調布「maruta マルタ」へ行く。
調布にある薪火料理「maruta マルタ」でディナー。
中央線・武蔵境駅、三鷹駅からも
バスかタクシーでしか行けないような場所で
ひっそりと佇む一軒家レストラン。
店内は「マルタ」の名前の通り、暖炉の薪の香りがし、
広々とした客席に、ステージのような大きなオープンキッチンが印象的で、
まるで郊外の旅先のレストランにお邪魔しているかのような優雅さ。
料理はジビエがメインの1コースのみで、
ゲストがテーブルに揃った時点で一斉スタートとなる。
1品目はアミューズから。
アミューズはフィンガーフードになってて、
前のオープンキッチンに全員が取りに行くようなスタイル。
天草納豆や山芋を詰めた春巻、
青梅ファームのにんじんとヨーグルトのタルト、
自家製ザワークラウトを乗せた豆のサブレ、オリーブのフリット、
キャラメリゼしたピーカンナッツ、レンコン餅とちりめんじゃこの6種。
自分でお皿に乗せてテーブルに持ち帰る。
2品目は、自家製のブラッタータチーズ(4人分)。
生のフレッシュな牛乳を食べてるようなサッパリとした味わい。
3品目は富士山の麓で捕れたニジマス。
8人分なので、実物はかなり大きく、巨大なピザのよう!
上にはバタークリームと卵黄。
4品目は、バターナッツのロースト。
甘いバターナッツを暖炉の薪でローストし、
パリパリのクリスピー生地にペーストのように塗って食べる。
5品目は、アオリイカ。
下には酒盗と合わせた黒米のリゾット。
薪で焼いた自家製ザワークラウトと黒ビールのパン。
ザワークラウト(キャベツ)が入ってる珍しいパン。
キャベツの感じはほとんどなく、香ばしく、美味しいパンだった。
自家製の発酵バターをたっぷりと合わせて。
6品目は包(パオ)。
中には広島県庄原町のイノシシの角煮と台湾黒胡椒など。
イノシシが少しパサついていて、パオとの相性があまり良くなく、残念。
7品目は、薪で焼いたアンコウ。
アンコウの出汁とカリフラワーを使ったクリーミーなソースで。美味しい!
8品目は薪で焼き上げた牡鹿半島の鹿肉(4人分)。
柔らかくて、臭みもなく、とても美味しい鹿肉だった。
付け合わせは青梅ファームの大量なケール。ものすごい量w。
9品目は鳥とトマトの出汁の米粉素麺。
アクセントでパクチーや島唐辛子などをお好みで。
10品目のデザートは日本酒でコンポートしたラ・フランス。
付け合わせにナツメの燻製アイスとトンカ豆のクランブル。
最後の小菓子は生キャラメル。
交通の便や立地はあまり良くないが、
その分、非日常を味わえる雰囲気がとても良いレストラン。
料理は、正直、とても美味しかったもの半分と普通な感じが半分。
雰囲気がとても素晴らしいだけに、薪料理の醍醐味というか、
もっとここならではの料理があると嬉しかったな。
■「maruta マルタ」
https://www.maruta.green/