武蔵溝ノ口「鮨 すがひさ」へ行く。
鮨グルメ界で愛を込めて「変タイ鮨」と呼ばれている、
人気鮨店「鮨 すがひさ」の特別貸切会にお邪魔させてもらった。
特別会なので、のれんも裏向きで。
何が特別なのか？と言うと、
なんと！鮨屋さんでタイ料理が出てくるのだ（笑）。
元タイ料理のシェフでもあった大将にしか作れない、
タイ料理を融合した唯一無二の鮨を月数回だけ特別に常連さんだけに行ってる。
なので、鮨屋さんなのにビールがタイの「SINGHA シンハー」。
鮨屋さんでシンハーが出てきたのは初めてww。
まず1品目は、おつまみ３種から。
ここにもタイ料理のシェフならではの工夫がされてる。
梨はナンプラー漬けに、
クジラはグリーンカレーの醤油漬けに。
そして、こんなにスパイスを使っているのに、
ちゃんと鮨屋さんの繊細なおつまみにあっていて、美味しくて驚く！
2品目は、なんと生春巻（笑）。
でも、ちゃんと中には〆さば、なます、大葉が入ってて、
見た目はタイ料理なのに、ちゃんと鮨屋さんの味になっている！
3品目は、クエの塩麹蒸し。
出てきた瞬間に、あのタイの香り！
上には、珍しいパクチーの若い実が乗っている。
こんなに小さいのに、めちゃくちゃパクチーの香りがするw。
いよいよ、にぎりへ。
鮨グルメ人が遠方からわざわざ集う「変タイ鮨」は
当然おつまみだけに止まらず、にぎりにもタイが溢れている。
タイの昆布締めはワサビではなく、パクチーのジェノベーゼで。
イカはほのかな酸味があるソムタム風味。
これがビックリするくらいにぎりと合ってて、大将ホントすごいよ・・・。
こはだはホーリーバジルで、
イワシはパクチーと白味噌で。
サワラとカツオのづけ。
カツオは生姜の代わりに、唐辛子とローズマリーで。
「タイ」で「海老」と言ったら、トムヤンクン。
ということで、車海老はバイマックルーなどトムヤンクンの香り。
イクラはナンプラーで、大トロもタイスパイスの香り。
不思議と納豆のような発酵した香りがするが、これがまた意外と悪くない。
ウニきたーーー！
・・・と思ったら、なんとコレ、ウニではなく
まさかのイエローカレー軍艦。
これぞ「変タイ鮨」のウニ。
騙されたwww
穴子はシナモンの香り、
名物のおいなりさんは、ピリ辛のパクチーたっぷりエスニックご飯。
〆は、なんとトムヤンクンつけ麺。
麺がすごく美味しいのだが、
これは煮干しラーメンで有名な「ラーメン凪」との全粒粉コラボ麺。
このつけ汁がココナッツミルクたっぷりで、
スパイシーだけど、クリーミーですごく美味しい！！
鮨屋さんでつけ麺、さらにトムヤンクンつけ汁が出てくるのは、
日本広しと言えど、「鮨 すがひさ」さんだけだろうなあw。
初めて「変タイ鮨」の話を聞いた時、
正直、鮨屋さんでタイ料理が出てくるというだけのものかと思ったが、
こんなにちゃんと鮨になってて、しかも美味しくて、参りましたw。
すごい鮨屋さんだなあ。
大将もとっても親切で面白くていい方だった。
スパイスの香りがお店についてしまうので、
月数回だけまとめて行う特別会でしかやっていないそうだが、
個人的にはずっと常にこの変タイ鮨をやって欲しい感じ。
本当に独創的で、唯一無二。
タイ料理と鮨を極めた大将にしか作れない、
ゲームで言えば魔法剣士のような上級ジョブにしかできない技w。
■「鮨 すがひさ」
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by meshi-quest
| 2020-11-02 08:08
