赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。










片岡鶴太郎さんの三男で、


「京都嵐山吉兆」や「銀座小十」といった


有名日本料理店で修行された荻野聡士さんが独立をされ、


3月10日にオープンをした日本料理店


「赤坂おぎ乃」にお邪魔してきた。


入口に開店のお祝いのお花が並べきれないほどいっぱい!


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_1541697.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_15414743.jpg













美しい白木のカウンターは7席のみ。


夜の前半と後半の2部制で料理は一斉スタート。


3月のテーマは雛祭り


箸置きを花瓶に見立てて、そっと桜が差してあり、素敵。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_1550429.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_15505113.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_1551372.jpg












振る舞い酒の白酒


桃の節句に白酒を飲む風習があるのは、


その昔、大蛇を宿してしまった女性が3月3日に白酒を飲んで流産できた、


という言い伝えがあるからだそうで、


厄払いの意味でこの時期の白酒の飲むのだそう。


器にもこだわっている大将が選んだスズメの徳利も、ものすごくかわいい。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_1556090.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_1556950.jpg













まず1品目は、このこ(ナマコの卵巣)と木の芽の温かい茶碗蒸し。


色鮮やかな緑色と、木の芽のいい香りが広がる。


茶碗蒸しの出汁も優しくて、美味しい。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_15585611.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_1559881.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_15591760.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_15592696.jpg













2品目は、10種の春の山菜と、


ほっき貝平貝のお浸し。


貝の旨味と出汁の旨味に、山菜の苦味が相性良く、春を感じる一品。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_1624558.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_1631632.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_164040.jpg












3品目は、車海老の真薯とよもぎ麩のお椀。


お椀を開けて、内側に出てくる鶴の絵は、もちろん鶴太郎さんをイメージしたもの。


お出汁もめちゃくちゃ美味しかったのだが、海老の真薯がさらに絶品だった!


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_1675180.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_168273.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_1681425.jpg












4品目は、大きな、大きな鹿児島県産伊勢海老登場!!


雛祭りをイメージしたお造りは、


店内の照明を少し落として、ぼんぼりの明かりでいただく。


先ほどさばいた活き伊勢海老をはじめ、


桜の葉で〆た、桜の香りがする


とらふぐのたたき、雲丹と本鮪など豪華で、美しい一品。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16151230.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16152690.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_1616890.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_161659100.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16175271.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16182266.jpg












お造りもものすごく新鮮で美味しかったのだが、


この雛祭りのお造りのぼんぼり、実は周りは大根で作られてる。


こんな綺麗な大根、そして、こんな使い方をする大根を初めて見た。


大根の繊維が和紙のようなきめ細やかさで、ぼんぼりを眺めながら、


改めて日本人で良かったな、日本料理は素晴らしいと思った。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16211019.jpg












5品目は、白甘鯛「シラカワ」を使った鱗焼き。


鱗を立てて、上手に揚がっていて、皮がパリパリで美味しい。


根付きアサツキと共に。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16264121.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16265330.jpg













6品目は、大きくて、傷1つないツルンとした美しい名残りの白子


自家製のからすみとホワイトアスパラガスと一緒に。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_1628487.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16292361.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16294099.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16295168.jpg












7品目は、宮崎県の超有名ブランド牛「尾崎牛」を味噌幽庵焼きに。


京都のと揚げた蕗の薹と共に。


尾崎牛も柔らかいし、味噌幽庵もいいお味だったなあ。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16352051.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16353316.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_1635444.jpg












8品目は、ご飯前の箸休めと口直し。


ハマグリだけで出汁を取ったハマグリのスープ。


中には黄ニラとうるいが入っている。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16371820.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_1637293.jpg













9品目は、2種の炊き込み土鍋ご飯


土鍋は、有名な土鍋作家の雲井窯九代目当主・中川一辺陶さんのもの。


1つ目は、5種の貝を使った貝づくしのご飯。


ほっき貝、ハマグリ、小柱、あさり、とり貝の5つの旨味が凝縮されてて、いいお味!


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_1646194.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16461598.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16462943.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16464398.jpg













2つ目は、春が旬のホタルイカと、


グリーンピースの色鮮やかな炊き込みご飯。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16484622.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16485673.jpg













10品目のデザートは、桜のあんみつ


桜のアイスクリームに、寒天、優しい甘さのあんこ、求肥など。


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_165154.jpg


赤坂「赤坂 おぎ乃」へ行く。_f0232060_16512496.jpg









お料理、特に出汁が美味しいのも素晴らしいが、


さらに、季節を感じる食材選びや料理のプレゼンテーション、


そして、1つ1つの料理への想いを語ってくれる大将が素晴らしい。


大将の目の届く範囲できちんとお客様に向かい合いながら、


1つ1つ丁寧に食材や料理の説明をしていただきながらいただく


すごく和やかで、温かい雰囲気のお店。


全体的な満足度も高く、赤坂にまた1つ素晴らしい日本料理店が誕生した。








◼︎「赤坂 おぎ乃」
https://www.facebook.com/akasak.ogino/











プロフィール
ゲームプロデューサー
成沢 理恵
「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」シリーズで知られる㈱スクウェア・エニックスを経て、 現在、ちゅらっぷす株式会社取締役、兼、ゲームプロデューサー。

ヒマさえあれば、国内、海外を食べ歩き、遊び歩く、生粋の遊び人。

その経験は、ゲームづくりにも活かされている、はず……。
以前の記事
カテゴリ
お知らせなど
検索
タグ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
最新の記事
銀座「LABO KITCHE..
at 2024-12-12 08:07
京都・河原町「食堂おがわ」へ..
at 2024-12-11 08:07
恵比寿「鮨心白」へ行く。
at 2024-12-10 08:07
西荻窪「百舌」へ行く。
at 2024-12-09 08:07
京都・二条城前「珈ノ介コーヒ..
at 2024-12-08 08:06
京都・丸太町「ヌフクレープリ..
at 2024-12-07 08:07
花修行~クリスマスリース2024
at 2024-12-07 08:06
三軒茶屋「焼鳥日和」へ行く。
at 2024-12-06 08:07
南阿佐ヶ谷「呑輝」へ行く。
at 2024-12-05 08:07
銀座「銀座大石」へ行く。
at 2024-12-04 08:07