銀座・帝国ホテル「レ セゾン」へ行く。
旬のホワイトアスパラガスをいただきに、
銀座帝国ホテル内のフレンチの名店「レ セゾン」へ。
4月から5月にかけてのこの時期はフランス直輸入の
巨大な甘くて美味しいホワイトアスパラガスが食べられる。
「レ セゾン」入店にはドレスコードがあるが、
店内は意外とアットホームで、スタッフも気さくなので、居心地がいい。
ゲヴェルツトラミネールで乾杯。
1つ目のアミューズは、ゴボウとラディッシュ。
ソースはポワロー葱を使ったクリームソース。
2つ目のアミューズは、生のホタテと新玉ねぎのエスプーマ。
上には、パールオニオン、オリーブオイルの玉、
ほうじ茶と醤油のパウダーがかかっている。
本日は、スタッフにおすすめを聞きつつ、アラカルトで注文。
まずは、1品目の前菜は今回楽しみにしていた
フランス直輸入の巨大なホワイトアスパラガス!!!
昔の「レ セゾン」のホワイトアスパラガスの料理は
卵とバターの濃厚なムースリーヌをかけるシンプルで王道料理だったが、
今回はまるで別人が作られたかのように、色鮮やかで、
めちゃくちゃかわいらしいアスパラ料理が出てきて驚いた。
味は、クラッシックな美味しい王道フレンチなのだが、
そこに日本の食材の柚子などを使い、日本人が好む味付けになっている。
緑のソースはレタス、赤いものはパンチェッタのチップ。
2品目は、サザエの薄切りのソテー。
上から菜の花のスープを注ぎ、上には日向夏の泡が乗っている。
見た目は春らしく華やかな雰囲気、
味はサザエの旨味がしっかり出てて、見た目以上に食べ応えある一品。
4品目は、本日のおすすめの魚料理で、
駿河湾産赤座海老のシンプルロースト。
ソースは海老のクリームソース、風味良い天然茸のソテーと共に。
この赤座海老が甘味があって、プリプリで、
火入れが上手で程よく中がレアになっていて、絶品だった!!
パンは魚料理用に追加され、四万十川の青海苔を練り込んだパン。
4品目は、天然茸のクルートで覆ったフランス産シャラン鴨胸肉。
付け合わせは、鴨の腿肉のパテと春野菜を入れたブイヨン。
メインに同じ食材を使ながらも、
全く違った調理法の2種の料理を出してくれるのは「レ セゾン」流。
5品目のアバンデセールは、
マンゴー、ココナッツ、パッションフルーツの
口直しにピッタリな爽やかなデザート。
6品目のメインデザートは、
ブラッドオレンジ風味のルバーブのコンポート。
グリオットチェリーのソルベとクリームと一緒にいただく、
甘味と酸味のバランスがいい食べやすいデザート。
食後の小菓子と、チョコレートは好きなものを好きなだけ。
以前「レ セゾン」に来た時には、
かなりクラッシックな王道フレンチで、
今回は前の料理とあまりに違うので、
メインシェフが変わったのかと思ったら、以前と同じフランス人の方で、
京都などに頻繁に行かれて、日本の文化や食材に触れたことで、
料理も日本に合わせてガラッと変わったのだそう。
前はこんな色鮮やかでかわいらしいフレンチではなく、
どちらかと言うと、カッコいい感じの風格のあるフレンチだった。
日本の食材もあまり使っていなかったので、ガラッと変わって驚いた。
もちろん王道も良かったけど、個人的には今の方が好きかな!
■「Les Saisons レ セゾン」
http://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/restaurant/5