富士河口湖町「星のや富士」へ行く。秋の後編
山の夜は早い。
まだ時間的には夕方なのに、一気に外が暗くなる。
「星のや富士」にはいくつものアクティビティーがあって、
無料のものもあれば、有料のものもあり、
ゲストが好きなものを申し込んで体験することが出来る。
私は事前に、夕方からの「燻製づくり」(有料)という
アクティビティを申し込んでいたので、山を登って燻製会場にやってきた。
山の中腹のオープンエアの場所にテーブルがあり、
その横に本格的な燻製機が置かれている。
まずは、本日燻製をする食材の紹介。
富士周辺で獲れるヒメマスや鹿のソーセージから
定番のナッツ、チーズ、ドライフルーツ、岩塩など。
次に、燻製に使うチップを選ぶ。
選んだチップによって、薫香が変わってくる。
用意されていたのは、りんご、フジバカマ、
そして面白いのがサントリーウィスキー白州の樽を使ったハクシュウ。
このハクシュウのチップが
ウィスキーのいい香りがして、個人的に好み。
結局、ハクシュウとフジバカマの2種を使って燻製することに。
ナッツやチーズなどの小さくて、比較的すぐ燻製できるものは
テーブルの上の燻製機で燻製を行う。
しばらくすると、チップから煙が出てきて、
蓋をして、食材に薫香を付ける。
この間、ウィスキーやワインを飲みながら、いい香りに浸る。
さすがグランピングなだけあって、
ちゃんと「星のや富士」のスタッフさんが燻製の世話をしてくれるので、
全く失敗もせずに、いい感じで出来上がってくる。
トロトロの燻製チーズと燻製ヒメマスは特に美味しかったな。
鹿のソーセージは、
燻製機の中に入れ、藁で燻す。
ソーセージもいい香りの燻製になった。
残ったものを部屋で食べられるように、
キャンプ用のお弁当箱に詰めてくれたりする。
グランピングなお持ち帰り。
燻製会場からさらに上に上がったところに、
ウッドテラスという共有スペースがある。
そこでは、山梨産のスパークリングワインが自由に飲めたり、
焚火を使って、マシュマロを焼いたり、
キャンプっぽいことが色々とグラマラスに楽しめるw
これらは全部飲み放題、食べ放題で無料。
ふと見ると、寝袋とリクライニングチェアがあるじゃないか。
秋の山は相当寒いが、寝袋に潜り込んでみると、めっちゃ暖かい。
気が付いたら、気持ち良くて、また1時間寝袋で寝てしまった・・・。
ああ、相当疲れてたんだな、私(苦笑)。
グランピングに来て良かった!!
2回も昼寝をし、いよいよ本格的に腹が減ってきたので、
メインアクティビティーの
ダッチオーブンディナーへ行ってみる!
(③につづく)
■「星のや富士」
https://hoshinoya.com/fuji/