恵比寿「ハレガストロノミア」へ行く。
イタリア料理と日本料理を融合させたガストロノミー、
「HaRe Gastronomia ハレガストロノミア」でディナー。
恵比寿駅近くのマンションの1室にあり、
表には目立つ看板はなく、中に入る時もお店からオートロックを解錠してもらう。
入ると、すぐに目に付くのが、お店の真ん中に飾られた大きな木。
天井が高いので、すごく開放感があって、気分がいい。
店内も紺を基調にシックに上品にまとまってて、カッコイイ。
5月にお邪魔している皐月のコースなので、
1品目は、季節の柏餅をイメージした前菜から。
柏餅に見立てたものは、蓬とじゃが芋とリコッタのトルティーノ。
中には茶葉で燻した桜鱒と、上にも桜鱒の卵。
めちゃくちゃ美味しい上、すごくかわいらしい一品で、最初からワクワクする。
ご招待くださった方が私の大好きな白ワインをお店に伝えててくださって、
なんとトラぺさんのサイン入りのボトルを開けてくださり、歓迎。
ドメーヌ・トラぺのワインはよく飲ませてもらっているが、サイン入りは初めて!
2品目は、仔牛とインゲン豆を使ったスープ。
中にはアニョロッティ(ラビオリ)が入っていて、
スープは日本料理を彷彿とさせる優しい出汁。
料理の合間に、好きなお箸を選びながら、
「勝負酒」で菖蒲酒を出してくれた。いい香り。
こんなサービスをしてくれるのも、
イタリアンと日本料理の融合「HaRe」さんならでは。
3品目にすごいのキターーーーー!!!!
まさにイタリア料理と日本料理を融合させた唯一無二の八寸。
季節の表現は、本当に日本料理は優れてるなあ!
日本の八寸をベースにしつつも、料理の内容は、
姫栄螺の蕗の薹バター焼き、稚鮎のカダイフ揚げ、
パルミジャーノ・レッジャーノのクレーム・ブリュレ、
柑橘で締めた鯵の笹寿司など、
イタリアンの良いところ、日本の良いところが見事に融合されていた。
ソムリエさんオススメの美味しい白ワインをいただきながら、素敵な八寸を食す。
4品目の向付は、海の幸のサラダ仕立て。
イシダイ、サワラ、メジマグロなどを柑橘のエスプーマと共に。
お凌ぎは、トマトとローズマリーのチャバッタ。
日本酒も充実していて、銘酒田中六五を飲み比べ。
酒器も素敵なものがいっぱい。
5品目は、会津産の桜肉(馬肉)のタルタル。
ホワイトアスパラガスのフリットとサマートリュフの組み合わせ。
6品目は、子羊のコトレッタとしば漬けのクスクス。
この子羊も、ものすごく柔らかくて、美味しかったー!
7品目は、新わかめと雲丹のスフォルマート。
上から旨味たっぷりの伊勢海老とグリンピースの餡がかかっている。
8品目は、丹波黒鶏と和牛としじみの炊き込み御飯。
和風な感じなのに、どこか西洋っぽさもある不思議で美味しいご飯。
9品目のデザートは、甘酒と酒粕のフロマージュブラン。
甘さ控えめで、ほんのりお酒の味もして、大人なデザート。
ソムリエさんがお茶好きな私のために、
一晩かけて丁寧に水出しをしてくれた玉露もすごく美味しかった。
10品目は、梅酒のズッパ・イン・グレーゼ。
サヴァランのような洋酒に浸したケーキで、これもとても美味しい!
ヘーゼルナッツのセミフレッドと抹茶のソルべも美味しく出来ていた。
最後に今日自分で選んで使っていた、
「HaRe」の名入り箸をもらえるのも嬉しい。
以前は「ikura イクラ」という名前のイタリアンで、
その時も非常に美味しかったが、リニューアルオープンして、
雰囲気も、サービスも、内容もさらにパワーアップした印象。
デートはもちろん、大切な接待や会食にも使える素敵なレストランだった。
毎月お邪魔して、季節ごとの料理の変化を楽しみたいお店。
またぜひお邪魔させていただこうと思う。
◼︎「HaRe Gastronomia ハレガストロノミア」
https://hare-tokyo.jp/
by meshi-quest
| 2019-06-03 08:08
| 恵比寿・広尾・白金