしっかり守られた「古都華」は、 みずみずしさ、香り、味、甘さ、全てにおいて完璧。 そこに、荻野さん特製のフワフワのお餅とえんどう豆の餡の組み合わせ。 12品目は、私が心から愛している荻野さん特製の牛乳アイス。 通常は1スクープなのだが、好きすぎて特別に2スクープもらってるので、大盛りw。 八寸で夜桜のお花見も出来て、美味しい鰻もいただけて、最後の大好きな「古都華」の苺大福と牛乳アイスも大盛りでもらえて、本当に幸せ。 ご馳走様でした!! ■「赤坂 おぎ乃」 いつも応援ありがとうございます。 ついに「メシクエLV34」の本が出ました!! 【Amazon書籍10部門で1位!】 【Amazon書籍5部門でベストセラー!】 ■「お人良し (おひとよし) 〜女性プロデューサーが365日外食するわけ〜」 Kindle版は100円にて購入できます! ■「メシクエLV34」インスタ メシクエには載せていないお店や内緒の話はインスタでやってます!
by meshi-quest
| 2023-04-17 08:08
| 六本木・麻布・赤坂
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