牛込柳町「つず久」へ行く。
大衆居酒屋に非常に詳しい方にご招待いただき、
大衆居酒屋界では非常に有名だという「つず久(つずく)」へ。
数席だけのカウンターと、
2人座るともう一杯くらいの畳敷きの小さな小上がりは、
常連さんと、大衆居酒屋ファンの予約ですでに満席。
ちなみに、このテーブル、不思議な形をしてるなと思ったら、
なんと大きな火鉢を使っているのだそう。
周りの常連さんに合わせ、TPO重視で、まずは熱燗。
この雰囲気に普通の徳利と猪口はないだろうと思ってたが、
そこは、さすが!すごくいい感じの熱燗セットがやってきたw。
魚料理をメインにしていて、刺身の盛り合わせはもちろんのこと、
イクラと青海苔が入った大きな玉子焼きもめちゃくちゃ美味しかった。
メニューがどれも面白く、ツッコミどころ満載でw、
それがいい感じの大衆酒場内のコミュニケーションツールにもなってるのだが、
高倉健さん600円って(笑)。
で、女将さんに「高倉健さんって、何ですか?」と聞くと、
笑顔で「あれよ!黄色い・・・あれ!!美味しいわよ!」と言われ、
おそらく高倉健さんの代表作黄色いハンカチを指してて、
黄色い何かが来るんだろう・・・とは思ったが、
まさかの黄色いカリフラワー(笑)。
この茹でた黄色いハンカ・・・じゃなくてカリフラワーが、
すごく甘味があって、塩茹での塩加減も絶妙で、とても美味しかった。
「高倉健さん」というメニューじゃなくても頼んでいたレベル。
〆は、この「つず久」のスペシャリテとも言える、
元祖わざび飯をいただく。
このわさび飯は「つず久」が最初で、
これが食べたくて遠方からもお客様が多数やってくる。
釜炊きをした、炊き立てのホカホカご飯の上に、
北海道直送のえぞワサビを乗せて、
さらに醤油と海苔をかけていただくシンプルなご飯なのだが、
このえぞワサビの量は女将さんに主導権があり、
とんでもない量のワサビがやってきて、とんでもない量乗せられるw。
白いご飯にえぞワサビが白く擬態をしてて分かりにくいが、
上の方の米じゃない形状の白いものはすべてワサビだ。
こんなにガッツリ乗ってて、辛くないわけがなく、
あちらこちらの席で悲鳴が出て、
楽しい大衆酒場で全員が号泣をしている異様な光景w。
ただ、超絶めちゃくちゃ辛いのだが、えぞワサビが香り良く、
炊き立てご飯にすごく相性がいいので、美味しいのは美味しい。
残念ながら、ワサビマスターは女将さんなので、
ワサビの量は調整できずw、あとは根性と、
かけ放題の大量の海苔と味噌汁で乗り切るしかない。
大衆居酒屋、めちゃくちゃ楽しかったな。
いいメシクエストだった。
■「つず久」
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13011427/