代々木上原「Celaravird セララバアド」へ行く。
春夏秋冬で必ずお邪魔している大好きなフレンチファンタジスタ、
「Celaravird セララバアド」で冬のコース。
メニューから「セララバアド」ワールド全開!
切り抜きの絵本のような、グリーティングカードのような感じになってて、かわいい。
まず1品目は「樹氷コットン」というアミューズから。
枝に見立てたグリッシーニにラルドを巻きつけ、
綿に見立てた綿菓子の中にはキャラメリゼされたナッツが入ってる。
上品な甘口白ワインのような貴醸酒のペアリングと共に。
2品目のアミューズは「毛玉」。
細かい毛玉のようなジャガイモのフライに真っ赤なビーツの粉。
中には西洋ワサビのクリームが入っている。
3品目は、まさに見た目そのまんまの「林檎」。
でも食べられるのは周りではなく、中の芯の部分。
マンチェゴチーズと林檎を凍らせたアイスのような一品。
ペアリングは、林檎とジャスミンとクローブのジュース。
甘さが控えめで、香り良くて、大人の林檎ジュースみたい。すごく美味しい!
4品目はボタン海老と紅くるり大根の一皿。
ボタン海老の頭が逆さに突き刺さってて(笑)、なんとも大胆な盛り付け!
ボタン海老は濃厚なサバイヨンソースで焼き上がってて、頭の味噌まで食べられる。
綺麗な赤が美しい紅くるり大根はラビオリに。
5品目は、冬の「セララバアド」の名物、「折り鶴」。
根セロリで作った食べられる折り鶴と。
岩手ほろほろ鳥の白レバーと、
上からかけたマッシュルームマッシュルームソースで、キノコに見立てた料理。
国産小麦と自家製酵母を組み合わせた絶品焼き立てパン。
外はカリッと、中はふっくらで、めちゃくちゃ美味しい!
鉄鍋に入って、熱々で出してくれる。
6品目は、これも冬の「セララバアド」の定番、「冬の大地」。
白ニンジンとブラックオリーブと発酵バターで、冬の大地を再現し、
その上に、冬の根菜たちのソテーを植えている。
白ニンジンの甘みある「土」が美味しいw。
7品目は蟹とホワイトアスパラガスのカルドッソ。
カルドッソは、スペインのスープ多めのリゾットのような料理。
濃厚な蟹出汁のスープがすごく美味しくて、何杯でも食べれそうなスープリゾット。
8品目は、フワフワに揚がった白子のフリッタ。
周りにはユリ根のエスプーマと黒トリュフ。
9品目は、鰤の瞬間燻製の料理。
密閉容器にスモークを注入して蓋をし、一気に瞬間燻製をする。
鰤、脂乗ってて、すごく美味しかったな。
付け合せには金柑と蕪。
10品目のメインディッシュは、紀州鴨のロースト。
とても柔らかく、全く臭みがない!
緑のソースは、春菊のソース。
11品目は、チョコのエアスフレ。
今まで食べたことのない食感!!
最初こんなモリモリで食べれるかな・・・と思ったら、
本当にエアで、空気のように軽くて、口の中で触れた瞬間に消える感じ。
これは、なんと表現していいのか・・・、すごいデザートw。
12品目は、冬の雪山に見立てたモンブラン。
ホワイトチョコの雪山の中に和栗のムース。
イチゴの上にも飴細工の樹氷が乗っている。
13品目は、2つのスノードームが入った小菓子の盛り合わせ。
まずは冬の窓ガラスをイメージした曇ったガラス。
ちゃんとバラの香りづけがされてて、手でガラスを拭くと、いい香りがする。
中には冬の定番のエルダーフラワージュースの球体で作ったスノードームと、
今年の冬から初めて登場した飴細工で作ったスノードーム。
めちゃくちゃよく出来てる!!
手紙のスタンプに見立てたラズベリーチョコやほうじ茶のマカロンなど。
食後の飲み物は、
京都の玉露(ごこう)と鹿児島の煎茶(あさつゆ)の組み合わせ。
「セララバアド」は私にとって食べられる美術館に来ている感じでもあり、
理科の実験室に紛れ込んだ感じでもありw、
はたまた大胆な料理のプレゼンテーションはサーカスを見てる感じでもあり、
本当に食の総合エンターテイメントな素晴らしいレストランだ。
■「Celaravird セララバアド」
http://www.celaravird.com/
by meshi-quest
| 2020-02-13 08:08
| 小田急線その他