虎ノ門「ELEZO GATE」へ行く。
北海道・十勝の食肉料理人集団「ELEZO」(エレゾ)が営む
ジビエ料理専門店「ELEZO GATE」でディナー。
大人気店がひしめき合う虎ノ門横丁の中にあって、
唯一、大きな暖簾で隔離されてて、中に個室まで持っている、横丁の中の異空間。
なので、横丁の喧騒を逃れて、静かに食事が出来る。
まずは、ジビエ専門店「ELEZO」の「命の1杯」と呼んでいる蝦夷鹿のコンソメスープから。
このコンソメが本当に滋味深く、クリアで、香り良くて美味しくて、行く度にいつも注文している。
7種の「ELEZO」特製シャルキュトリーの盛り合わせ。
十数年前に初めて「ELEZO」さんのシャルキュトリーを食べてから、シャルキュトリーの美味しさに目覚めた。
特にサラミはずっと苦手で食べなかったのだが、生サラミがこんなに美味しいのか!と知ったのは「ELEZO」さんのおかげ。
「ELEZO」のシャルキュトリーは北海道で「ELEZO」所属の猟師さんが捕った食材をベースにしているので、
「獲れたものが全て」のため、季節によっても、タイミングによっても入荷が異なる。
日持ちがするからいつでもあるハムやサラミと違い、それだけ鮮度が高く、美味しいことの証拠。
本日のシャルキュトリーは、
・「ELEZO」放牧豚のテリーヌ
・黒軍鶏のフォアグラとキャベツのテリーヌ
・鹿のモルダデッラ キノコとピスタチオ2種
・1年半育てた放牧豚のハム
・ストラチャテッラ(水牛のチーズ)
・生サラミ「ンズイヤ」
・放牧豚とフェンネルの生サラミ
・北海道野菜のエスカベッシュ
私が大好きな「ELEZO」放牧豚のサルシッチャ(生ソーセージ)。
鹿のコンソメと放牧豚のベーコンとポルチーニのクリーミーなスープに、
濃厚な放牧豚のサルシッチャがとてもよく合う。絶品。
北海道・大津漁港の鮭で作ったスープ・ド・ポワソン。
ジビエ専門の「ELEZO」には珍しい魚料理。
なぜかと言うと、「ELEZO」の本社がある十勝の豊頃町大津では、
今も物々交換の文化が残っていて、ジビエと魚を交換している。
交換した時にだけ手に入った魚を使って、1品2品魚料理を出してくれる。
鮭の香りと濃厚な旨味が染み込んだスープ。
一緒に出てくる自家製のふすま(小麦の外皮)のパンもすごく美味しい。
常連さんだけに出している希少部位、鹿のハツの炭火焼き。
狩猟して、血抜きをし、すぐに空輸して、最短で3日の鹿。
あまりに上品で、綺麗で、柔らかくて、鹿と言われないと何の肉かも、どこの部位かも分からないレベル。
ハツなのに、心臓の血の感じが全くなくて、本当に驚くすごい肉。ものすごく美味しい。
ハツといただくエシャロットとマッシュルームのソースもすごく美味しい。
私が「ELEZO GATE」に行くと必ず頼む、鹿のハンバーグ。
新鮮な鹿の肩甲骨や腕の部分のお肉を使ったジューシーで濃厚なハンバーグで、
普通は1人1本なのだが、あまりに美味しいのでいつも2本焼いてもらっている。
自他共に認めるハンバーグ好きの私の3本の指に入っているハンバーグ。
「ELEZO」特製スパイスカレー。
「ELEZO」で使っている美味しいジビエ肉がたっぷり入っているカレーで、
普段はランチ限定なのだが、特別にディナーでも出してもらった。
複雑なスパイスは効いているが、クセが無く、辛すぎることもなく、ちょうどいい。とても美味しい。
最後は、北海道の美味しい牛乳を使ったミルクプリン。
ミルクプリンの上に、さらにレモングラスで香り付けしたミルクを注ぐ、ミルク好きにはたまらない一品。
最初から最後まで、北海道の大自然で食事をさせてもらっているかのような感動がある料理。
「ELEZO」さん、相変わらず本当に美味しい。
■「ELEZO GATE」
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by meshi-quest
| 2023-03-22 08:08
| 六本木・麻布・赤坂